気ままな旅


自分好みの歩みと共に・・

古い日記から想い出を探そう   7

2015-12-14 23:40:45 | 日記

  マフラーを首に巻き毛糸のジャンバーを着て駅までクリスマスカードを買いに「往ってきます」と声を掛けて玄関をでた。

 「やはり・・・」風で吹き溜まりなる駐車場の隅は落ち葉だらけ・・。新兵器は設置するのに時間がかかる。つい先日、竹箒のLを買ってきてある。出番到来とばかり、掃き寄せておこうと思った。だが、手が竿でなく束ねた箒の位置にくる。 竹箒が大きすぎるのか、それとも私の背が縮んだのか、いずれにせよ重くて掃くには労力がいる。疲れる。掃き終えた心地は素晴らしい。一気に落ち葉は掃き清められる。

 そして、疲れないうちにと駅に向かって歩き始めた。歩くとは、珍しいことだ。   

 夕刻のこと、妻が掃き残しを掃いている音がした。「ごめん。重いのを買ってきてしまって・・」と詫びた。 聴こえなかったのか「この竹箒、よく掃けて良かったわね」と宣まった。口惜しく返事は飲み込んだ。   一行日記を開いた。

 09/(1997)/06/19  結城郵便局「・・・の帰路、結城紬の町に寄る。静かな町だ。ここにも桐の下駄があった。もう、二度と立ち寄ることはないだろう」と記してあった。

 いまだに立ち寄ったことはない。 米国にいる娘婿に夏に着る甚平と桐の下駄を手土産にしたら大いに喜んで呉れたことを思いだした。こんどは、孫息子に買ってやるか。遠い忘却の隅に押し込んでしまった話。

 10/04/13  足利伊勢郵便局 「在任最後の社員旅行。平家の落人の里「四万温泉」の素晴らしき露天風呂と渓流。帰路、足利学校近くのPOにて。サヨウナラ!」と記してある。

  帰路、バスを足利学校に寄せる。想い出の菓子「古印最中」をget。この地でしか手にはいらない。時折、取り寄せる。昔の古い印鑑を模して。3種類の大きさの最中です。甘味が薄いのが私に合っている。 何年も口にしていない。取り寄せるか・・

 10/05/01  箱根町郵便局 「芦ノ湖畔の関所跡の古いPO。赤い丸いポストがあった。箱根神社に寄り散策。新緑が素晴らしい!」と記してある。

この時期が来ると、この場所で親子4人がセルフタイマーで撮った写真を想い出す。忘れられないワンカットである。車は白いボデイのフルサイズのデボネアであった。懐かしい限りだ。息子が熱湯による火傷し、氷で冷やし続け・・無事に・・。医師の称賛を・・。いろんなことがあった。大事にしている写真の一枚です。

 思い起こしてくると、楽しいが、やはり疲れがでる。             字が読みずらくなってきた。 この7編で、ひと休みがしたい。  

終わり