気ままな旅


自分好みの歩みと共に・・

牛乳配達にも小さな温もりが・・・

2018-01-30 18:08:18 | エッセイ

 関東地方はまた雪になりそうです。

この話は、大雪が積雪した未明のことでした。

 妻は明日の朝の事が気になり、積雪の具合を視に何回か駐車場に脚を運んでいた。 仕事場が休園にでもなれば有難いが・・。 早朝のアイスバンが気になりタクシー利用を勧めた。 妻はその気になっていた。 玄関階段下までの積雪が気になり、ちりとりで歩く分だけ雪をどかした。その時、明日は牛乳配達日であるのに気づき、階段上にある牛乳箱を階段下の中央に移動して上がらなくて良いようにしておいた。 

 配達のバイトのお兄ちゃんは箱に牛乳を入れて箱ごと階段を上がり、更に奥の玄関の軒下まで運んでくれていた。当然、雪は箱に積もらないし、寒い朝の牛乳取り担当の私が楽をさせてもらってしまった。好意に報いると言う人間が本来持ち合わせている純粋さ、優しさを垣間見せられた気がした。 

 権威を嵩に来て振り回している者がいる世の中において人間本来の優しさを持ち合わせいる者がいる。 痛みを知っているからこそ、人に優しくなれる。日常的なことを些細な生活の中で教えられるものですね。たまには、大雪も一石を投じる意味でいいかも知れませんね。

  「頭剃るより心を剃れ」

心を知ってほしいものです。

終わり 


雪を掻く人の温もりを知る

2018-01-28 16:34:23 | エッセイ

 横浜にも大雪が積もった朝のことです。 他愛もないことと言えば他愛もない日常の話です。

 妻が道路に積もった雪を掻いているところに、娘と同じ歳恰好の旧知のおかあさんが声を掛けて来て30分時間あるので雪を掻きをしましょうと言い出した。お断りをしているところに、雪の積もった玄関階段を恐る恐る降りてきた私の姿をみて、病院に行く私をバス停まで介添えすると言いだした。よく知っていたこともありバスに乗られるのだと勝手に思い込み、お言葉に甘えた。アイスバンになっているところでは腕を組み、だが、私を送るだけだった。 一方、妻は車が駐車場からでるスペースだけ雪掻きをすませ仕事に向かった。 

 翌日の朝のことです。 妻が「道路まで雪を掻きましたか・・」と問いてきた。この身体ではできるわけがない。「何故?」と、問だだした。妻は「やっぱり・・・」とひとり頷いていた。老夫婦ふたりでの雪掻きは無理と判断。恐らく夜間に自宅と言っても200mは離れている。 スコップ持参で駐車場前の雪を除雪したのでしよう。 我が家の前だけが雪が大きくない。 北側に面した雪は数週間解けるのに時間がが掛かるのを気にして・・。 

 因みに、このお母さんは20数年も前にふたりの女の子を幼い2歳から我が家に英語を習わせに来させていたお子さんのお母さんで妻も私も娘のように熟知していた。 ご自分のご両親と同じ年代で雪掻きはさせられないと言う気持ちが強く、この行動をとらせたのでしよう。

 妻の早速に電話でお礼をいっている声がしていた。 こんな暖かい人の温もりを感じた話でした。ありがとうございました。

終わり


寺の掲示板に、こんな文言が・・

2018-01-27 20:44:30 | エッセイ

 今日は朝から忙しかった。                           妻は仕事で会議に、私はいつもの病院へと同じ日に重なったのである。タクシーを呼び駅と東名高速バス停と1台で時間的に旨くさばけた。 

 時間通りに診察が済み、病院からの帰りのバスも優待老人バスで無料である。 車窓から観える風景は雑然としたものだ。 道路が混雑をしてバスはノロノロ運転になってきた。帰りのことでもあり急ぐわけでもなく、昼飯のことを考えていた。 そんなことを考えながら外をぼんやりと眺めていると、丁度、比較的大きなお寺の前をバスは徐行した。寺の掲示板の前で偶然一時止まった。 目に飛び込んできた文言に    

「あったこともない  兄弟の  墓をふく」の文言が読めた。 

そんなことを考えて「ふいた」ことがない。何か納得させられた気持ちになった。   そう言えば「寺の掲示板の文言」は好きでよく呼んでいた。 中でも好きなのは芝の増上寺で出会った文言が好きだ。

「ひとりの  賢き母は  10人の  教師にも勝る」

掲示板が芝の信号機の処にあり、たまたま先頭で停車し眼に入って来た幸運に恵まれたのであった。昭和40年代前半頃だったと思う。

もうひとつは築地の東本願寺にこうありました。

「赤子は  みな 裸で 生まれたに」 

でした。

誰が詠んだのか、知りません。意外と出会いが少ないのか、自分に気に入ったのがなく記憶に残らないのかも知りませんですね。

ひとりで夕食を終え、ブログに投稿し早くに床に就くことにしよう。 

終える  

 

 


ready to eat 「FREEZE DRIED ICE CREAM」って大丈夫・・宇宙船に乗せたアイス

2018-01-23 00:17:44 | エッセイ

  数日前、現役時代の友人と新年の食事会が横浜の中華街であった。       これも友人が同行をしてくれた好意により仲間に会えた。 感謝。

 その心地よい疲れが残り、ひとり自室でテレビを見るともなく聴いていた。大雪到来の天気予報が耳に入って来た。時計を視た。午後の4時だ。直ぐに眼の前の受話器を取りガソリンスタンドに電話を入れた。 タイヤーの交換、ガスの満タン、バッテリーの交換を頼んだ。 疲れてるこのボロ頭脳もまだ使えるわいとひとりほくそ笑んだ。

 朝から雪景色だ。疲れた身体を休ませたい。朝早くから医院の待合室で降雪前の受診にきていた。妻の向かいで帰宅する。 玄関先の階段に雪が一面に白く覆っている。 ポストを覗くと友人宛に送ったはがきが10円不足と戻ってきている。 52円でなく62円とは知らなかった。急ぎの連絡が取れない。困った。 

 自室に戻り、書き直そうと机の引き出しを開けた。 捨てるに捨てれず此処に或る物がまたある。 宇宙に持って行った「ice cream」である。 誰かが「食べたら、どんな味がするか・・・」と言われたが旨くないに決まってるし、勿体ないきもするしと言う訳で30年もこの引き出しの中に置かれていたものだ。

これは30年も昔に娘の成人式の祝いをふたりしてワシントンDCで祝いをした折にスミソニアン宇宙博物館で購入したものだ。

大雪のニュース予報が発端に遠い想い出の連鎖がまたもや反応した。

雪の白さ・・・・捨てられずにある宇宙船のice・・・・30年も引き出しの中にあったものだ・・・・買ったのは娘の成人の祝いに行ったワシントンDCの宇宙博物館・・・・俺も何時しか戌年を迎える爺様になったものよ

と想い出は細やかなものから手品のように生まれてくるのでしょうか。

ところで、よくも30年間も無くさないで持っていたものだ。事実は単に持っていたのでなく、引き出しの中に忘れさられていたものである。 食べるのも、ゴミ回収車に託すのも勇気がでない厄介なものが我が家にあるのに気がついた。困ったものだ。

終わり


我が家の風邪薬「柿のシャ-ベット」?

2018-01-17 16:52:19 | エッセイ

 我が家の狭い庭の片隅に30年以上にもなる柿の木が何の手入れもなく植わっている。そして、昨秋我が家に大事件が起きた。

 妻が反論して曰く、「前年までは生ごみを肥料に、Doggy(愛犬の名前)がいた頃は汚物も根元にそれなりに枯れ葉と混ぜて埋めていたのよ。去年は忙しくて・・・」と言う。 と言う結果とは200個以上も実ったのが、初めてたった1個しか枝に実らず驚いた。 

 好物の「特に我が家の柿」が1個も口にはいらないとは・・・。自業自得だと諦めた。だが、やや問題が起きた。

 妻は風邪予防の注射に否定的だった。これまで、ふたりは風邪を引かない様に柿を食べ続けていた。更に、私は安全杯に注射もしていた。 

 さて一大事とばかり妻はスーパーで柿を買い集めた。             しかし重い! 宅配を利用した。実物が視認できないのが残念だが、年寄りではいたしかたなし。 80個前後は集めたかな。去年は庭の柿を多い日には1日にふたりで3個~5個は食べた。足りない。 幸いいまだ風邪を引いていない。 だが、店頭からは柿の姿が消えていった。 そこで最後の10個を冷凍にすることで保存することにした。 

冷凍の仕方はいたって簡単である。そのまま冷凍室に入れるだけ。 食べ方も自分好みの堅さにする時間を外気に触れさせる。 私の場合は5分ほどで包丁で4等分にして皮ごと口にする。 自慢するわけでもないが、歯は夫婦揃って全て自前で歯がたつのである。 そううまくはいかなく、妻はシャーベットは好みではない。 したがって、風邪を引かぬかと心配する妻は何と病気知らずで健康保険証は無用の長物である。 一方、私はカレンダーには医者通いのスケジュールが狭しと書かれている始末にはあきれる。 何が言いたいのか分からなくなった。要は、柿のシャーベットは旨いよ~。やってみてはいかがですか。

後日談ですが、早速植木屋さんに依頼し追肥を施して今秋の実りに期待させて貰うことにしました。

終わり