朝の8時過ぎにサンフランシスコに住む娘から電話が掛かって来た。
「おはよう。そっちは午後だね・・・」と、言うと
「いま、メール見たわよ。寝たのですか。2時間もないでしょう。身体を壊しますよ」と、冒頭に叱責の声。
実は珍しく床に就いたが眠れず深夜にメールの受信箱をチェックしたら娘からのメールがあり、返信をした。 その要件とは孫娘の春休みに授業終了当日の便で来日し「爺との小旅行」をする話である。 しかも事もあろう事か、行く先は「高遠桜の観桜」である。小旅行は4月の5日~7日の日程しかとれない。桜の開花は自然任せしかない。 要するに、日程も開花時期も自由にならない。
「行くべきか行かざるべきか」と悩んでいる。だって、開花が5日前後頃とか・・・。
桜を観たことがないわけではない。 我が家から100mも歩くと、もう植えられて30数年近くにもなるソメイヨシノの桜並木が700m、八重桜が数百メートルも続いていて毎年眼を楽しませてくれている。
しかし、大自然を前にしての高遠桜の雄大さは違うと思う。 期待はふくらむが、花が咲いていないことには・・・。
「行くべきか、行かざるべきか」と電話で討論する始末。
眼の霞どころではない。 四苦八苦して桜開花予報を調べては娘に送信している始末。これでは眼の休養にはならない。
桜が咲くか否かは天に任すとして、春休みをフルに放出して爺を車椅子にでも載せても列車の旅に連れて行って呉れる娘と孫娘の好意に感謝しなくてはならない。
米国の高校1年生(日本の中3)で165cmのバスケット好きの孫娘です。孫って可愛いものですね。
たわいもない、朝早くの娘との電話での会話でした。
終わり