もう、6年前にもなる初夏の頃だったかと思う。頭の活性化に週間Japan Times STの「英語俳句」を妻に勧められた。このSTは妻が学生時代から読み続けている愛読紙である。尻込みはしたが作句の上で「文法に余り拘らず、いま、目の前にある情景を写真で捉えるように、それぞれが短い3行の英文で描写する」が大事、しかも、日本の俳句とは異なる発想に面白さを・・。に惹かれチャレンジを始めた。そして句想、句意は歩いて来た旅の想い出の中から情景を句想にして取り組むことにした。
ここでハプニングが起きた。始めてから6っか月が過ぎた頃、昨秋、旅先で訪れた南チロル博物館で氷河に埋もれていた5300年前のミーラー「Ice Man」が展示されてるのに出会い、その感激を句意に投稿した。その投稿作が銀賞を・・。それから面白さに惹かれ続けた。
1.[原点]:氷河に埋もれていた5300年前のミーラーが発掘され「Ice Man」として南チロル博物館に展示。素朴な田舎町で出会った。 「銀賞」受賞
nice to meet you Mr.Ice Man waited for 5300 years
お目にかかれて嬉しいです ミスターアイスマンさん 5300年も待って
2. [原点]:網代にあった昔の黒い扇風機。行きたかったニューオリンズ・ジャズを聴きに。友人と果たせなかった夢を追う。 「金賞」受賞
a black fun by the gramphone New Orleans Jazz
黒い扇風機 蓄音機の傍ら ニューオリンズ・ジャズ
3.[原点]:長野県安曇野にある碌山美術館を訪れ、学生の時に知った館のドアノブ「啄木鳥」と出会う。トルソーを知っても啄木鳥は知られてない。 「金賞」受賞
art museum in the forest door hanndle of the woodpecker
林の中の美術館 ドアの取っ手 啄木鳥の
4.「原点]:毎年感じる時差。米国在住の娘と孫に会いに行く途中に機中で感じる面白い地球上の掟。 「金賞」受賞
crossing the date line running a pen on the plane a new diary
日付変更線を越える 機中でペンを走らす 新日記
投稿「お題」に悩み、締切時限が迫る真夜中の0時は、日頃交わす妻との会話はなくなる。短い期間でしたが、振り返って思えば懐かしい想い出を呼び覚まさせて呉れた投稿でした。
終わり