チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「シャセリオー展」@国立西洋美術館

2017-03-29 20:00:00 | 美術館 博物館
チビクロわ、上野にきたですにゃ。
今日わ、国立西洋美術館で
開催中のこちらの美術展に
きたですにゃ。


「シャセリオー展
19世紀フランス・ロマン主義の
異才」 国立西洋美術館

構成
1.アングルのアトリエから
イタリア旅行まで
2.ロマン主義へ 文学と演劇
3.画家を取り巻く人々
4.東方の光
5.建築装飾 寓意と宗教主題

チビクロ気になった作品ですにゃ。

1.自画像

チビクロ的に感想をいえば
この人ショパン?だったのですにゃ。
品のよいフンイキに
育ちのよさを感じるたたずまい。

8.放蕩息子の帰還
場面が、
クローズアップされたような
感じですにゃ。
今までいくつか放蕩息子の帰還の
作品を見てきたけど
こんなに、涙が印象的に感じた
作品わ、ないですにゃ。
犬の瞳もきらきらしている
ですにゃ。

9.オリーブ山で祈る天使

28.アポロンとダフネ

アポロンに恋されちゃって
困ったダフネわ、神様に
自分を、木にしてくれるように
お願いして、木に変化してゆく
物語ですにゃ。
そんなに嫌われてしまうって、
アポロンわ、
なにしちゃったんだろにゃ。
解説によると、
手の届かない存在を追い求める
人間と美との関係と
重なるとありましたにゃ。
なるほどですにゃ。

36.ギュスターヴ・モロー
聖チェチェリア
水彩画で、しかも、
大きくない作品だけど、
彩密に描かれている作品ですにゃ。

38.連作「オセロ」
すべて、国立西洋美術館の
所有作品ですにゃ。
セイビの銅版画コレクションわ、
充実しているのわ、
知ってたけど、まさか
あまり知られていない
シャセリオーを持ってるなんて
すごいですにゃ。
これに、つづく
ドラクロワもそうですにゃ。

57.カバリュス嬢の肖像

展覧会の看板にもなっている
作品ですにゃ。
瞳の表情が、みすみずしくて、
この女性の美しいだけでない
魅力をも伝えているですにゃ。

チラシに使われている文字の
色と、この女性の肌色に使われているグリーンの色味が、リンクしていて、感じがいいですにゃ。


廃墟となってしまった
会計検査院というところに
描かれている作品の一部が
写真になって、展示されている
ですにゃ。
植物などが、絡んでいて
まるで、カンボシアの遺跡を
連想したですにゃ。
絵の価値とわ、
離れているかもだけど、
美術館に展示されている絵と
違う魅力があると思ったですにゃ。

94.ピエール・ピュヴィス・ド・
シャバンヌ
休息

95.海辺の娘たち

ミルキーな色調、茶色い大地、
ピンクの花に
謎めいた様子の作品ですにゃ。
象徴派のシャバンヌですにゃ。
シャセリオーの作品に強く
影響を受けているそうですにゃ。



解説から引用するですにゃ。
(中略)
アルジェリアを旅して
かの地の人々や風物を色彩豊かに
描いたシャセリオーは、
オリエンタリスム(東方趣味)の画家にも、数えられます。
しかし、カリブ海のスペインの
旧植民地に生まれ、
父親不在の寂しさや、
師との芸術的葛藤を抱えつつ、
独自の芸術の道を模索した
この画家自身が、内面的に
異邦的(エキゾティック)なるものを、持っていました。
神話や聖書、
シェイクスピア文学の
一場面にせよ、東方主題にせよ、
あるいは、人々の肖像画にせよ、
いずれの作品にも漂う
「エキゾチィスム」こそが、
シャセリオー芸術の本質であり、
観る者の心に響きます。
(略)

そうだったのか…
チビクロこの解説を
帰ってきてから、
セイビのホームページの解説を
読んだですにゃ。
4.東方の光 の章を
もっと見ればよかったですにゃ。

美術展の前によく勉強して
鑑賞するべきか、
本物から見る初対面の印象を
大事にするために、
あんまり、見ないか?
その時々だと思うけど
考えてしまったですにゃ。

日本でわ、あまり知られていない
画家さんだそうですが、
今回、展覧会で
ステキ作品見ることができて、
よかったですにゃ。
ありがとうございますにゃ。



本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。





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