チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の驚異の世界展」Bunkamura ザ・ミュージアム@渋谷駅

2018-01-18 23:00:00 | 2018 美術館 博物館

チビクロわ、
渋谷に出かけたですにゃ。

「神聖ローマ帝国
皇帝ルドルフ2世の驚異の世界展」
Bunkamura ザ・ミュージアム


構成
プロローグ ルドルフ2世とプラハ
第1章 拡大される世界
第2章 収集される世界
第3章 変容する世界
エピローグ驚異の部屋

チラシより抜粋ですにゃ。
オーストリアを中心に
南ポーランドから北イタリアまで
中央ヨーロッパに強大な帝国を
作り上げた
オーストリア・ハプスブルク家。
16世紀末から17世紀初頭にかけて、
神聖ローマ帝国の皇帝が
ルドルフ2世ですにゃ。
彼わ、宮廷をウィーンから、
プラハに移したですにゃ。
そして、独自の宮廷文化を
つくりあげたのですにゃ。

チビクロが気になった作品ですにゃ。
26.ルーラント・サーフェリー
村の略奪
今回の展覧会でたくさん
展示されているサーフェリーわ、
ピーテル・ブリューゲル(父)風の
画家として、プラハに
招かれたそうですにゃ。
板にのせられた油彩、油彩の彩り、
この時代独特な感じが
好きですにゃ。
左側に描かれた家から
逃げ出そうとしている猫が
いるですにゃ。
猫も苦労するですにゃ。
32.作者不詳 デンマークの天文学者
ティコ・ブラーエの肖像
デンマークの貴族であったブラーエわ、自ら天文観測所をつくり、
空を体系的に観測したそうですにゃ。
46.ルーラント・サーフェリー
牛のいる森林風景
瞳のつぶらな牛さんたちですにゃ。
小さいけど、細密に描かれた
トンボとか虫や植物に注目した
ですにゃ。
46.ルーラント・サーフェリー
動物に音楽を奏でるオルフェウス
オルフェウスの物語を下敷きに
たくさんの動物を描いた
そうですにゃ。
美しい動物図鑑ですにゃ。
きっと、ルドルフ2世が集めた
本物の動物をスケッチしたかも
ですにゃ。

65.ルーラント・サーフェリー
花束
66.ヤン・ブリューゲル(父)
陶製の花瓶に生けられた小さな花束
解説を引用しますにゃ。
「ルネサンス的な好奇心に端を発した植物学への関心は、宗教的な象徴体系に、科学的観察という方向を加味することとなった。」
いろんな花の種類で、
季節も違う花が一つの花瓶に
いけられているのわ、
単なる花の写生画でわなく、
花の宇宙があらわされていた
のですにゃ。
コインや指輪わ、なにか意味が
あるのか気になるですにゃ。

71.ジュゼッペ・アルチンボルド
ウェルトゥムヌスとしての
皇帝ルドルフ・2世像
ウェルトゥムヌスというのわ、
巡る季節基本4元素物の変転を
司る古代エトルリアの神のこと
ですにゃ。
果物、野菜、穀物、花、を巧みに
組み合わせて、表情豊かに
人物画を描くアルチンボルド
ですにゃ。
美しさと博物的な正確さが
ユーモアでつなげてあるのわ、
絵の技術ですにゃ。
ほかの画家が似た感じで
描いた作品と比べると、
アルチンボルド本人の上手さが
際立つですにゃ。
右の中程にあるのわ、
もしかして、
南国の果物チェリモヤ?

76.レアンドロ・ダ・ポンテ
(通称バッサーノ)9月
プラハ城の12ヶ月をあらわしている
ですにゃ。
働く農民の姿が描かれていて、
ブドウの収穫期ですにゃ。
犬も手伝ってますにゃ。
足もとの草花がかわいく
描かれていますにゃ。
お城の周りわ、
自然豊かなのですにゃ。

エピローグの驚異の部屋わ、
お宝がいっぱいですにゃ。
118.取っ手付きボウル
アメジスト、銀、エナメルで
つくられていて、アメジストの石が
大きいですにゃ。

プラハでも、ウィーンの美術館
でもなく、スコークロステル城にあるのわ、ヨーロッパで起こった
30年戦争で、スウェーデンの手に
渡ったからだそうですにゃ。

こちらわ、撮影が大丈夫だった
現代美術家の作品ですにゃ。



今日も、素晴しい芸術を
鑑賞できて、
ありがとうございますにゃ。

本日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。