たとえばこのFOXのリアショック、ストロークを潤滑に行うためのオイルはFLOAT FLUIDという専用のサスペンションフルードを使っているのですが、

 一回のメンテナンスで入れる量は5cc。

 調べたらヤクルトは65cc(ml)、コーヒーフレッシュのスジャータがちょうど5cc(ml)でした。あれぐらいです。

 多いようで少ない。

 ストロークを潤滑にするためにオイルは常にシール類とインナースリーブに被膜を形成し、ストロークするたびに外部に少しずつ排出されます。

 インナースリーブのシットリ感というかオイリーな感じで、あ、まだオイルありそうだって想像はできるのですが、実際にどれぐらい減っているのかは分解しないとわかりません。

 オイルがすっからかんな状態でストロークすると、シール類とインナースリーブの摩擦が増えて動きはもちろん悪くなるし、キズ付きやすくなってそれがエア漏れの原因になったりします。

 なので定期メンテナンスが大切。

 サスペンションフォークも同様で、定期メンテナンスをすることによって気持ちよく使えます。

 このリアショックも外観からではオイリー感はあったのですが分解してみたら中のフルードはほぼなくなっていました。

 リアショックもフォークもメンテナンスしてサクサク動くようになりました。