もう入手できないかと思ってあきらめていたら、たまたまAmazon.comで見つけてすかさずゲット。マウンテンバイクではありません、スノーボードのビデオの名作「Scream of Consciousness」、1993年物です。このビデオにはほんとはまりました。マウンテンバイクで言うとThe Collectiveを最初に観た時ぐらいココロが震えました。
 1993年。スノーボードもまだ「おおらかな」時代。ワールドカップはあったけど、オリンピック競技にはなってなくて、ワールドカップと言っても結構おおらかだったりと、みんなが可能性を信じて、試行錯誤をして、夢に向かって突き進んでいる、なんでもありな時代だったんじゃないかな。このビデオを観ても、そんなおおらかさがいたるところにちりばめられています。命や人生賭けないぐらいの、克服できるぐらいのスリルの中で遊ぶ。それぐらいがちょうどいいのかも。
 最近のマウンテンバイクのビデオ観ると、そうとう人生賭けているような、いや、本人にとってはそれは別にそこまでの賭けではないにしても、僕を含む一般ピープルからみると「そこまでやるか!」みたいなライディングは夢とか可能性とかとは別次元の話になってきます。
 マウンテンバイクの魅力って、スピードというよりも、バイクコントロールを含めたスピードのコントロールなんなんじゃないかな。コントロールできるスピード域っていうのは人それぞれだからレースでなければ比べるものでもないし、どのスピードが気持ちいいかっていっても人それぞれだし。「おおらか」、「ゆるやか」な中にもコントロールがあって、それが自分の感覚とシンクロした時に快感や達成感が生まれるんじゃないかなと思います。人生賭けなくても十分楽しい。自分が「気持ちいい!」と思うスピード域でおおらかに楽しむことがマウンテンバイクでも原点だと思います。こんなこと書いたら乗りたくなってきた!。・・・いつもですが。