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ソウル松坡区・風納土城 漢城百済期最初の積心施設建物跡を確認、「王宮の決定的証拠」?

2010年11月09日 | Weblog
 国立文化財研究所は8日、漢城百済時代(BC 18~AD 475)の王城に指定されるソウル松坡区風納土城(풍납토성)の内部から王宮あるいはその付属建物があったことを立証する考古学的証拠が発見されたと発表した。
 今年3月から風納土城内部「未来の村地区」を発掘調査した結果、建物跡4棟など100基を超える各種遺構が発見され、漢城百済時代最初の積心施設(礎石の下を掘った後に砂利などを満たして建物沈下を防ぐ施設)と礎石建物跡が確認された。
 今回発見された積心施設は幅1.8m、深さ0.5mで土を掘った後、その空間に土と川砂利を混ぜて一杯に満たし、上部分は黄色粘土で固めて造られていた。建物からは日常生活と関連した施設が確認されず、規模が大型の点から推測して西暦4~5世紀頃に作られた官庁や宗教施設だったものとみられるとしている。
 今回の発掘成果は、9日(火)午前11時から現場で公開される。
[参考:聨合ニュース]

過去の関連ニュース・情報
 2009.11.25 風納土城 最古の住居跡発掘
 風納土城

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