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勝山市白山平泉寺 僧侶跡から遺物1万点出土

2011年11月23日 | Weblog
 勝山市教育委員会は22日、同市平泉寺町平泉寺の国史跡白山平泉寺旧境内で進めている本年度の発掘調査で、平泉寺白山神社南側の南谷にある僧坊跡から、石垣や石畳などの遺構や、土器や陶磁器などの遺物約1万点が見つかったと発表した。
 木製品は木片などを含めて数百点見つかった。木製の器ではこれまでで最も大きい直径が50cmほどある黒漆の鉢の一部(約20cm)やしゃもじ(長さ21cm、幅最大8cm)など、保存状態のよい木製品が出土した。いずれも15世紀末~16世紀初頭のものとみられる。
 他に、13~16世紀の遺物として素焼きの器や越前焼の甕、中瀬戸美濃焼の碗、中国製の青磁や白磁の碗、皿、石製の「バンドコ」(いわゆる行火(あんか))などが出土した。
戦国期の石畳道や溝、石組みの井戸なども確認した。僧坊の入り口から続く石畳が途中で大きく曲がっているなどの特徴があった。
 現地見学会は26日午前10時~正午。 調査成果の一部は、勝山市元町1の市教育会館で同日開かれる「白山文化フォーラム2011」で展示される。
[参考:福井新聞、産経新聞、読売新聞]

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