歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

宇佐市・古稲荷古墳(3世紀初頭) 1920年以降行方不明の「斜縁六獣鏡」を確認

2011年11月16日 | Weblog
 大分県宇佐市法鏡寺の県指定史跡・古稲荷古墳(3世紀初頭)で出土し、大正時代9年以降行方がわからなくなっていた銅鏡「斜縁六獣鏡」を、伊藤昌司・九州大名誉教授(民事法学)が所持していたことがわかった。
 銅鏡は裏面に6匹の獣が描かれている。 邪馬台国・卑弥呼の鏡との説がある「三角縁神獣鏡」と文様や銘文の一部が一致していることから、3世紀に中国・魏で作られたとみられる。
 大正9年(1920)に現地調査を行った当時九州大の中山平次郎博士の論文中の鏡の拓本と形が同じことから、斜縁六獣鏡と特定した。
 伊藤名誉教授は、県立歴史博物館(宇佐市)に寄贈し、近く同博物館で公開される。
[参考:読売新聞]

古稲荷古墳 (大分県宇佐市法鏡寺上原)
 駅館(やっかん)川右岸段丘上にある一辺 20mの方墳、 高さ 2m、 墳丘の北側には幅4mほどの 周濠がある。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国東市・岩戸寺宝塔(128... | トップ | 越前市・山腰遺跡 「国府」... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事