歴歩

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韓国慶南陜川郡・三嘉面一部里・良田里から三国時代・伽耶集団の古墳?と三葉還頭大刀などが出土

2010年12月07日 | Weblog
 慶南発展研究院歴史文化センターは6日、陜川郡三嘉面(합천군 삼사면、注1)一部里・良田里に対する遺跡発掘調査で、
 青銅器時代の石棺墓4基と石蓋土壙墓(석개토광묘)1基
 原三国時代の木棺墓13基
 三国時代の木槨墓33基、石槨墓120基、封土墳30基
 朝鮮時代建物跡
と多くの遺物を発掘したと発表した。
 特に、原三国時代木棺墓は西部慶南地域で初めて発掘され、考古学界の注目を浴びている。
 他に、発掘された三国時代の封土墳は直径が30~40mで、一般の封土墳より規模が大きく計500基を越えると見られ、文化センターはここが伽耶集団の最高支配者層墓地と推定している。
 封土墳と共に、三葉還頭大刀など最高首長層を現わす装飾大刀が出土した。
 木槨墓と石槨墓では高杯、器台、器蓋、大刀など鉄器類と首飾り、ガラス玉など装身具なども多量に出土した。
[参考:聨合ニュース]

(注1) 삼사면は삼가면(三嘉面)で、一帯が三嘉古墳群(삼가 고분군)のことか。


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