奈良県立橿原考古学研究所と三郷町教委が27日、奈良県三郷町の勢野(せや)東遺跡で縄文時代草創期(約1万5000年前)の石器工房跡が見つかったと発表した。
狩りで使う槍先形尖頭器を作っていたとみられ、石器約2万点がまとまって出土した。この時期で同じ石器が大量に出土した遺構はこれまでに東京、新潟、長野で計4カ所確認されているが、西日本では初めてという。
石器は殆どが1cmから十数cmまでの破片で、製作過程の破片や失敗作とみられる未完成品ばかりが残されていた。
出土状況から、川べりで石のハンマーを使って石器の形を整えていたとみられる。
石材は、9km南の二上山で採れるサヌカイト(安山岩の一種)とみられる。 また石材の「チャート」で作られた槍先形尖頭器も1点出土し、奈良では採れないため、岐阜県や兵庫県丹波地方などの産地と交流していた様子がうかがえるという。
石器は6月1~9日、三郷町役場隣の町文化センターで展示される。
[参考:共同通信、産経新聞、毎日新聞]
勢野東遺跡
キーワード:勢野東遺跡
狩りで使う槍先形尖頭器を作っていたとみられ、石器約2万点がまとまって出土した。この時期で同じ石器が大量に出土した遺構はこれまでに東京、新潟、長野で計4カ所確認されているが、西日本では初めてという。
石器は殆どが1cmから十数cmまでの破片で、製作過程の破片や失敗作とみられる未完成品ばかりが残されていた。
出土状況から、川べりで石のハンマーを使って石器の形を整えていたとみられる。
石材は、9km南の二上山で採れるサヌカイト(安山岩の一種)とみられる。 また石材の「チャート」で作られた槍先形尖頭器も1点出土し、奈良では採れないため、岐阜県や兵庫県丹波地方などの産地と交流していた様子がうかがえるという。
石器は6月1~9日、三郷町役場隣の町文化センターで展示される。
[参考:共同通信、産経新聞、毎日新聞]
勢野東遺跡
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