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奈良県高取町・薩摩遺跡 3世紀前半の鏡型土製品が出土

2013年03月11日 | Weblog
 奈良県高取町教委は8日、高取町の薩摩遺跡で、銅鏡を模したとみられる3世紀前半(弥生時代末期-古墳時代初期)の鏡型土製品(直径2.9cm、厚さ0.8cm、重さ7g)が遺跡内の穴(直径1・8m)から出土したと発表した。表裏に赤色の顔料が塗られた跡も確認された。 被葬者の副葬品か祭祀に利用されたとみている。 08年度の発掘調査で出土したという。
 鏡型土製品は、県内では纒向遺跡(桜井市)に次いで2例目で、全国的にも出土例は少ない。
 高取町内の発掘調査で出土した遺物を展示する特別展「高取の考古学」が9日から17日まで、町歴史研修センター(同町田井庄)で開催され、12遺跡の約200点とともに展示される。
 与楽鑵子塚(ようらくかんすづか)(6世紀後半)、与楽カンジョ(6世紀末)、寺崎白壁塚(7世紀前半)の3古墳から出土した馬具などの遺物も、初めて一括公開される。
[参考:奈良新聞、産経新聞、読売新聞、毎日新聞、NHK]

過去の関連ニュース・情報
 与楽鑵子塚古墳、与楽カンジョ古墳、寺崎白壁塚古墳
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