歴歩

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泉佐野市・安松田遺跡 東大寺復興に使われた瓦片が出土

2011年04月20日 | Weblog
 大阪府教委は19日、泉佐野市東羽倉崎町の安松田遺跡(やすまつだいせき)で、治承4年南都焼討(1181)で炎上した東大寺を重源(ちょうげん、1121-1206)が再建する際に生産されたとみられる瓦片1000点以上と窯跡などが出土したと発表した。
 ほぼ完全な形で見つかった平瓦2枚は、縦42・5cm、幅34~31cmで、重さ7・5kg。同遺跡の粘土で作られていた。
 同遺跡では、これまでの発掘調査で多数の粘土採掘の土坑が見つかっている。
 岡山市・万富(まんとみ)窯と愛知県田原市・伊良湖(いらこ)窯で瓦が大量生産されたことは知られているが、このほかの生産地が確認されたのは初めて。
 出土した瓦は4月26日から5月8日まで、府立狭山池博物館で展示される。
[参考:共同通信、読売新聞、産経新聞、大阪府HP、大阪府立狭山池博物館HP]


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