世界遺産登録を目指す九州山口近代化産業遺産群入りに向けて発掘調査が行われている幕末の三重津海軍所跡から、新たに2つの「炉」の跡が見つかった。このうち、3mほどの溝が3本掘られた炉跡の中から木炭や石炭、溶けた金属が見つかった。これらの遺構は出土した磁器から1820~60年代のものとみられ、海軍所の時期と合致する。
以前の調査で、既に確認されていた炉跡の詳しい構造もわかってきた。石組みの内側に粘土の層が塗り固められており、金属を溶かす際の熱効率を高める目的があったと考えられる。このほか、一帯は砂と粘土を交互に重ねてかなり大規模な造成が行われていたことも新たにわかった。しかし、海軍所の建物跡とみられる遺構はまだ見つかっていない。
三重津海軍所跡の発掘は今月一杯行われる。
現地説明会が8月8日(土)9:30~、10:30~、11:30~(各30分程度)に行われる。(雨天中止)場所は佐野記念公園内
[参考:サガテレビ、毎日新聞、佐賀市HP]
過去のニュース・情報
20009.6.26 三重津海軍所跡 世界遺産暫定リスト入り実現を目指し追加調査
2009.5.29 三重津海軍所の痕跡証明に地下探査
以前の調査で、既に確認されていた炉跡の詳しい構造もわかってきた。石組みの内側に粘土の層が塗り固められており、金属を溶かす際の熱効率を高める目的があったと考えられる。このほか、一帯は砂と粘土を交互に重ねてかなり大規模な造成が行われていたことも新たにわかった。しかし、海軍所の建物跡とみられる遺構はまだ見つかっていない。
三重津海軍所跡の発掘は今月一杯行われる。
現地説明会が8月8日(土)9:30~、10:30~、11:30~(各30分程度)に行われる。(雨天中止)場所は佐野記念公園内
[参考:サガテレビ、毎日新聞、佐賀市HP]
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