歴歩

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鳥取県大山町・大山寺 寂静山地区僧坊跡から天目茶碗、茶臼、茶壺などの茶器が多数出土.2010

2010年09月29日 | Weblog
 大山町教委は28日、現在の大山寺から1kmほど北、大山中腹(標高900m)の大山町寂静山地区にある室町時代(14~15世紀中頃)の僧坊跡から、大型の鉄鍋や鎧の破片、青磁(香炉、人形の姿をした蝋燭台、花瓶など)、天目茶碗や茶臼、茶壺などの茶器が多数出土したと発表した。 豊かな暮らしぶりがうがえるとしている。
 小石大の炭化した米の塊が約10個見つかり、建物が火災に遭ったことも判明した。
 この僧坊は寂静山地区に残る40の僧坊跡で約1100㎡あったとみられる。昨年度から始まった調査では、室町時代(15世紀)の中国・明銭や李朝時代の青磁、備前焼のすり鉢などが出土していた。
 現地説明会が10月2日(土)に開かれる。午後2時までに大山寺近くの旅館「山楽荘」の駐車場に集合。
[参考:読売新聞]

過去の関連ニュース・情報
 2009.10.14 大山寺 15世紀の僧坊跡を初確認、東アジア交易の一角を示す遺物が出土

追記
2010.10.2
 出土した小石大の炭化した米の塊は国立歴史民俗博物館に分析を依頼中。
 押しずしの可能性もあるとの途中経過。
[参考:毎日新聞] 

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