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八尾市・東弓削遺跡 奈良時代の由義寺跡で「運河跡」発見

2017年08月16日 | Weblog
 八尾市教委などが16日、奈良時代の由義寺(ゆげでら)跡とされる東弓削(ひがしゆげ)遺跡で、搭跡の北東約500mから造営資材を運搬していた人工河川跡とみられる大きな溝が見つかったと発表した。
 今回、発見された溝は長さ約70m分(全長推定約600m)、幅約16~20m、深さ約1m。
周辺で奈良時代後期の土器(8世紀後半)が出土し、鋤(すき)で掘った痕跡が見つかった。道鏡が建設に関わったとされる由義寺や、称徳天皇が置いたという離宮・由義宮(ゆげのみや、西京)の建物の造営用資材を船で運ぶ運河だった可能性が高いとみられる。
 また、由義宮にあったみられる同時代の掘立柱建物跡の遺構も発見。柱穴は一辺60~80cm、柱の直径は20~25cmとみられる。川の位置関係から由義宮の東端だったとみられる。
 現地説明会が20日(日)午前10時から開かれる。
[参考:共同通信、産経新聞、読売新聞]

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キーワード:東弓削遺跡、弓削寺、由義寺
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