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京都府大山崎町・鳥居前古墳 東側斜面は4段構造と判明

2012年01月27日 | Weblog
 京都府大山崎町教委が25日、400年前後の築造とみられる、前方後円墳(帆立貝式)「鳥居前古墳」(同町円明寺)で、桂川方面を望む東側斜面の段差が西側より一段多い4段構造になっていることが分かったと発表した。
 方角により段数が異なる構造の古墳は珍しく、平野部方向からの見栄えをよくし、被葬者が支配した地域に威厳を示そうとしたとみている。
 鳥居前古墳は西乙訓高から西に約60mの丘陵(標高約93m)にあり、町教委が昨年11月から範囲確認のため発掘調査を続けている。 古墳東側斜面のくびれ部分から後円部にかけて、これまで最も低いとみられていた1段目の下から、高さ1m、総延長11mの新たな段差が見つかり、敷きつめた葺石も出土した。
 西側斜面(3段構造)に新たな段差はないことが過去の調査で判明しており、今回、東側だけが4段と明らかになった。古墳の全長と後円部の直径もこれまでの推定から3m延び、それぞれ54m、42mに改められた。
 現地説明会は28日午後1時から開かれる。
[参考:京都新聞、毎日新聞、日経新聞、産経新聞、大山崎町HP]

地点map
 鳥居前古墳
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