歴歩

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大阪市・難波宮跡 遷都(645年)前の地層からアフリカ原産の薬草・トウゴマの種が出土

2011年02月19日 | Weblog
 大阪市博物館協会大阪文化財研究所が発掘した難波宮跡(同市中央区)で、遷都(645)前にあたる6世紀末~7世紀前半ごろの地層からアフリカ原産の薬用植物トウゴマ(ヒマ、蓖麻)の種8個が出土していたことが18日分かった。
 平安時代の「倭名類聚抄」に「カラカシワ」の名で記録され、種の油は「ひまし油」として便秘薬などに用いた。
 中国では659年の唐の医薬書「新修本草」に初めてトウゴマの記載があり、日本にもそのころには伝わっていたことになる。
 同じ地層からはメロンやモモ、オオムギなどの植物の種も見つかった。
 6世紀末の新羅土器も出土した。
[参考:共同通信]

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