歴歩

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つくば市・高須賀中台東遺跡 古墳時代前期の住居跡から鏡の土製模造品が出土

2011年02月23日 | Weblog
 茨城県教育財団は22日、つくば市高須賀の高須賀中台東遺跡から、鏡の土製模造品が出土したと発表した。
 古墳時代前期の住居跡の多くから、焼けた土や炭化材が出土しており、住居を集団移転する際、意図的に焼いた形跡と認められるという。
 住居跡からは高坏などの土器のほかに、鏡の土製模造品(直径3cm)と糸巻き状の土製模造品(長さ約2cm)が見つかり、住居を離れる際の祭祀に使ったと考えられるとしている。
 さらに別の住居からは炭化した種子状の植物(ムカゴなどの豆類やノビルに近いネギ属)が多数まとまった状態で出土した。 住居内で保存していたとみられる。
 同遺跡は,つくば市の西部を流れる小貝川左岸の標高約19~21mの台地上に所在する。 調査は昨年4月~今年3月に実施。これまでの調査で縄文時代前期(約6千年前)と古墳時代前期を中心とする竪穴住居跡32軒、土坑、溝跡などを確認した。
 26日午前10時半から同遺跡を一般公開する。
[参考:産経新聞、茨城県教育財団埋蔵文化財部HP、2011.2.25東京新聞]

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