歴歩

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桜井市・箸墓古墳 天理市・西殿塚古墳 立入り調査情報

2013年02月21日 | Weblog
 昨日20日、桜井市の箸墓古墳(全長約280m、3世紀後半)と天理市の西殿塚古墳(約230m、3~4世紀)で日本考古学協会など15学協会の研究者16人が初めて立ち入り調査を行った。
 その立入り調査の結果情報が公開されてきたので、少し整理をしてみた。

 箸墓古墳の前方部は、県立橿原考古学研究所などが昨年6月に航空レーザー測量で作製した立体図から、3段構成の可能性が高いとされていた。(注1) しかし、実際の様子や後円部との関係から、前方部も4段だった可能性が高い。また、古墳全体が石で覆われていた可能性が高いとしている。 [参考:毎日新聞]
 築造時期に極めて近い土器もある。 [参考:奈良新聞]
 石敷きが前方部と後円部の間にある「くびれ部」と呼ばれる場所に広がっている。 古墳の周りに置かれることの多い埴輪が確認されなかった。

 箸墓古墳と西殿塚古墳には土木技術上の違いがみられ、強度などから箸墓が先に築造された可能性がさらに高まった。 [参考:日経新聞]

卑弥呼の墓…新たな発見は?奈良の2古墳20日に調査(産経新聞) - goo ニュース

過去の関連ニュース・情報
(注1) 2012.6.5箸墓古墳 ヘリで3D測量 前方部は前面側面とも3段構造

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