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八幡市・石清水八幡宮 護国寺跡で1816年本堂再建時の銅製法具(地鎮具)が出土

2010年12月02日 | Weblog

独鈷杵(左)と輪宝(右) 2012.6.26 「発掘された日本列島2012」(江戸東京博物館)にて撮影

 八幡市教育委員会が1日、石清水八幡宮(京都府八幡市)境内の護国寺跡で、円形の「輪宝(りんぽう)」(直径約19cm)と、棒状の「独鈷杵(とっこしょ)」(長さ18cm)と呼ばれる二つの銅製法具を組み合わせた地鎮具が6点見つかったと発表した。独鈷杵は輪宝の中央に突き立てられ、護国寺の本堂跡に五角形に沿った形で配置されていた。
 護国寺は平安前期に創建され、焼失と再建を繰り返し明治維新の廃仏毀釈で破壊された。文化13年(1816)に本堂を再建した際、八方に法具を埋める天台宗特有の「安鎮家国法(あんちんかこくほう)」に基づき地鎮祭を行ったとみられる。
 現地説明会は4日(土)午後1時~3時に開かれる。
[参考:共同通信、産経新聞]

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