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福山市・御領遺跡 2014年に出土の壺型土器片が伊予東部製か

2016年12月21日 | Weblog
 広島県教育事業団埋蔵文化財調査室は20日、福山市の御領遺跡で2014年に出土した壺型土器片について、伊予地方東部(愛媛県今治市周辺)から運ばれた可能性が高いと発表した。御領遺跡が瀬戸内海を挟んだ重要な交易拠点だったことが証明されたとしている。
 今年8月、他の出土品の中から、壺のくぼみ部分に合う破片が複数見つかり、当時の備後地方の土器にはない突帯があると判明。口の形状や土の成分が伊予の壺に酷似しているという。
 壺全体の大きさは復元高さ40~50cm、口径18cm前後。屋形船は壺の縁に縦3cm、横11cmにわたり描かれている。船は旗や船倉を持つ大型の交易船という。
[参考:共同通信、毎日新聞]

過去の関連情報・ニュース
2014.12.18 御領遺跡
 屋根のある船室を備えた屋形船とみられる絵が線刻で描かれた弥生時代後期後半(約1800年前)の壺型土器片が見つかった。描かれた絵は縦3cm、横11cm。 破片から推定される壺の口縁部の形から、土器は2世紀後半から3世紀前半にかけての弥生時代後期後半に作られたとみられる。
 荷物を積む屋形のある船の絵としては国内最古という。
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