奈良市埋蔵文化財調査センターの調査で、平城京跡(奈良市大森西町)から、播磨国(兵庫県西南部)で造られた奈良時代の鬼瓦が見つかった。 地方の鬼瓦が平城京内で出土するのは初めてという。
鬼瓦はほぼ半分に割れており、復元した場合の大きさは、高さ約32cm、幅約35cm。兵庫県姫路市の辻井廃寺などから出土した鬼瓦と比較したところ、同じ木型で作られたことが分かった。 頭に角状の突起があり、朝鮮半島にあった新羅(統一新羅)の瓦に共通している。 播磨産でよく見られる金属成分が少ない白っぽい土で作られており、鬼瓦が平城京まで運ばれたことが裏付けられたとしている。
出土した鬼瓦は3月1日から同センター(同市大安寺西2丁目)で開かれる「発掘調査速報展」で展示される。
[参考:共同通信、奈良新聞]
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平城京跡
鬼瓦はほぼ半分に割れており、復元した場合の大きさは、高さ約32cm、幅約35cm。兵庫県姫路市の辻井廃寺などから出土した鬼瓦と比較したところ、同じ木型で作られたことが分かった。 頭に角状の突起があり、朝鮮半島にあった新羅(統一新羅)の瓦に共通している。 播磨産でよく見られる金属成分が少ない白っぽい土で作られており、鬼瓦が平城京まで運ばれたことが裏付けられたとしている。
出土した鬼瓦は3月1日から同センター(同市大安寺西2丁目)で開かれる「発掘調査速報展」で展示される。
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