歴歩

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大津市・中路遺跡 近江国庁手前の東山道北側区画溝から礎石建物跡を確認

2012年04月13日 | Weblog
 大津市教委が11日、近江国庁(奈良~平安時代)の関連施設があったとされる中路(ちゅうろ)遺跡(大津市神領)で8世紀中頃~9世紀中頃の礎石建物跡が見つかったと発表した。市教委は、古代の官道・東山道沿いにあり、国庁の手前に位置することから、道の往来を監視する重要な施設(警備の詰め所?)があったのではないかとしている。
 2009年度の発掘で、東山道北側で造成された区画溝が見つかり、新たな建物の存在を確認した。 今年一月から区画溝の内部を発掘調査したところ、側溝(幅約2m)に囲まれた敷地(東西24m、南北10m)を発掘。 礎石が抜き取られた建物の跡(東西、南北とも6m以上)の一部などを確認した。 不用となった瓦が投棄された穴もあった。 二度の建て替えがされていたことも分かった。
 近江国庁の南西約400mにあり、東山道沿いに堅固な礎石建物を築いていたことから、国庁付属の重要な施設跡である可能性が高まったとしている。
[参考:読売新聞、中日新聞]

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 2010.5.27中路遺跡 古代官道「東山道」の関所の可能性
 中路遺跡

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