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下野市・甲塚古墳 機織り形埴輪2体(原始機および地機)を発見

2014年03月05日 | Weblog
 栃木県下野市教委は5日、同市国分寺の甲塚(かぶとづか)古墳(全長約80mの帆立貝形前方後円墳、6世紀後半)で機織をしている女性の埴輪2基を発見(復元)したと発表した。 ともに、全体の姿がほぼ完全に再現されており、機織り姿の埴輪の出土は全国初めてという。 2004年に埴輪の破片を発見し、復元作業を進めていた。
 一つは弥生―古墳時代後期に一般的な「原始機(ばた)」を模したもの(全長約45cm、幅約30cm、高さ約54cm)
 もう一つは結城紬(ゆうきつむぎ)の機織り機の原形とみられる「地機(じばた)」を模したもの(全長約73cm、幅約42cm、高さ約69cm)。
 2基は織機や糸、女性の着衣が、鉱物を含む顔料で赤や白、灰、黒の4色で彩色されていたことも分かった。
 2基は6日から23日まで下野薬師寺歴史館で、25日から5月6日までしもつけ風土記の丘資料館に展示される。
[参考:時事通信、共同通信、下野新聞、CRT栃木放送、毎日新聞]

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キーワード: 甲塚古墳
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