こんばんは。エスです。HP更新しようと思ってたらブログ更新の日だったのでこっちを先に書きます。なお先週は仕事後寝落ちしてしまったためサボってしまいました。
今日はツイッターでちょっと話題になってた擬態について書きたいと思います。
擬態と聞いてパッと思いつくのはコノハムシやナナフシなどの自然物に似せた姿になるタイプの擬態ではないでしょうか。ですが擬態はそれだけではありません。擬態は大きく分けて四種類(脳内調べ)あります。
一つは隠蔽型擬態。先に上げた例の、自然物に似せることで捕食者から身を守るタイプの擬態です。昆虫をはじめとして多くの生物がこの擬態を採用しています。それだけありふれていて有効な擬態です。
二つ目はペッカム型擬態。体色を似せることで獲物獲得に有利になるよう働く擬態です。ハナカマキリやアンコウなどがこれにあたります。獲物に警戒されずに近づくだけでなく、捕食者に対しては隠蔽型擬態になるという側面もあります。ドラクエで例えるとミミックです。ツボックも可。
三つめはベイツ擬態、四つ目はミューラー擬態。この二つは前者二つと違い、他の生物の姿を真似する擬態です。ベイツ型は毒持ちの生き物などを他の生物が真似することで捕食者から逃れる擬態。ハナアブがハチのような模様をしているアレです。ミューラー型擬態は毒持ちの生き物が互いに似る擬態を指します。スズメバチ類とかが代表例です。派手な毒持ちは「このデザインは危険だから覚えておけよ」というアピールですので、互いに似ていた方が相互に利益があるのでしょう。
さて、タイトルのメルテンス型擬態は、そんなミューラー型擬態の派生になります。毒持ちの生き物が同じ毒持ちの生き物を真似るタイプの擬態なのですが、襲ってきた相手が必ず死ぬ毒を持っているので誰からも毒持ちだと認識されずいつまでたっても襲われるので、似たような見た目のもうちょっと毒弱いやつに擬態して襲われないようにするという擬態です。チート異世界モノで例えるとちょう強いけど無名のままだとめっちゃ絡まれるんでとりあえず王国騎士団入ってみました的なやつです。いやこれは違うか。しかしこの擬態サンゴヘビ以外知らないんだけど他にいるんですかね。
実は擬態はヒトにも見られる習性です。深夜アニメばかり見ているオタクだということを隠し一般人のふりをする隠蔽型擬態、善良な人間を装い詐欺行為を働くペッカム型擬態、不良的ファッションを装うことで他者から襲われにくくする(襲われないとは言ってない)ベイツ型擬態など、知られてないだけで様々な擬態が現代社会には存在します。今考えました。
ざっくりと解説してみましたが如何だったでしょうか。合唱団のブログを見に来た人に生き物の中途半端な知識を授けるのが私の使命です。一般的な現代人の実生活にはほぼ間違いなく役に立たない知識ですが、そんなもんは合唱だって大体変わらないので、まあなんか娯楽の一種を摂取したと思ってくだされば幸いです。それではまた。
今日はツイッターでちょっと話題になってた擬態について書きたいと思います。
擬態と聞いてパッと思いつくのはコノハムシやナナフシなどの自然物に似せた姿になるタイプの擬態ではないでしょうか。ですが擬態はそれだけではありません。擬態は大きく分けて四種類(脳内調べ)あります。
一つは隠蔽型擬態。先に上げた例の、自然物に似せることで捕食者から身を守るタイプの擬態です。昆虫をはじめとして多くの生物がこの擬態を採用しています。それだけありふれていて有効な擬態です。
二つ目はペッカム型擬態。体色を似せることで獲物獲得に有利になるよう働く擬態です。ハナカマキリやアンコウなどがこれにあたります。獲物に警戒されずに近づくだけでなく、捕食者に対しては隠蔽型擬態になるという側面もあります。ドラクエで例えるとミミックです。ツボックも可。
三つめはベイツ擬態、四つ目はミューラー擬態。この二つは前者二つと違い、他の生物の姿を真似する擬態です。ベイツ型は毒持ちの生き物などを他の生物が真似することで捕食者から逃れる擬態。ハナアブがハチのような模様をしているアレです。ミューラー型擬態は毒持ちの生き物が互いに似る擬態を指します。スズメバチ類とかが代表例です。派手な毒持ちは「このデザインは危険だから覚えておけよ」というアピールですので、互いに似ていた方が相互に利益があるのでしょう。
さて、タイトルのメルテンス型擬態は、そんなミューラー型擬態の派生になります。毒持ちの生き物が同じ毒持ちの生き物を真似るタイプの擬態なのですが、襲ってきた相手が必ず死ぬ毒を持っているので誰からも毒持ちだと認識されずいつまでたっても襲われるので、似たような見た目のもうちょっと毒弱いやつに擬態して襲われないようにするという擬態です。チート異世界モノで例えるとちょう強いけど無名のままだとめっちゃ絡まれるんでとりあえず王国騎士団入ってみました的なやつです。いやこれは違うか。しかしこの擬態サンゴヘビ以外知らないんだけど他にいるんですかね。
実は擬態はヒトにも見られる習性です。深夜アニメばかり見ているオタクだということを隠し一般人のふりをする隠蔽型擬態、善良な人間を装い詐欺行為を働くペッカム型擬態、不良的ファッションを装うことで他者から襲われにくくする(襲われないとは言ってない)ベイツ型擬態など、知られてないだけで様々な擬態が現代社会には存在します。今考えました。
ざっくりと解説してみましたが如何だったでしょうか。合唱団のブログを見に来た人に生き物の中途半端な知識を授けるのが私の使命です。一般的な現代人の実生活にはほぼ間違いなく役に立たない知識ですが、そんなもんは合唱だって大体変わらないので、まあなんか娯楽の一種を摂取したと思ってくだされば幸いです。それではまた。