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ホリデイ現役添乗員日記

近畿日本ツーリスト ホリデイ現役添乗員が新鮮な情報をそのまま皆様にお伝えします

ホリちゃんのアメリカ漫遊記(ニューヨーク編)

2012-01-29 17:00:02 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです久しぶりにアメリカへ行ってきました。もちろん仕事です。ですが、何かブログの良いネタはないかと、自由時間にカメラを持ってふらふら徘徊するおじさんの姿は、どうみても漫遊記にしかなりませんね

      

ここは「グランド・ゼロ」といって、あの「同時爆破テロ」があった現場、再開発地です。希望者が多いので行ってきましたが、悲しい想い出とともに、悲しみに屈しないアメリカの明るさと国力と決意の原点にいるように感じました 

       

       

明るいところから展望すると良くわかりますが、世界貿易センタービルの着工も確実に進んでいます。

       

エンパイア・ステートビルはテロのサイトではありませんが、昔から少しも変わっていません。それから北へのぼって、マンハッタンのミッドタウンへロックフェラー・センターとプラザのスケートリンクも昔と変りません

      

      

その後、5番街のショッピング街を歩いたり、メトロポリタン美術館に行ったりしたかったけど、さすがにそんなに自由時間はありません。そこで、暗くなってから、再開発されて「健全な」繁華街になったとされるタイムズ・スクエアやブロードウェイのミュージカル街を歩いてみました。







前市長らの活躍もあって、街全体が明るく安全になった感じがします。ヤンキースタジアムがあるサウス・ブロンクスなんかはまだまだ、安全からはほど遠いですが ヤンキース人気は相変わらずですね。

      

      

レストランで食べる食事は、とにかくボリュームがあります。「Big is Beautiful」といって、「大きいことは良いことである」国なんです。「質より量」ですから、多少のことはがまんしないと!

      

      

昨年の震災のときは、「トモダチ作戦」で日本を助けてくれた同盟国であることを忘れてはいけないと思います。皆さん、余裕があったらぜひ、アメリカへも行ってみて下さい。移民の国でヨーロッパのような宮廷文化の伝統はありませんが、どのような興味と関心があっても、それなりに満足させてくれる懐の深さをもっています。

      



      
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添乗員が眠れない日:旅券盗難

2011-11-08 14:59:52 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです。今、EU先進国でも、雇用不安や失業者の増加など、経済的にままならない状況の中、盗難事故や犯罪も増えていて、以前にもまして油断できない、気をつけなければいけないと考え、一筆書くことにしました。

ヨーロッパ旅行中、盗難にあうリスクは今に始まったことではないので、私たち添乗員は、出発前のお客様へのお電話で、必ず、パスポートだけは別格に扱うように言います。ハンドバッグやウェストポーチは狙われやすいので、首からかけて洋服の下に隠せるネックポーチやベルトの下に腹巻のように身につけるものを持って行って、パスポートは、必ずその中に入れ込んで管理すること! 決して、バッグやウェストポーチには入れないということを、ツアーに行ってからも念を押します。考えてみて下さい。ウェストポーチは、その中に貴重品をまとめて入れてますよという象徴みたいなものです。手から離して、置引きにあうリスクは減るとしても、強盗やスリの前には無力です。むしろ、ターゲットになりやすいのです。

しかし、日本で暮らしていると、治安が良いせいか、なかなか、頻繁にスリや置引きなどの盗難事故が起きるということを、臨場感をもって理解していただけないので、他人事として聞き流していて、まさか自分の身にふりかかって来るとは想像していない方が多いのです。そして、バッグにパスポートを入れ歩いて盗難に遭う方がいます。ホリちゃんは、日本では、滅多に警察へは行きません。行くのは運転免許の書き換えくらいのときだけです。しかし、ヨーロッパでは、何度警察に行ったことかわかりません。

実際、パスポートを盗難にあうと、再発行されるまでは日本に帰国できません。ただし、それには、裏技もあって、旅券に代わる「一時帰国証明書」の発行を願い出て、
OKになれば、帰れます。ただ、それも、土曜・日曜は大使館が休みだからできません。そして、平日でも、必ずこちらの要求が通るとは限りません。あくまでも、「お願い」するしか手段はありません。もし、その手続きをしようと思ったら、大変手間がかかります。まずは、地元の警察に届け出て、盗難証明書を作成しなければなりません。受付で待たされ、面倒な調書作成のために質問もたくさんされます。言葉のバリアのあるため、普通、お客様だけで用が足りることはまれで、添乗員が付きそうのが当たり前です。当然のことながら、その個人のお客様に付き合っている間は、グループ全体の面倒は見られません。盗難証明書に加えて、顔写真を撮りに行かなければなりませんから、どこへ行けば写真が撮れるかを調べなければなりません。それが、片付いたら、本人同行で、顔写真と、警察の盗難証明書、それに昔なら航空券、今ならEーチケットが必要です。何日の何便で帰国するかを立証するものとして、そのE-チケットを持参しないと駄目です。一通り、必要書類がそろったらいよいよ、その都市の大使館か領事館へ行って手続きします。まさに半日はかかる仕事です。

また、旅券の盗難は、ご本人も大変な目に遭うのと同時に、発行している外務省にとっても由々しき問題なのです。テロリストの手に渡ったり、偽造旅券にされて国際的犯罪に使われることをとても警戒しています。日本人は、麻薬売買やテロリストに関与していないので国際的信用度が高く、ビザ(入国許可証)なしに、パスポートだけで行ける国が多いのです。顔写真欄を偽造して日本人になりすませば、世界中行ける国の選択肢が豊富になります。だから、盗難にあった日本人のパスポートは一冊20万か30万で売れるとも聞きます。恐ろしいことです。得てして、そういう事件が大使館・領事館が休みになる週末に起きます。当然、添乗員が眠れない夜になります。週末の関係で、大使館で手続きができず、余分な滞在費が生じた場合は、海外旅行保険で処理するしかありませんが、保険に入ってなかったらアウトで全額自己負担となります。

何度も海外旅行に行ったけど、盗難事故は一度もなく、危ない目にもあったことがないというあなた、決して現状、起きていることを甘く見ないでください。パリ、オペラ座の回りでは、多くの日本人が歩いているのを知っているジプシーの子供たちが、昔の新聞紙のかわりにアンケート用紙を持って歩いています。署名運動に協力して下さいと言って、その隙にバッグを開けるのです。手口は日々進化しています。パリへ近々行かれる方、決してひっからないように気をつけて下さい。

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機内で怖いストーカー体験

2011-09-17 06:07:51 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです。今年、ホリちゃんが遭遇した少々薄気味悪い体験談を披露しましょう。イタリア添乗を無事終えたホリちゃんは、成田へ向かうアリタリア航空の帰国便に搭乗し、機内食の後、仕事の疲れもあって、ぐっすりと寝込んでいました。いつもは満席なのに、その日に限って空いていて、あちこち空席だらけでした。ふと、気がつくと
となりに40代くらいの上品で綺麗なご婦人が座っているのです。そういえば、ホリちゃんは、3人がけの真ん中の席に、空いていたので一人で座っていたはずでした。しかし、見たことのない女性がいつの間にか隣に座っている他にも空席はいっぱいあるのに、どうして??ありえないことだ!不審に思ってその女性を見やると、女性の方でもこちらを見ています。何と焦点の定まらない目だろうと、そのとき思いました
 さきほどの印象とは打って変わって、こちらを睨むような感じで、しかし、焦点の定まらない眼差しでうつろに見つめているその表情は、機内の薄暗い照明でクローズアップされて、その瞬間、幽霊のようにも見えました

「おのれ、妖怪め! 人間のつもりならば、喋ってみろ!」と内心思ったとたん、その女性は「飛行機、飛んでいません、どうしましょう、飛行機飛んでないですよ!」と言いました。何を馬鹿なことを言っているのかと思い、「飛んでいるじゃないですか?」と言い返し、薄気味悪くなってトイレに行くことにしました。その後他の席に移ろうと思って席をたったとたん、「どこへ行くのですか?」と聞いてきたので「トイレです」と言うと、「私も一緒に行きます」と言ってついてくるではありませんか
ますます気持ちが悪くなって、トイレからわざと10分くらい出ていきませんでした。もう勝手にいなくなっているだろうと思って、トイレから出たとたんまたびっくりまだいた! そして今度は、ホリちゃんの肩をわしづかみにして、「飛行機飛んでいませんよ、どうするんですか?」とまた、わけのわからないことを無視してもとの席へ戻ろうとすると、またついてきた

ここに至って、分ったことは、知的な顔をしているのに、うつろな目をして意味不明なことばかり言うその人は、きっと精神的にどこか病んでいる! 気がおかしくなっているということでした。一刻も早く同伴の方をみつけようと思って、「お連れの方はどこにいらっしゃるのですか?」と聞いても、「1人です」というだけそんなはずはないだろうと思いましたが、あきらめてしばらく放っておくことにしました。こちらが何も喋らない限り、何もせず大人しくしているだけですからしかし、ホリちゃんは添乗員です。お客様が何列か後ろにいるのですが、トイレのもっと後ろ側で、少し離れています。様子を見る目的で席を離れかけると、不安に怯えるような表情で「私も一緒に行きます」と言ってついてきます。決して一人にさせてくれませんもうだめだ、ストーカーにつきまとわれたのかなあ?とも考えました。

それからしばらくして、片時もホリちゃんのそばを離れないだけではなく、何と身体をあずけるようにして、こちらにもたれかかってくるではありませんか「おいおい!それは困るよ!こちらにはお客様がいるんだ。見知らぬ女性といちゃいちゃしている姿なんか見られたらたまったものではない」と内心思いながら少し押し返しました。そうすると、涙目をして、「確かに飛んでいるのですね!では、着いたら一緒に降りて下さいね」と言ってきました。明らかにおかしい、病んでいる、そして何か神経を逆なでするようなことをすれば騒がれる!これはやばいと思いました。

とうとう、それから可哀想なホリちゃんは一睡もできないまま、着陸しました。その女性にくっつかれたままです。降りる前にお客様に挨拶が必要だから、席を立ちかけると明らかに動転した様子で、大声で騒ぐような危機感を覚え、何もできないままでした。
約束通り一緒に降りることにしたホリちゃんは、ドアサイドにその人と一緒に進みました。そのとたん、ご主人と思しき男性が現れ、「ここにいたのか」と声をかけてきて、自分側に連れ戻そうとするのがわかりました。飛行機のドアが開いたその瞬間、女性は自分の荷物を放り出し、ホリちゃんの手首をもの凄い力でギュッと引っ張って、逃げようとしました。こちらも、必死にそれを振り払って機内に留まると、女性は脱兎のごとく走って逃げました。それから、ご主人?に事情を説明し、ずっとくっつかれていたことを話しました。ご主人は、「彼女は、旅行中、精神的におかしくなり、手に負えなくなりました。まことに申し訳ありませんでした」と謝罪してきました。そして、彼女を追って行きました。ホリちゃんは、急いでお客様たちに事情を説明し、機内で挨拶に行けなかったお詫びをしました。

その後、スーツケースを受取る回転台の前でまたその女性に会いました。ご主人とは、何か言い争う様子が見えましたが、ホリちゃんの姿を見ると、今度は2人でやってきて「本当にすみませんでした」と謝りました。それで一件落着となりました。もう二度と会うこともありませんが、しかし、ご主人から逃れて、一緒に逃げようとした相手が何故ホリちゃんなのか? 改めて聞いてみたい気がして、己の馬鹿さ加減にあきれました


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イスタンブール満喫! ボスポラス海峡クルーズ

2011-09-15 19:24:35 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです。まだまだ残暑が厳しいですが、優雅なクルージングの風景で涼んで下さい。トルコという国自体が、東洋と西洋の境目にあり、イスタンブールという町も、東西文明の十字路という性格をもっていますイスタンブールは広い町であり、まず、マルマラ海、ボスポラス海峡を挟んで、アジア側とヨーロッパ側に大きく分かれます。さらに、ヨーロッパ側も、金角湾を挟んで、旧市街と新市街に分かれます観光的な見どころは旧市街に集中しているきらいがありますが、町全体の魅力を大きく俯瞰するのにクルーズは適しているのです

   

ホリデイツアーで乗船するクルーズ船は、大きくデラックスです。200~300人は乗れるような大きな船が何と貸し切りです!チャーターですから、船室はもとより、屋根付きのデッキの空間も使い放題!

   

もちろん、ツアーの間、ずっと付き添ってお世話してくれるトルコ人のスルーガイドの日本語放送を聞きながらですから、目に見えてくる建物や名所がタイムリーに説明されて、自分で写真を撮りながら旅行記録や地名のメモもバッチリトルコ人ガイドさんは日本語堪能ですよ いよいよ、エミノニュ桟橋から出航です。黒海とマルマラ海をつなぐボスポラス海峡は、全長30Kmありますが、クルーズは1時間30分ほどかけて行います。今回は、トルコの美味しいファーストフードの一つである「サバサンド」持込みでランチクルーズです。けっこうボリュームがありますが、新鮮なサバ(魚)をサンドイッチに挟んで食べる個性的で美味しい昼食となりました

  

出航してしばらくは、ブルーモスクやアヤ・ソフィア寺院、トプカプ宮殿などの名所が間近に見えます。古い建物は修復してお洒落なホテルやレストランになっていることも多いです

   

やがてドルマバフチェ宮殿が見えてきます。19世紀の比較的新しい建物ですが、完成後はトプカプ宮殿に変わるスルタンの居城となり、後に初代大統領アタチュルク(ムスタファ・ケマル・パシャ)のイスタンブール滞在時の官邸として使われた立派な建物ですね

   

やがて、第一ボスポラス橋が見えてきます。1973年完成の、イギリスとフランス共同建設による海峡に初めて架けられた橋です。全長900mもあります。

   

橋のたもとには、オルタキョイなど、オシャレなカフェがある一角もありますが、

    

ベベッキとよばれる別荘の多い高級住宅地もあります

    

    

大橋を越してしばらくすると海峡の幅が段々せばまり、堅固な要塞が見えてきます。ルメリ・ヒサルです。海峡の戦略的重要性がしのばれるところです。

    

海峡は軍事的にも重要な地だったことから、海峡沿いには堅固な要塞が他にもいくつもたち、高官の別荘や離宮が立って、それ自体がクルーズの風物詩です。

    

    

第二ボスポラス橋が見えてきたら、いよいよ折り返し点です。この橋を超えたところでクルーズ船は引き返し、進路を逆にたどり、出航地点に向かいます。橋の正式名称は
ファティヒ・スルタン・メフメット大橋といいます。1988年の完成でこちらは、第一ボスポラス橋より長く、全長1200mあります。建設には、日本企業の石川島播磨重工業も携わった有名な橋です。

    

折り返すと、アジア側の景観も中々見事なことが解ります。

    

    

陸軍士官学校や夏の離宮・迎賓館として使われた素晴らしい建物をみながら、出航地点が近づくと、またもとのように、ブルーモスクを中心としたイスタンブールの象徴のような建物が見えてきます。

   

   

ホリデイツアーでは、参加人数を26名までに限定して、「ゆったりシートバス」をモットーとしていますから、快適な旅ができます。ぜひ、トルコへ、そしてイスタンブールへお出かけ下さい。8月までは、炎天下でしたが、これからは旅行に最適なシーズンの到来です

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ブログジャック!! マチルダ 勝手に自慢写真展

2011-09-12 23:19:58 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです。このブログに度々名前だけ登場しているホリデイ添乗員仲間のマチルダが、中々の写真家なのです。ホリちゃん、デイちゃんの間に割り込んできて、ついに今回、このブログ画面を乗っ取られたようです。ここは、お手並み拝見を兼ねて静観しましょう。そして、マチルダ自慢の「個展」をゆっくり鑑賞しましょう。

<以下、本人のコメント>
上手いといつも言っていたマチルダ、
ついにブログをジャック!1
本当に上手いかどうかは???
携帯電話で取っているからねと,,,,,,,マチルダの言い訳

   

ホリちゃんに負けないネコ好きなマチルダです。しかし、本分をわきまえ、観光地の写真をいっぱい取っていました。

   

イタリア、シエナの街なみとパリオで優勝した地区の旗です。

   

次に、フランスのモネの家!見たい方は9月で終わってしまって来年4月までお休みですから、秒読み段階ですね。

   

パリ、モンマルトルのサクレクール寺院です。アングルが自慢です。

   

シャルトルの大聖堂です。

   

シャルトル 大聖堂内部のステンドグラスと下の方にマリア様のヴェールも見えます。

   

印象派の画家が愛した町、オンフルールです。ヨットハーバーと港が綺麗です。

   

パリの凱旋門の夜景です。

   

ロワールのお城、シュノンソー城のプラタナスの並木道です。

   

シャンボール城です。マチルダの写真、本当に上手いね!

   

こちらは、下から見上げたエッフェル塔です。アングルが上手いですね!そろそろ、フランス ヴァージョンは終わって、スペインに行きましょう。

   

ガウディ一色の町、バルセロナのパトリョ邸の屋上です。

   

サグラダ・ファミリア内部です。ローマ法王様に清められた祭壇ですね。

   

   


もうひとつ、サグラダ・ファミリアの外観。中はだいぶできましたよ。

   

ギョエル公園(現地ガイドさんの発音)の柱です。日本のCM で見たことあるでしょう。

   

ギョエル公園のドラゴン?  カメレオン?

   

こちらは、お待たせ、グラナダのアルハンブラ宮殿です。

   

ヘネラリフェの庭園です。ブーゲンビリアが綺麗ですね。

という具合に、マチルダも中々の写真家は間違いないところです。本人も、このブログに載せるまで、「マチルダ、うまいんだ」と何度も聞かされました。しかし、その心は
お客様を旅へ誘うテクニックが上手いんだと言いたそうです。また、付き合ってあげて下さい。我々の仲間ですので、ホリデイツアーに参加されると、マチルダに会えるかもしれません。

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添乗員が眠れない日: 怪我人の巻

2011-09-10 14:12:20 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです。社長から小間使いまで、あらゆる雑事が含まれる、地味で目立たない仕事ですよ、添乗は でも、世界中行けて、華やかなイメージばかり目につく人もいて、そういう人にも、舞台裏を見てもらいたく思って、トラブル処理顛末記を書くことにしました

そうです。旅行に行って、何もトラブルがなく、万事が予定された通りに進むとわかっているのであれば、何も添乗員は要りません。団体行動の制約など受けることなく自分で好きなように旅行すれば良いツアーにも、添乗員同行である必要はない逆にいえば、何かあったときこそ、私たち添乗員の出番なのです。

先日、ベルギーのツアーに行ったとき、あるお客様が、夜中、バスタブで滑って転倒し、顔から落ちて、肩、腕も強打しました一人部屋の人は気をつけて下さいよ!いざというとき、自分を守るのは、自分しかいませんよ!通報を聞いて駆けつけたホリちゃんは、早速、お部屋に行ってお客様の様子をみました。顔から落ちたため、自分で出血部分を止血して、少し落ち着いてからホリちゃんに電話したみたい。良かった、頭をやられていなくて、意識も言葉もはっきりしている
そこで、ホリちゃんは、まず、ホテルのレセプショニストやコンシエルジュに連絡し、一緒に現状をみてもらいました。ここは、ブラッセルのグランプラス近くの高級ホテルで、緊急時のホテルのスタッフの対応もしっかりしていました。怪我人の様子を見極めたホテルのスタッフは、腕と肩を強打して、腕が動かなくなり、苦痛に顔をゆがめているお客様をみていて、ホリちゃんに、「救急車を呼ぶからね。」と言ってくれました 

救急車のスタッフは、肩を貸し、身体を支え、お客様の様子をみて、最適な救急看護ができる病院に今から行くからといって、救急車に乗せました。ホリちゃんも、もちろん、「通訳」として、いっしょに行きました。時計をみると、夜中の12時を回っていました。到着とほぼ同時に、ほとんど待たされることなく、お客様は診察をしてもらうことができました。まずは、レントゲン撮影と、身体の色々な部位のテェック!その結果わかったことは、「骨折」という診断どうしよう、恐れていた通りだった。いずれにしても病院でしばらく安静にしている必要があり、2~3時間かけて、点滴を行い、痛み止めと化膿止めの投与! 病院にそのまま泊まりこんで、手術を受けても良いし、いったん、ホテルへ帰って、明日出直してもいい! ええ~っ??こんなに大事なときでも、欧米の病院には、患者に選択肢がある日本と違うツアーの日程上、そのお客様はグループのツアー一行とともに、2日後に
飛行機に乗って日本に帰る予定になっている。その件も、ホリちゃんは、ドクターにお話しして、了解をとった。何故なら、そのお客様が、病院のやり方をみて、色々な面で、「きめ細かさ」が足りないと感じ、診察や手当のやり方が日本より「大ざっぱで荒っぽい」と感じ、また、添乗員も団員もみないなくなってしまう自分一人の状況に恐怖感を覚えたから。それで、「ここで手術を受けるのは絶対イヤだ!、日本に帰ってから、手術を受ける」と強く主張したのですそうはいっても、日本までは、ベルギーから直行便では帰れません。グループのスケジュールも、ブラッセルから、いったん、ロンドンのヒースロー空港を経由し、全日空に乗り継いで帰るというハードなもの。トータルで17時間もかかるハードなフライトスケジュール。それでも、飛んでいいか? 再度ドクターに相談!ドクターからの指示は、「好ましいことではないけど、それを前提として、腕と肩が動かないようギプスで固定し、なおかつ処方箋に基づいて、痛み止めと化膿止めの薬を飲み続ける、というものだった。いちばん好ましいのは、ここで安静にし、手術を受けるという選択肢だった。でも、患者には選ぶ権利があるとドクターは言った。

そんなこんなで、翌日また来ることを前提に応急処置だけして、その日はタクシーでホテルへ。海外旅行保険には、入っていたけれど、保険会社の指定病院ではないために「キャッシュレス」というわけにはいかず、いったん窓口で支払って診断書と領収書を入手そのあとがホリちゃんには大変だったのです。まだまだ、やるべきことが山積していて、とうとう一睡もできませんでしたもう一日あることから、グループの面倒をみるための日本語ガイドを急遽手配して、観光に行ってもらう手配をしたり、一応、お客様の家族に現状報告を本人と一緒に電話で伝えて、成田空港に家族の出迎えを頼んだり、処方箋に基づいて、薬局で薬を買い求め、お客様にのませたり、腕が動かないお客様にそれからは食事させるのに、ルームサービスをとってお部屋で食事させたり、みんなが観光に出発した後は、再び、帰国前のギプス固定化や必要な処置をしてもらうため、再度病院に連れていったり!めまぐるしく一日が過ぎました。

帰国の日も、動かすと痛みが走るというお客様の様子を飛行機の客室乗務員に伝え、荷物の積み下ろしから、トイレにたつときや、食事する際の「介護」までお願いしてしまって、本当に助かりました。日本の航空会社で良かった、きめ細かくて
結果としては、無事日本に着いて、手術を受けられ、あらゆる費用は全て海外旅行保険でまかなうことができたのです。だから、保険には入っておくべきですね。自分のカードの保険があるから良いという人もいるけど、カードの保険には付帯条件に色々制約があるので、よく確認したほうが良いですよそれと、そんなときの添乗員だと思って、添乗員付きのホリデイツアーで旅行に行って下さい

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好奇心大満足!カッパドキアの奇岩

2011-08-26 23:50:53 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです。人はもともと好奇心のかたまりです。怖いもの見たさとか、息を飲む体験とかを楽しみにされているのであれば、カッパドキアの奇岩群はその期待に応えるものでしょう

   

カッパドキアでは、視界に入る範囲でも十分に奇怪な景観を堪能できますが、今回は、カイマクルという地下都市から見学が始まりました。世界中でも決して例外的ではない、地下の隠れ家、支配者・侵略者から身を守る地下の居住空間はここにもあるのです。

   

   地上気温は38℃くらいの猛暑なのに地下に入ると、真夏でも14℃くらいで天然のクーラーです。ワインセラーも当然、条件的にぴったりなので何か所かあります。地下は迷路になっていて、わざと解りにくくなっています。

   

地下都市の見学を終えて、外を走ると、珍しいことに羊の大群と遭遇しました。内陸の遊牧民の世界にいることを臨場感をもって味わえます。

   

   

外には引き続き奇岩の景観が広がり、観光客が降りる展望ポイントには、ラクダも待機しています。

   

   

   

ホテルは、ホリデイツアーの場合、洞窟ホテルを使うので、回りの景観とマッチさせて、もともとある洞窟をうまく「再利用」してホテルに仕立てていますが、これが、4つ★クラスの立派なホテルになるのです。

   

   

   

ホテルのレストランにテラスがあって、そこからもホテル周辺のギョレメという街の奇岩が楽しめます。

   

ギョレメの奇岩群には、30以上の洞窟教会がありますが、中でも、フレスコ画やモザイク画など美術品が見事な洞窟教会が集まっているところがあって、野外博物館の扱いです。

   

   

ここでも、観光客目当てのラクダが待機しています。

   

   



キノコ岩の他に、ラクダの頭に見えるラクダ岩という名の岩もあります。

   

何とも奇妙に見える、この世的でない、宇宙的な奇観に目をみはるものがありますが、ちゃんと自然の原理に基づいているのです。

   

数千年の昔、この地域で火山が繰り返し噴火を繰り返していたのがいちばん大きな要因です・ごく簡単に言ってしまうと、浸食作用で長い年月をかけて、下の方の柔らかい凝灰岩は早く浸食されて、上に残っていた堅い溶岩が残るかたちとなって、今のキノコ岩や奇岩ができたというのが真相らしい。

   

スリーシスターズ(3姉妹)と呼ばれる3つきれいに並んで見える岩もあります。夕日の名所といわれるローズバレーもその名の通り、岩肌が赤みを帯びて見えます。

   

ホリデイでは、ふだんの移動用の大型バスに加えて、カッパドキアでは、4WDを使います。これによって、大型が通れないショートカットやよりダイナミックな見学ポイントの確保も期待できます。

   

   

最後にハトの谷を見学して約3時間の4WDによるドライブと見学を終えた後は、充足感に満たされました。

   

夕方、改めてまたローズバレーへ繰り出してみることで、見事なサンセットを見ることもできました。百聞は一見に如かずで、カッパドキアの奇岩については、ブログの写真や文章によるイメージでは限界があります。ぜひいちどトルコへお出かけになり、ご自身の目でカッパドキアをご覧下さい。コンサートホールできく生の演奏と、テレビで見る演奏に匹敵する差がありますよ
   

   

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トルコ料理は奥が深い

2011-08-24 23:10:02 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです。トルコへ行って、トルコ料理を堪能してきました。トルコは「東西文明の十字路」と言われるように、東洋と西洋が混在するところです。料理についてもそれが言えて、ヨーロッパのもの、中東のもの、アフリカのもの、東南アジアのもの、中国のもの、日本のものが何でもあって、お互い、意識しないうちに影響を与えあっている感じなのです。例えば、サラダのドレッシング1つとっても、その種類の豊富なことに、目を見張ります

   

   

   

普通にオリーブオイルや酢が置いてあるのはもちろんのことですが、このときは、セルフサービスのヴァイキング! このときの種類の豊富さにびっくり!!レモン、ザクロ、バシルなどの文字が踊っています。

   

   

   

さらに、タイム、ミント、ホットペッパー等、南仏プロヴァンスで良く見るようなハーブや薬草の名前も見えます。もちろん、オリーブは、エキストラ・ヴァージンオイルやヴァージン・オイルといった質の高いものです。サラダビュフェも魅力的で、普通の野菜の他に、食欲をそそる食材が目をひきます。

   

   

チーズやオリーブの実もトルコ人の食生活に欠かせないものです。

   

   



次いでデザートコーナーを覗いてみましょう。

   

   

   

トルコ人も、欧米人と同じで「甘いもの好き」は半端ではありません。アーモンドやナッツを素材に使った、見かけはおまんじゅうやケーキのショートカットに似たものが多いです。それから、蜂蜜もよく使います。ハチミツを使ったパイとか、揚げ物の料理にも見える、ドーナツにシロップやハチミツを浸したものもあります。

   

朝食のときはもっともっと、種類豊富に出ますが、トルコのパンが美味しいのに、またびっくりします。

   

   

メインディッシュは、インターナショナルな、トルコ的なものは少なかったですが、それは外のレストランで様々味わうことになります。

   

例えば、このような牛肉と野菜の煮込み料理は特別トルコ的なものではありませんが、トルコ的な特徴を一つあげるとすれば、ヨーグルトを良く使うということですね。前菜やスープ、メインの味付けや付け合わせ、さらにデザートや飲物にも盛んにヨーグルトが使われ、酪農も優秀で盛んであることがわかります。ブルガリアでも、何にでもヨーグルトを使ってましたが、トルコも負けずにヨーグルトを使います。飲物オーダーのメニューに「飲むヨーグルト」があるのは、ブルガリアとトルコくらいでしょう。

   

ふと、同じテーブルで食事していたバスのドライバーの持っていたタバコのパッケージが気になったので紹介します。トルコでは、何種類もの警告表示があるそうですが、「タバコの吸いすぎは、様々な健康の害をもたらします」ということを言いたいのに、このパッケージは、男女カップルがいっしょに寝ているところを写し出し、「そうした営みが弱くなりますよ、吸いすぎに注意しましょう!」という警告表示です。

   

いちど食べたキョフテというトルコ風ハンバーグも美味しかったです。町を歩くとファーストフードも気になりますが、

   

このような肉と野菜をインドのナンのような皮で巻いた「ココレッチ」というファーストフードは格別の味でした。ケバブのお店もたくさんありましたが、あまりお客さんは珍しがりませんでした。また、日本人なら大好きな「サバの味噌煮」とか「サバの塩焼き」にして食べるあのサバをサンドイッチにはさんだ「サバサンド」は、トルコ旅行中食べたファーストフードでNO.1だと皆さん言ってました。

   

バールや飲物を売る屋台では、絞りたてといった感じのフレッシュ・オレンジジュースがいつでも飲めます。また、マーケットでも、ドライブインでも覗いてみると、スパイス王国と言ってもいい、充実のラインアップです。

   

地中海側の海沿いの都市では、魚のグリルとか、イカのリング揚げを食べましたが、ローマから南のイタリアの料理を感じさせましたね。

   

   

そして、いました、いました、魚料理にぴったり寄り添ってくる近所でなじみネコたちです。

   

   

   

他にも、ドルマデスといって、ブドウの葉で具を巻いたもの、ナスやズッキーニで肉・野菜を巻いたものは、ギリシャ料理にも似て、東欧料理にも似て非なるトルコのオリジナルを感じました。

   

   

トルコ人の食生活に欠かせないトルコティー(お茶)ですが、食事の間のティータイムにもひんぱんに飲まれているのが、「チャイ」です。

   

バスでドライブしていると、山道でよく美味しそうな果物屋さんに遭遇します。

   

   

ほとんどの果物を自給できるトルコでは、バナナなんかも、何の不自由もなく人々がほおばっているのを見ると、失業率が高いとか、貧富の差が激しいとか言われながら、トルコ人全体が豊富な食材の恩恵に浴し、あまり、食べるものに困っている人はいないのではないか?失礼ながら!と思うのです。

   

この黒い豆も見かけが珍しかったので食べてみましたが、「イナゴ豆」という血流を良くする優れものの健康食だそうです。その日泊まったホテルでも、サラダビュフェは充実していましたが、朝食のときに、トルコ人に欠かせないものとして、パンとオリーブの実と、ヨーグルト、チャイではないかと感じました。朝はパンが主役で、他はみなパンを美味しくたべるための引き立て役のように感じました。

   

サチュルカブルマという鉄板料理や

   

ドネルケバブという肉料理では、近隣のスペインやイタリアのセンスと、中東のイスラム教徒の嗜好を感じました。トルコの豊富な食材を通じて出来あがったトルコの食文化は、料理としての「東西文明の十字路」だし、詳しく追求すれば汲めども尽きぬ奥の普深いものだと実感しました。いっしょに、ホリデイツアーでトルコ料理を堪能しに行きたいですね。今度ぜひね!

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暑いトルコで、スキー場のような銀世界

2011-08-22 22:10:18 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです。一服の清涼剤をお届けしましょう。ホリちゃんが帰国した日は、土砂降りの雨でそれから秋さながらに気温が下がりましたが、またまた、暑さが戻って来るという話し ここは一緒に、トルコの石灰棚と古代人のプールで水浴する人々の水着姿で涼むことにしましょう

   

パムッカレというトルコ語で「綿の城」を意味する世界遺産の古代都市があります。温泉保養地でもあって、温泉好きの古代ローマ人の頃から、温泉が利用されたようで、周辺にパムッカレ遺跡というローマ時代の遺跡もあるのです。

   

   

パムッカレ温泉で泳ぐのに、入場料を払って入る入口には、「古代人のプール」と書いてあります。欧米と同じで、温泉は日本人的ではないのです。水着を着けて泳ぎ、他の人と社交するアクティヴな場所です。ゆっくり、「湯船」につかって、その後浴衣に着替えて、酒を飲む保養の地というイメージとはちょっと違います。疲れを癒すのが、日本の温泉、それに対して、緊張感をもって疲れに行く社交場が欧米の温泉ですねでも、日本のスキーリゾートのような、温泉地を一歩出たら、一面の銀世界でもあるのです

   

白く見えるのは雪ではなくて石灰だという点が違いますが。そして、周辺はパムッカレ遺跡というローマ時代の遺跡の跡もあるのです。

   

ほとんど瓦礫と化した外側と違って、ヒエラポリス博物館には「オリジナル」がいっぱい残っています。このあたりに来ると、昔、世界史で習った、否、世界史の教室以外ではあまり耳にすることのない「小アジア」とか、「ペルガモン王国」とか、「アナトリア」といったノスタルジアのある懐かしい地名がガイドさんの口からボンボン飛びだします温泉と石灰との間には実はつながりがあって、気の遠くなる年月をかけて、凝結した温泉の石灰分があの見事な石灰棚の景観を生み出したのです。

   

遠くから見ると、人が小さな点に見えます。

   

よく見るとスキー場のリフトやゲレンデの景観とあまり変わりません。見ているだけで涼しくなります。

   

   

   

白とブルーのコントラストで光がさすと映える場所もありますもちろん、世界遺産ですから、ユネスコが金も口も出します。景観保護は国を挙げての事業です。石灰棚には遊歩道を設け、また、人が侵入していい場所では、靴を脱いで、裸足で入るのが原則です。

   

   

   

   

   

この努力で、あの「綿の城」の景観を保っています。少し滑りやすいところもあり、それさえ注意すれば、真夏でも涼しい、少し冷たい感触を味わえます。

   

石灰棚から上がってきて周辺を歩くとペルガモン王国時代の古代遺跡の跡が点在します。

   

   

   
   
城壁跡もあり、城壁内には古代都市の機能があった、神殿や、行政府や、アゴラ(市民の広場)や、マーケットがあったことが想像できますあらためて距離を置いてみると、麓から大地や雪山を見るような均整のとれた美しさです。そして、この地でみた日没は忘れない想い出として残るでしょう。

   

まだまだ暑いトルコですが、ホリデイツアーでは、エアコンのきいて、ゆったりしたデラックスバスで快適な旅が約束できます。一緒に涼みに行きませんか?

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トラベルはトラブル、ものをいう保険

2011-06-21 14:04:00 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです。海外旅行にトラブルはつきものです。それこそ、添乗員としては、お客が困っていれば、早朝でも、深夜でも、時間帯関係なく駆けつけます。自分の携帯電話の番号を110番にしたいくらいです。それくらい、電話が鳴る時はろくなことがなく、「何とかして下さい」と窮状を訴えてくるケースがほとんどです

そういうとき、海外旅行保険に入っているかどうか!?が決め手となって、自己負担が重くのしかかるか、逆にほとんど全部保険でまかなえるかの違いが出ます
最近の事例で考えてみます。ベルギーのブラッセルに行ったときに、ホテルの室内のバスタブで足を滑らせて転倒した人がいました。幸い、頭は打たなかったものの、顔と腕を強打し、黙っていても耐えられない痛みで苦痛に顔をゆがめていました
深夜0時近くです。ホテルのレセプションは、様子をみて、一刻を争うと判断し、救急車の手配をしてくれました自分でもそうしてほしいと思っていたので、内心やったと思いました 自分も通訳として緊急病院に同行しました。レントゲンをとった結果、「骨折」という診断。痛み止めや化膿止めの薬剤を投与し、点滴をうってベッドに1時間以上寝ていました。

帰国2日前でしたから、まずホリちゃんは、医師に日本までの飛行時間を説明したうえで、お客さんの希望通り帰国便のフライトに乗せても良いかどうか訊きました。応急処置をしたので、処方箋の薬を服用しながらであれば飛行機に乗っても良いという診断が出てホッとしました それから、支払いをすませてタクシーでホテルへ帰りました。もう明け方になっていてくたくたでしたが、会社の緊急連絡先の電話番号とともに名前がのっている人は、そんな時間でもかわいそうですが、こちらの事情でつきあってもらいます 
ホリちゃんがグループの面倒を見ている間にけが人となったその人専属でお世話をしてくれるガイドさんを手配しました。結局、その人は一緒のフライトで帰り、かかった費用も全部保険でカバーできました。しかし、一時立て替えとは言いながら高額な診療費と処方箋の薬代、交通費としてのタクシー代、人件費としてのガイド代、レストランで食事できない事情から、特別手配のルームサービスと、挙げれば保険で助かった項目はたくさんありますが、もし、保険に入ってなかったとしたら、必要やむをえざる手配をしたものは、全て自己負担となります

旅行を意味するトラベルという言葉は、ラテン語起源で、トラブルと語源・ルーツが同じだそうです。どうりで、海外旅行にトラブルはつきものであるわけ
なお、ラテン語からフランス語に入ったトラバイユという言葉も同じルーツで、「労働」や「苦役」を表します。転職情報誌で前に「トラバイユ」という雑誌がありましたねつまり、トラベルとトラブル、トラバイユは同じルーツの言葉だということですね。

ホリデイツアー、特に高額商品となるラグゼホリデイのツアーには、厳選された添乗員がきます。そして、旅行医学を学んでいますから、怪我人や病人の相談相手になったりはできます。しかし、大切なことは、ドクターの診察で保険に入ってないと非常に高くつきます。海外旅行のトラブル事例を人ごとと思わずに海外旅行保険に入りましょう。

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毎日バトルの添乗員ライフ

2011-05-22 04:42:14 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです。海外にしょっちゅう行けて羨ましいですね!と良く言われる添乗員ですが、実態は毎日が「戦争」です。バトルあり、刺し違えあり、虚々実々の駆け引きあり、で内情を知ったら「添乗員て、いやらしい仕事だね」という人も出てくるかも?それも、これも、自分のグループのお客様がいちばん可愛くて、同じ条件なら、自分のグループのお客様に少しでも有利になって、喜んでもらいたい、そのための「戦争」であることを理解してほしいのです。何も、好き好んで戦争を挑む人種ではないし、好戦的な人がこの業界に集まってきているわけでもありません。ほとんど全員が、お客様に喜んで頂くことを生きがいにしている優しい人と理解して下さい。

今日は、日々の「戦争」のうち、飛行機の座席をめぐる壮絶なバトルをとりあげます。最近、各航空会社とも、収益性の低い団体エコノミークラスの乗客に冷たくなってきていますそう遠くない昔なら、座席のリクエストを出しておけば、2人カップル×何組、3人組みが1組み、4人参加が1組みといった、グループの実情に合わせた割り当てを前もって考えてくれたり、グループが座る範囲を指定して、添乗員が割り振りを考えたりさせてくれたものでした。でも、そんな「古き良き時代」は終わってしまいました。航空会社は、ファーストクラス、ビジネスクラス、団体割引のかからない個人のエコノミークラスの乗客を「収益源」として大切にする一方、残念ながら団体エコノミークラスの乗客(=旅行会社のツアーのお客様)にあまり配慮しなくなりました航空会社も利益のためですから仕方がないことだと思いますが...

だから、もしツアー会社のパンフレットに「ペアシート確約」とあったら、航空会社にお金を払って「保証」を得ていると考えて下さい。従って、別料金になりますが、始めから座席のことで悩まなくて済むし、その分ツアーに集中できるので、申し込みの選択肢があるツアーでは、積極的に「ペアシート」を申し込むようにして下さい。ハネムーンとかカップルで申し込んでも、今の時代、必ずしも隣同士の席を確約されているという保証はないのです。「ペアシート」は、「隣り合わせ」のことも含めた座席の要望をうるさく言ってくる旅行会社や添乗員に対する航空会社の防衛線であり、差別化なのです。ペアシート代を払った人は、優先し保証しましょうということです。そして、問題はその先にあります。ペアシートの申し込みをしていないお客様は「保証」されていないわけですが、それでも、何とか2人とか3人の人をいっしょに並べようとして、添乗員仲間は涙ぐましい努力をしていますそうです「ペアシート代を払ってない人に対しても何とかしてあげたい、と考えてしまう優しい人が仲間に多いのです。ペアシート確約対象でない人たちに与えられている自己防衛手段が、日本航空などでシステム化されているウェブ・チェックインとか、オンライン・チェックインというものです

このウェブ・チェックインは、フライトの出発72時間前とか、30時間前とか、とりかかれるタイミングに制約があるため、できない人もいるし、添乗員としても、海外で業務中で難しいことも多く、日本にいる人に都合を聞いて頼んだり、逆の立場で、自分が日本にいるときに人の仕事を請け負ったりで、大変な時間と労力を割いていますこの前、私の妻で添乗員のマチルダが、出発直前にフライトが変わった非常事態のときに、顧客全員のウエブ・チェックインをやってあげたことをブログに載せたことがありました。でも、そのマチルダとて、普段は添乗員仲間に帰国便のチェックインを頼んでやってもらったりして、辛くも乗りきっている場面が多いのです。

このブログを担当しているデイちゃんはじめ、デイちゃんの仲間のさんとか、Fさんたちに最近、とても良くお世話になっています。デイちゃんはじめ、皆さんありがとうホリデイは本当に助け合える素晴らしい添乗員さんが大勢います。国際電話代はかかるし、メールは打たなくてはならないし、時差を考慮して、夜中や未明の明け方に起きていたりするんですよ1日中座席マップとにらみ合っていることもあるんです。仲間のグループのお客さんのためならね添乗員だろうと、お客さんだろうとこれだけの時間と労力と費用をかけているわけで、ペアシート代を払っている人は、不公平だと思わないで下さいね。ゆめゆめ、払わなくてもできてしまうのなら今度は払わないですませよう!などと思わないで下さい。そういう人が増えれば増えるほど、ペアでとれる確率はどんどん落ちていきます。

他にも、最近経験したマチルダのバトルのお話しをします。ヨーロッパ国営の某航空会社に乗った時のことです。このときのマチルダもFさんにすごく協力してもらい、大変な時間と労力をかけてウエブ・チェックインを行いました。ペアで参加の人を何とか全員ペアシートにして安心したのもつかの間、搭乗時にトラブルが起きました。航空会社側で何の都合か知りませんが、数組のツアー客のペアシートの搭乗券を他人に渡してしまい、ペアシートをもっていたツアーのお客様には、バラバラの座席の搭乗券を勝手にすり替えて、搭乗時に何の説明もなく渡していたのです。搭乗してみて、そのことを知ったマチルダはプッツンと切れてしまって、客室乗務員に宣戦布告し、空いていた空席を使って、バラバラにされた人の席を隣り合わせに戻したのです。帰りの飛行機の搭乗時というのは、本音でいうと、添乗員として、いちばん安心しホッとしたい、と思うし、帰りの飛行機くらいは、ゆっくりくつろぎたいと思っていて、そのためにそれまでの添乗業務に命をかけるのです。

しかし、多くのホリデイの優秀な添乗員仲間のおかげで、乗りきれた危機が何度もあったことをホリちゃんからもお礼申し上げます。ホリデイツアーの優れた一面は、優れた添乗員です。ちょっと自画自賛してしまいましたが、ホリデイの添乗員は仲が良く協力しあえる自慢の仲間なのです。

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存亡の危機で見せた古代ギリシャの先見性

2011-05-21 10:10:46 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです。 ゼロどころかマイナスからのスタートとなった東日本大震災そして原発事故後の日本です。今の日本は復興へ向けて国民が一つにまとまる良い機会です。すでに、自分にできることは何かを問い、続々行動に出ている民間人に比べて、この国の政治家の惨状は目を覆いたくなるものがあります。歴史は危機管理の宝庫ですから、我々は古代ギリシャ人からも、国家存亡の危機にどう立ち向かったか、どう乗り越えたかを学ぶことができるのです。

   

アテネの北にマラトンという古戦場があります。当時の戦死者を祀る塚があります。古代ギリシャの前に最大の仇敵として立ちはだかったのは東方の大国ペルシャです。「マラトンの戦い」でペルシャに勝利したとき、フェイディッピデースという俊足の伝令が、アテネまで42.195キロを走り通して大勝利を伝え、絶命したといういう記録があり、この美談がもとで、オリンピックのマラソン競技ができたのです。「マラソン」は、「マラトン」に由来します。

   

   

2004年アテネオリンピックのマラソン競技のスタートポイントはここでした。

さて、問題はその後です。ペルシャでは偉大なダリウス大王の跡継ぎである、息子のクセルクセスが王位を継いで、海陸双方の大軍を整え、満を持して再度攻め込むのは確実でした。そうなると、数の問題で圧倒的な戦力差があり、祖国ギリシャは再び、存亡の危機です。そうした非常事態には、その時代を乗り越える英雄が良く出ます。幕末・明治維新の日本に明日の日本を切り開く英雄が輩出したように。天才的戦略家のテミストクレスがアテネの指導者についたとき、ライバルで、覇権争いの相手だったスパルタはじめ、幾つもの周辺ポリス(都市国家)に団結を呼びかけ、対ペルシャ大同盟を完成させます。その上で、戦略要地としてピレウス港を開き、豊富な銀山からの利益を軍船建造にあてて、
「海戦に生きる道あり」の先見性に基づく政策を次々実行しました。テミストクレスの指導力と先見性は見事でしたが、それには源泉があったのです。

   

アテネの北方200Kmくらいに、デルフィがあります。ギリシャ神話のアポロンの聖地で有名です。多神教のギリシャでは、全能の神ゼウスをはじめ、数多くの神々が登場します。アポロンはとても守備範囲が広く、音楽や詩作などの文芸や医術の神という面もありましたが、何といってもアポロンの知名度を高めていたものは、未来への予知能力と予言そのものでした。

   

アポロン神殿で神官が仕切り、巫女を通じて得られるアポロンの神託を多くの国家や個人が生き方のよりどころとし、いやが上にもデルフィの名声は高まったのです。ヘロドトスやツキディデスといった有名な同時代の歴史家が著した著作でも明らかです。

   

アポロンの聖域(遺跡)は今、観光客で溢れていますが、昔は神秘的な聖地でした。

   

   

   

   

遺跡見学は登り坂を登りながら、アポロン神殿のある高台に近づいていきます。

   

実際に訪れてみると当時の神秘性を感じさせる独特の静けさがあります。

   

   

   

アポロンの神殿は、遺跡として柱と土台しか残っていませんが、「大地のへそ」とよばれる石の上で信託が行われていた現場です。

   

神殿の回りには、野外劇場があり、その上方にはスタディオン(競技場)があります。
テミストクレスが偉大とされるのは、「木の城によって闘え」というデルフィの神託を受けて、「軍船によって闘え」と解釈したのは卓越した先見性と情報分析力を備えていた彼だからこそできたことでしょう。結果は、議論百出して、収集つかなかったアテネの議員をまとめあげ、アポロンの神託を機に国の一致団結を実現させ、見事、サラミスの海戦に勝利して、ペルシャの大軍を追い払いギリシャを救ったのです。

   

遺跡の宝庫「デルフィ博物館」に行ってみると、アルカイック期の作品とされる「大地のへそ」の展示があります。

   

戦車競技の御者のブロンズ像などの傑作も見学できます。

   

デルフィも素晴らしいですが、デルフィ近郊に世界遺産の修道院があります。オシオス・ルカス修道院です。現存するビザンティン様式の建築として代表的なもので、11世紀の聖堂モザイクやイコンが残っていて貴重です。

   

   

ホリデイツアーでは、世界遺産を重視し、こうした人里離れた修道院も忘れずに訪れま。今も衰えることのない古代ギリシャの魅力に惹かれ、欧米人は大勢見学に行っています。日本人の皆さんも、西洋の源流を知る意味で、もっとギリシャに出かけて下さい。

   

   

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「宙に浮かんだ世界遺産」メテオラの修道院

2011-05-18 21:39:23 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです。この前お話ししたように、古代から栄えたエーゲ海の島々は、今は観光と癒しの地として人気を博しています。ギリシャ本土の北部には、ギリシャ正教の聖なる山と神々が住むオリンポス山がそびえ立っています。ギリシャ最高峰のオリンポス山(2917m)の南西100Kmに、「宙に浮かぶ修道院群」のメテオラがあります。

   

   

ホリデイツアーの「7つの世界遺産をめぐる充実のギリシャ周遊8日間」というツアーに参加さますと、メテオラホテルが指定で、ホテルからこのメテオラの奇岩・高峰を
眺められます。宿泊先のカランバカは、メテオラの巨岩群のすぐ足元に開けた町で、ホテルから、修道院へ向かう途中にも、下から修道院を見上げるビューポイントがあります。

   

   

こうした断崖絶壁は見事ですが、何故人を寄せ付けない険しい場所にわざわざ選んで修道院を建てたのか、素朴な疑問がわいてきませんか?

   

   

その前に、修道院と教会の違いはわかりますか?似ているけれども、何が決定的に違うかわかりますか? いきなり答えから言うと、世俗と人との接点があるかないかの違いです。教会は、お役所のように、教区・教民という区分をもっています。大体、町を代表する教会はもちろん、多くの教会は、一等地か若しくは、人の来やすい便利なところに位置します。世俗の人との交わりを前提にしていて、住民の冠婚葬祭や人生相談にも係り合い、住民が、ミサなどの教会のイベントに出入りするのは大歓迎です。カトリックの教会には神父さんがいて、プロテスタントの教会には牧師さんがいて、自分たちが祈り高まるのはもちろんのこと、住民の啓蒙もしていて、彼らが高まることにも、大きな関心を寄せています。このように、人との交わりが当たり前である教会と違って、修道院は基本的に人との接点がないことが前提になっています。修道士である自分たちだけの祈りと修行の場であり、生活そのものも自給自足に近く、何でも自己充足してしまいます。そんな修道院にとって都合が良いのは、高い山や人を寄せ付けない険しい立地であり、俗世間から疎外されたところこそ祈りと修行に好都合なのです。

   

修道院は11世紀頃からあったものの、最盛期は、いちばん大きなメガロ・メテオロン修道院ができた14世紀です。ツアーでは、2か所の修道院の内部を見学します。アギオス・ステファノス修道院は尼僧院です。聖堂の中も、宝物庫のイコン、壁画もみな見事ですが、残念ながら写真は一切撮れません。

   

しかし、下界の眺めは格別です。

   

昔、ローマ帝国が2つに分かれ、西ローマ帝国はローマ・カトリック教が普及し、後から宗教改革を経てプロテスタントが出て来たということですが、一方、東ローマ帝国は、ビザンティン帝国と名を変えて帝国内では、ギリシャ正教が普及しました。つまり、ギリシャ人の国民的宗教はギリシャ正教です。ギリシャ人の大半は正教徒です。カトリックとの違いは色々ありますが、いちばん大きな違いは、カトリックのようにイエス様やマリア様のような立像を作らず、聖像崇拝が禁止されていることでしょうか。その代りイコンとよばれる聖画をもっています。初期の原始キリスト教徒が迫害されたのは誰でも知っていますが、ギリシャもお隣りのトルコに4百年間支配された歴史があり、迫害を逃れるための祈りの場として、メテオラの絶壁の上や、途中の洞窟は絶好の隠れ家でした。ギリシャ正教の文化や芸術、伝統が維持できたのも、メテオラの修道院群が大きな役割を果たしたからとも言えるのです。見つかったら、イスラム教に改宗させられるか、厳重に処罰されるか、という危機感を絶えずもって暮らしていました。

   

アギア・トリアーダ修道院ですが、これが最もメテオラらしい、絵に描いたような絶壁の上の修道院です。よく、写真集などのトップを飾っています。陸橋と石段ができる20世紀まで、修道士たちは、梯子を登り降りし、ロープも使って命懸けだったのです。巻き揚げ装置もあって、人や物を運んだのも日常のことでした。

   メガロ・メテオロン修道院(大いなる空中の聖堂)は最大で、海抜613mあり、数あるメテオラの修道院のモデルケースでした。

   

入口の注意事項ですが、メテオラの修道院では、女性は女性らしくという厳しいドレスコードがあって、必ずスカートを着用しなければなりません。もちろん、ミニスカートは駄目で、ひざ下までかくれるものでなければなりません。ズボンしか持ってない人のために、貸しスカートもあるという念の入れようです。

   

   こんな険しい断崖の上でも動物はいるのかと思っていたら、ちゃんとネコが顔をみせてくれました。

   

   

礼拝堂内とか、壁画、イコンなどは写真が撮れませんから、生活空間をイメージしてみて下さい。

   

   

   

眼下に見る風景は絶景で、前日宿泊したメテオラホテルが見えたときは感激しました。

   

トルコのカッパドキアでも、世にも珍しい奇岩群を見ることができますが、頂上の修道院と一体となったメテオラの景観の魅力はカッパドキアにないものです。ぜひ、ホリデイツアーでご一緒しましょう。

   

   

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ギリシャの休日は優雅にエーゲ海クルーズ

2011-05-16 18:16:58 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです。ギリシャといえば、古代遺跡や神殿が頭に浮かびますが、何といってもエーゲ海、あの青い海、青い空、白い家のイメージも忘れられないですね。ギリシャまでは直行便が通っていないので、必ず数時間の乗り継ぎ時間があるのがネックになっているのか、ギリシャのツアーはそんなに数多くでません。観光資源として魅力的なものは無限にあるのにもったいない話しです。休暇があまり長くとれないという事情も、ハードルを高くしていることでしょう。ホリデイツアーなら、アラブ首長国連邦のアブダビを経由するエティハド航空(EY)を使いますので快適です。エコノミークラスのシートピッチはまずまずだし、機内のエンターテインメントも充実しているし、何といっても、機内食の選択肢が豊富なのが良いですね。日本発着便だから、日本人乗務員が乗っているのはもちろんです。機内食は、①和定食、②チキン洋食、③パスタ、④ベジテリアン(予約要)の4つから選べるし、到着前の朝食の選択肢にも和食のおかゆが入っているので、何となくホッとします。味も中々のもの! へたをすると、日本を代表する航空会社も、和食の味付けで負けていますよ!経営再建課題として、こういうところも見据えてね、経営陣の皆さん、頑張って下さい。JALが心配になるほど、エティハド航空のサービスは素晴らしいということです。もちろん、ビジネスクラスで行っていただければもう数段レベルアップしたサービスやラウンジなどの施設で王様並みの旅が約束されています。

   

エーゲ海クルーズも、3日も4日もクルーズして、複数の島を渡り歩くのも素晴らしいですが、ギリシャのエッセンスだけで、8日間くらいの旅で済ませたいと考えている人にとっては、ハードルが高く無理でしょう。ホリデイツアーでは、アテネに3連泊している間の日帰りでエーゲ海クルーズに行って帰って来られるのです。

   

クルーズ船は、数百人乗れる大型船ですし、色々な人種・国籍の人との混乗です。でも、ホリデイツアーで行く人は、必ず日本人スタッフのいるクルーズ船で、乗船と同時に日本語で丁寧なガイダンスとスケジュール説明もあるし、クルーズ中も要所要所で日本語のアナウンスが聞こえるので何の心配も要りません。添乗員もいますから。退屈しないように、ご覧のような船内ブティックでバッグやアクセサリーを眺めたり買物も楽しめます。はじめに案内されるこの2階がメインキャビンです。この下に1階のフロアがあって、食事やダンスショーなどのイベントに使われています。そして、もちろん、屋上デッキに居てもいいし、好きなように写真を撮りながら青い空と途中の景観を満喫できます。

   

アテネから遠くない、サロニコス湾内クルーズで、3つの特徴ある島を巡って日帰りできます。コンパクトにしてエッセンシャルです!最初の島は、アテネから最も遠いですが、2時間40分くらいかけて、イドラ島に寄港します。

   

各島とも、必ず寄港して、自由に散策する時間が設けられています。大体1時間~1時間半くらいの滞在です。イドラ島は、昔のイタリアのヴェネツィアのように、海上貿易で巨万の冨を築いたリッチな島です。かつての豪商たちが町を豊かにしたせいか、多くの芸術家が移り住んでいる芸術家の島です。芸術家はネコが好きなのか、ネコがイドラ島が好きなのか、わかりませんが、イドラ島で下船すると、足元にネコがいっぱい寄ってきます。

   

   

   

いつのまにか、こんなに、そしてこの3倍も???

   

ネコの島でもあり、いじめる人もいないし、天敵もいないし、ストレスがないせいか、人になついてのんびりしています。ホリちゃんなんか、パンをあげても無視されて、鳥肉なら食べるというから、何という贅沢!

   

下船して散策しても、およそ15分で町の端から端まで歩けます。こじんまりしていて綺麗です。

   

自動車の乗り入れ規制をしていて、ロバの町でもあります。

   

イドラ島を出発してまもなく船内1階のダイニングルームで昼食をとります。この日はサラダ、ローストポ-ク、デザートのセットメニューでした。食事を終えてくつろいでいると、2番目の島、ポロス島に到着です。

   

3つの島ではいちばん小さいですが、白い家とオレンジ色の屋根が青空によく映えて美しい島です。海岸に沿って散歩すると、ヨットやクルーザーがいくつも停泊していて、リッチなリゾート地に来た気分です。

   

   

   

出港すると、日がさんさんと降り注いで天気が良いので、屋上のデッキですごす人が多いです。クルーズ中の景観にも変化があって楽しいです。

   

   

   

   

最後、3番目の島、エギナ島に到着する頃、もう夕方になっています。

   

エギナ島は、昔、独立の都市国家(ポリス)として、アテネと覇権争いをしたことのある規模も勢力も大きい島です。アテネのパルテノン神殿と張り合うようなアフェア神殿をもっています。クルーズ船主催のオプションとして、バスツアーが出ますから、申し込んで行ってみると見事です。

   

   

このような保存度が高い神殿の説明を日本語で聞き、写真もとれます。

   

欧米人も団体旅行大好きで、欧米版ホリデイツアーがいっぱい出ています。

   

アフェア神殿の後、外側の写真の時間だけですが、聖ネクタリオス修道院でも降ります

   

それと、このエギナ島は、ピスタチオの名産地で、ピスタチオ畑の写真を撮ったり、ピスタチオ工場見学や売店での買い物時間もとってあります。

   

ピスタチオに限らず、アーモンドやナッツ系のお土産、オリーブの実やオリーブオイルは、3つの島のどこでも買えます。水分が少なくても育つ乾燥に強いこれらの植物は、ギリシャ人にとって、昔から天与の恩恵でした。

   

エギナ島を出港して、アテネに戻って来る標準的な時間は、19:20くらいです。
朝は、7時すぎにはホテルを出て、8時30分には出発しますから、一日がかりですが
日帰りできます。

   

ホリデイツアーでは、火曜日に日本を出発して、6日目の日曜日にエーゲ海クルーズと決まっています。日曜日は街中に残っていても、お店がみんな閉まっていますので、見学と買物の両方が楽しめるエーゲ海クルーズは日曜日お勧めで、そういう細かいところまで良く考えて作られています。まさに、「ギリシャの休日は優雅にエーゲ海クルーズ」の夢はホリデイツアーで実現します。

   

それだけでなく、ホリデイツアーでは、クルーズ終了後、アクロポリスの丘に行き、パルテノン神殿のライトアップも楽しめます。これも良い想い出となるでしょう。

   

唯一のオプションの夕食を選択すれば、アクロポリスのパルテノン神殿前の名門レストランで食事ができます。そうすれば、食事の間ずっと、ライトアップの景観はあなたのものです。

   

ぜひ、ホリデイツアーでギリシャにお出かけになり、多様な楽しみを味わって下さい。

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日本も「エコ・フレンドリー」になれる

2011-04-14 20:38:49 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです。毎日のように、余震が続く東日本ですね!中には、余震とは思えない
また、大がかりなのが来た!!と、怖気づくのもありますね もうこれは、長期戦しかない。せめて、政府やマス・メディアには、情報を操作して「楽観的な」報道で、安心させるふりをして、国民を欺くのではなく、国民にとっては、たとえ聞きたくないことであっても、「真実」を伝えて欲しいと要求したいのです。今起こっている本当のことと、考えられるリスクを国民の前に明らかにしてもらうのでなければ、原発事故処理に向けての抜本的対策は、進むことにはならないでしょう

前に計画停電の発表があってからは、日本全体で「節電」モードになり、駅でも、商店でも役所でも、会社でも、「前に比べて暗くなったな~」と実感します。照明を明らかに落としていますし、電力消費量も目に見えて減ったようですね。結果として、計画停電は行わない、という結論になったようです。やればできるではないですか 国民の創意工夫の力を侮ってはいけません。鉄道をストップさせて、帰宅難民を生み出したことや、生産・物流機能を後退させたことは、事故後にとった対応としては最悪だと思います。病院など、「本当に」一瞬といえども停電が大問題になるところまで、無差別に止めてしまったのでは、「無計画停電」であり、「強制的致命的停電」ではないですか

プリプリしているだけでは、仕方がないですから、前向きな話をしましょう。以前から、ヨーロッパに行って、「環境に優しい」と感心したことをお話ししましょう。昔の話になりますが、自動車というものが世の中に広まり始めた頃から現在に至るまで、排気ガスによる大気汚染を恐れて、自動車の乗り入れを徹底して規制している、スイスのツェルマットのような町があることはご存知かもしれません。しかし、街中の色々な条例以外でも、民間で実施されている省エネ対策で、素晴らしいものがあります。

   

ツェルマットに限らず、また、スイスに限らず、広くヨーロッパのホテルで実施されている節電方法があります。まず、ホテルの廊下を歩いてると「あれ、電気がついていない、暗い」と一瞬思うのですが、センサーが人を感知すると、人が歩いている間は、電気が灯ります。そして、数分、無人の時間があると自動的に電気が消えるのです。また、部屋に入ると、壁にボックス型の装置があって、キーカードを入れると、マスタースイッチとなって、電気が灯るのです。当然、外出して部屋に人がいなくなるときは、キーカードを持って出ますので、自動的に電気は消えています。何とも賢い節電ですね。地方のリゾートホテルだけでなく、大都市のシティホテルでも良く採用されています。

   

ヨーロッパのホテルで、感心させられるのは、それだけではありません。バスルームで良く注意事項として貼り出してあるのですが、タオルを取り替えて欲しい場合は、床に置くか、バスタブの中に突っ込んでおいて下さい、という注意です。日本人的几帳面さで、畳んでもとの位置にタオルを掛けておくと、必要ないと思われて、取り替えてくれていないことが良くあります。日本的な至れり尽くせりのサービスに慣れたお客様がとまどうことですが、これは「サービス低下」ではなくて、「環境保護」なのです。「ケチ」ではなくて、「エコ」なのです。なぜ、環境保護になるのかというと、総体的に洗剤使用量を減らすことができるので環境汚染対策になるからです。

ホテルの外へ出ても、省エネ、節電はあちこちで見られます。例えば、フランス新幹線(TGV)が発着するれっきとした国鉄の駅の照明で、この程度ですよ!

   

シュトラスブール駅のプラットホームの様子ですが、もちろん「明るさ」がもっと求められるところでは、しっかり明るくしています。合理的です。

   

ウィーンの地下鉄駅の構内ですが、一般道路と同じく人がただ通り過ぎるだけのところは、日本の常識より、ずっと暗いです。

   

ホテルやレストランも間接照明を好み、高級感やシックな雰囲気をかえって演出できるのです。レストランにしても、ブティクにしても、不必要に明るくしてありません。それと、最大の省エネ・節電は、お店の営業時間が限定されていることです。夜20:00以降は、ほとんどのお店が閉まっています。日本のように、深夜でも、日曜でも、早朝でも、祭日でも、関係なく「顧客ニーズ」に応えるという名目で、のべつ幕なしに買物ができる商業環境ではないわけです。当然、24時間営業やそれに近い営業をモットーとするコンビニエンスストアという業態は、ヨーロッパのライフスタイルと合わなくて、ほとんどみかけません。騒音・排気ガスなど、ちょっとでも、自分の住宅地周辺が、夜うるさくなる、環境が悪化すると思えば反対されます。本当はコンビニなどは、あった方が便利なのでしょうけれども、24時間ものが買える「利便性」を放棄するかわりに環境保護の方が大切と考えています。環境に対する意識が高いのです。

   

公共交通機関も発達して、排気ガスをまき散らさないものが奨励されています。街ぐるみで、中世的な景観を保つために、もっともっと、目に見えない市民の協力があって、法律や条例が生きて、世界遺産の地位を保っているドイツのバンベルクのような都市はヨーロッパにたくさんあります。

   

これからの日本では、原発をいきなり全部使わないということは不可能ですが、環境に優しく、クリーン・エネルギーになるような発電方法や節電の素晴らしいアイディアが民間や企業の中から続々出てくるような気がします。原始的にみえても、ヨーロッパで日常行われている省エネ・節電を参考にすることで、これから日本がエネルギー政策上進むべき方向性と政策の原点が見えるような気がします。そのためにも、すすんで、ホリデイツアーでヨーロッパを旅行して下さい。日本を侮るな!蘇る能力とアイディアと底力を世界に見せてやれ!
そのとき、日本はエコ・フレンドリーなクリーン・エネルギー大国として、世界が日本のアイディアや技術を必要とする日は必ずやって来るのだ

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