ホリデイ現役添乗員日記

近畿日本ツーリスト ホリデイ現役添乗員が新鮮な情報をそのまま皆様にお伝えします

ハイブリッドの国 スペイン

2010-08-27 05:02:57 | ホリちゃんスペイン
.goo.ne.jp/user_image/05/d3/349fb8377f6e83e6169cd7e1394093e1.jpg">こんにちは、ホリちゃんです。暑い日本から、さらに暑いスペインへ飛びました。スペインを1日だけ見るのなら、迷わずトレドだ!と言われる昔の都です。スペインの魅力は、「ハイブリッド」つまり色んなものが溶け込んでいる「雑種」
「多様性」です。 人種も住居も寺院も宗教もみんな混血しています。 ユダヤ人は古代ロ-マ人にならってパティオを取り入れ、スペインの中に溶け込んでいます。 

イスラム教徒の最後の砦だったグラナダの街に、アルバイシン地区は、キリスト教徒の世の中になっても、スペインに溶け込んでいます。
 
 

 ネコですら、混血しているように見えます。
 
 

スペインのサッカ-が強いのも、ハイブリッドの強さではないでしょうか?
エキゾティックなスペインで、日本人の口にも合った、魚介類や、ブイヤベ-ス風の
料理をいちど賞味してみて下さい・

 
 


マイエンフェルトのやぎは優しい

2010-08-22 02:18:27 | デイちゃんスイス
デイちゃんです

スイスのハイキングはとても楽しい

デイちゃんは夏はスイスだけ添乗したいと思うほど

山は壮大

お花はきれい

心はうきうき

でも、それは装備がきちんとなされているのが大前提



よくお客様から「靴は普通の靴で大丈夫よね~」と

ご質問というか念を押される

確かにスイスのハイキングコースはとてもよく整備されていて

普通は問題ない

でもこれはあくまで普通はであって

山は天気によっては

も降れば

も降る

真夏であっても

油断は出来ないのだ


今回マイエンフェルトでデイちゃんはそれを身をもって実感した


マイエンフェルトにはハイジの家があって

のどかな田舎道を歩いて行く

でもコンクリートの道だからと

デイちゃんは普通の靴で行った

でも魔がさしたというか

近道をしたくなり

デイちゃんは山道を選んでしまった

実は直前に土砂降りの雨が降っていたのを

すっかり忘れていたのだ

案の定坂道で・・・

ぎゃあああああ

見事にすっころんだ

立ち上がろうとして

ぎゃあああああ

再度また

デイちゃんは見事に泥まみれ



お客様からウエットティッシュをお持ちの分すべていただき

洋服

泥はふき取っても、ふき取っても全然取れない


汗だくになっていると隣にゆきちゃん、もとい、やぎちゃんが

めえええええ

「あのね、今忙しいのわかるでしょ遊べないの

めえええええ

「いつもだったら餌あげるところだけど、今それどころじゃないの

めえええええ

ゆきちゃん、もとい、やぎちゃんはデイちゃんの鞄に足をかけてなおも食い下がる


もしかしてもしかして


(足)を貸してくれているの

いつも1フランでやぎの餌を買って

追いかけられながらも必死に餌をあげていたデイちゃんを

覚えていてくれてたの


身体は泥まみれでも心は軽やか

思い出しても笑える



やぎちゃんの糞もおそらく混じっていると思われる

泥まみれになりたくない場合は

油断しないでトレッキングシューズをはきましょう


尚、助けてくれたやぎちゃんの写真がないのは

デイちゃんがそれどころではなかったからでした

あしからず





ポーランドの個性的な地方都市

2010-08-13 09:47:49 | ホリちゃん中欧
 こんにちは、ホリちゃんです。またまた、ポーランドの話題ですが よく知られた
ワルシャワやクラクフではなく、知名度は大都市に劣るけど、魅力的な地方都市をとりあげます。 ポーランドは土地が平坦で、高い山はあまりないイメージがありますが、南部の
マウォポルスカ(小ポーランド)は違います。山がちで起伏に富んだ景勝の地に溶け込むようにして、今では非常に珍しい、木造教会の集積があります。総延長1,500Km以上の
「木造り街道」がマウォポルスカ地方にあり、232の木造建築物のうち、6つの教会がユネスコの世界遺産に登録されています。写真は、リプニツァ・ムロヴァナの聖レオナルド教会
です。バロック期の壁画や彫刻が見事で、中に入ると驚きます。 ポーランド南部は、ズロヴァキアと国境を接していて、ザコバネも風光明媚で冬はスキー場でにぎわうリゾート地です。 それから、今回行ってみて感動したのは、ザモシチというポーランド貴族都市です。
「ルネサンスの真珠」とか、「理想都市」とか、これ以上ないほど立派な形容詞がつけられている都市ですが、行ってみたザモシチは看板に偽りない、素晴らしいイタリア・ルネサンス様式の都市でした。この町を創ったヤン・ザモイスキというポーランド貴族の意向で、
自分がかつて留学したイタリアのパドヴァをモデルに、周到な都市計画に基づいて、あの
「理想都市」と称えられる街づくりを行ったのです。旧市街の広場の美しさは、ヨーロッパでも有数のものでしょう。EUの中心からみれば、東方の辺境として位置づけられるポーランドでしたが、イタリア・ルネサンス式にならい、フランスのゴシック式や、バロック式にならった美しい宮殿や教会、街そのものをつくっていったのです。後発の国家として、それは当然であるわけですが、そのうち、かなりの街や建築の集積が世界遺産として扱われているのは、ポーランド人のオリジナリティーや独創性が認められた基調な事例と言えるのではないでしょうか?

古くて新しいポーランド

2010-08-10 14:04:23 | ホリちゃん中欧
こんにちは、ホリちゃんです。大好きなポーランドへまた、行ってきました。
 大陸的でローカルなところと、繊細で都会的なところが混在した国です。
また、古くて新しい、両方の特徴をもった国です。おっとりしていて、童顔の側面と、
修羅場をくぐりぬけてきたしたたかな側面をもっています。修羅場といえば、あのアウシュヴィッツです。ユダヤ人にとって悲劇であり、ホーランド人にとって悲劇であり、人類に
とっては、「負の遺産」です。今回は、まだ、あどけなさの残る20歳前後のガイドさんが
案内してくれました。プロの案内人だから、割り切っているのかもしれませんが、観光客の
無邪気なだからこそ無神経な、おぞましくもある質問に懇切丁寧に答えてくれました。
日本人的には、責任の所在をあいまいにして、過去は過去として、歴史の彼方に忘れ去ろうとする姿勢が批判されることがありますが、ポーランドは、けた違いにおぞましく、嫌な
ものからも、目をそむけることなく、向き合う、骨太なメンタリティがあります。
アウシュヴィッツだけでなく、ポーランド国内には、まだいくつかの強制収容所跡が残っています。 考えてみると、ポーランドくらい、歴史上辛酸をなめてきた国はないと思います。絶え間ない異民族の侵略、略奪、ポーランド分割、国家の消滅、ナチによる占領、
第二次大戦とホロコースト、戦後の、大国の思惑による国境線の変更、等々です。
バルト海という北の出口は持っていますが、内陸が多く、ロシア、ドイツ、プロイセンなどの強国に囲まれていたポーランド、最後まで強国になれなかったポーランド、それなのに、
ずる賢さや抜け目なさよりも、人の良さ、素朴さ、優しさが何故か目につくポーランド人。
ポーランドの人と接していると、忘れかけていた優しさを取り戻すことができる、
そんな風に感じました。

朝焼けマッターホルン月を食べる

2010-08-05 19:36:27 | デイちゃんスイス
デイちゃんです

スイスに行ってしみじみ感じること

それは・・・

日本人は早起きが大好き

ということ


うそだと思ったら

朝8:00、8:24、8:48発のツェルマットからゴルナーグラード行きの

登山電車に乗ってみて

この時期ほとんど日本人で埋め尽くされている

しかも我先に進行方向より右側の席にまっしぐら

だって添乗員さんが

マッターホルンは右側にしか見えませんよ

なんて言うんだもん

(これはデイちゃんのこと

マッターホルンはいつ消えるかわからない

そう山は天気が悪いと消えるという特技を持っている

だからゆっくり寝坊なんてしていられないのだ


そんなある日、目が覚めたら

雲一つない良い天気

デイちゃん達はツェルマットの町に早朝散歩に出かけた

なんといってもマッターホルンは無料で朝焼けショーを

機嫌が良ければ見せてくれるのだ


急がなきゃ

デイちゃんには秘密の場所があり

誰も知らないその場所で

このグループだけで朝焼けショーを堪能しようと思ったら・・・



なんと新しいホテルを建設中で

町中では稀有な存在だった草原

跡形もなく消えていた


負けてはいられない

新たにマッターホルンが美しく見える場所を必死で探すデイちゃん一行

日本人橋と異名をとる有名な写真スポットもあるにはあるが

朝焼けショーは静かに見たい

と、なんとなく良い場所があるではないか・・・

ではご覧下さい

感動の朝焼けマッターホルンを



お気付きだろうか・・・

マッターホルンはの好物は月だった

をパクリと食べるマッターホルン

いつまでも酔いしれたいマッターホルンの朝焼けショーは30分位続く

7月後半で6時位から天気が良ければ見えます

でも一般の人は寝ている時間だからお静かに

(新聞で日の出の時間を確認してね)

みなさんもホリデイで

マッターホルンを一緒に見に行きましょう