ホリデイ現役添乗員日記

近畿日本ツーリスト ホリデイ現役添乗員が新鮮な情報をそのまま皆様にお伝えします

説明会は企画の宝庫

2012-10-21 09:00:51 | ホリちゃんその他
ホリちゃんですときどき、「ホリデイツアー説明会」に出席して話をします。講師として、ホリデイツアーの日程や現地事情の説明を行い、納得がいけば、できるだけその場で申し込みも受けたいというのが本音ですね参加者も、これから申し込みをするかもしれない「検討中」の方もいれば、既に申し込み済みの方もいて、一枚岩ではない、様々な思惑が交差している場です

説明会の主催者側は、できるだけ、「楽しさ」の演出とともに、ホリデイツアーの良さと参加した場合のメリットを印象づけて、その場での申し込みに結びつけてもらいたいと思っています。一方、ホリちゃんのような、本職=添乗員の講師は、自分や仲間の添乗員が、そのお客様を担当したときにクレームが出ないように、マイナス要因やデメリットも含めて、あれも言わなければ、これも言わなければという心理になりがちですこの「添乗員目線」も必要なのですが、度が過ぎるとその場の楽しさの演出ができません。また、何より楽しみにして、ワクワクする気持ちで会場にきてくれたお客様のニーズにも合いません。それで、ほど良いバランス感覚をもってお話しするのがベストなのですが、なかなかこれが思ったより簡単ではありません

一通り話が終わった後のQ&Aの時間になると皆さんの本音が出ます。飛んでくる質問を受けると、そもそもそのお客様が何を期待して、何を目的として、説明会に来られたかがよく解ります。同時に、お客様の要求水準がツアーの内容や値段と食い違っていると、参加しても満足が得られないので、そこは、心苦しくても前もって言っておかなければなりません説明会は、大体、国別やテーマ別になっています。テーマ別とは、例えば、「ヨーロッパのクリスマスツアー」とか、「北欧のオーロラ」などなどです。南米の説明会を担当した方からは、こんなことをききました。「これから、11月~3月にかけて、日本が冬のときに行けば、南半球は季節が逆で真夏ですね」と切りだして、現地の気候や服装の話をしようと思っていたら、早速あるお客様が手を挙げて、「成田空港まで着て来たダウンコートは要らないですよね!出発のとき、あずかってくれて、帰ってきたとき渡してもらうと、助かるんですけどね!」と講師が予期していなかった「先制パンチ」なるほど、こういう本音を上手に拾っていけば、企画のヒントになるかもしれない、とのこと。実現可能性は別として、どんなサービスを期待しているか、何をすれば喜ばれるかのヒントになるというのですね

ホリちゃんも「オーロラ説明会」では、「何月何日出発がいちばん見える確率が高いのでしょう?」と、ひとたび答えれば重大な責任が発生する質問を受けました。また、別の担当者が、この期間、オーロラ発生率が非常に高いと説明しますと、それだけで、その期間例外なくオーロラが見えると期待されてしまう方がいます。また、「ヨーロッパのクリスマスツアー」の説明会では、「ドイツ5日間、14万4000円」というツアーがあって、正直、すいぶん「勉強しすぎ」で、どうやって利益を出すの?と思う低価格の商品があります。ところが、説明会の参加者の本音の部分では、ちっとも安いと思っていないことがわかります。実態は低価格商品なのに、参加する方は、安いと思っていないのだから、そのことを正面から受け止めて案内にあたっていかなければ!と仕切り直しをしました。

皆さん、ホリデイツアーの説明会は、1年通して行われています。最寄りの近畿日本ツーチストの支店、営業所でもわかるし、パンフレットの裏面などによく説明会の案内が載っています。お得なクリスマスツアーやオーロラツアーは、催行決定していても、まだまだ申し込みの枠はありますので、ぜひお出かけ下さい

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たかが日報されど日報

2012-10-15 00:31:11 | デイちゃんその他
デイちゃんです

ちなみにデイちゃんはしつこい性格なのでみんなが認める
日報もしつこくきっちり重箱の隅をつつくように書いておりますよく会社を首にならないのか不思議
基本的に次に行く添乗員さんが迷ったり間違ったりコケたりするのはイテ
前の添乗員さんがちゃんと日報を書いてないのが原因の一つと考えておりまして・・・コワイ
でも本音を言えば毎日日報をきちんと書くのって想像以上に体力的にキツイもう若くないし

・・・若くないといえばデイちゃんの先輩のホリちゃんはもっと若くないのだが年寄りってこと?
このホリちゃんの日報もこれまた詳細でわかりやすくて大いに助かっちゃうんである根がキ真面目万年青年だから
本当にこんなによく出来た日報が書けるのに
なんであんなにピンボケな写真をブログに載せるんだか褒めてるんだかけなしてるんだか

というわけで昨日デイちゃんはホリちゃんからレクチャーを受けに有楽町まで行ってきました
本当のことを言うとホリちゃんの日報読んだら馬鹿でもデイちゃんでも行ける
レクチャーなんて要らないと思ったんだけど
前回も妻のマチルダにせいにしてせっかくのレクチャー断っちゃったし
今回は妻のマチルダは不在で邪魔されないからちゃんと教えを乞おうと行ってきました
おかげで良い本も紹介していただき
飛行機の中でまた受験生なみにノートをまとめることが出来そうですと言いつつ寝るねきっと
そう今日からデイちゃんまた添乗出発日じゃないとブログを更新しないの?

最近忙しくて慌ただしくてブログをさぼりがちですが
今日からクロアチアとスロヴェニアとボスニア・ヘルツェゴビナと
これまた興味津々な国ばかり行ってきます
前回ホリちゃんがこのコースに行った時
なんとカメラを忘れて行ってしまい妻からその場で買えって言われたんだよね
慣れない携帯であり得ないピンボケ写真ばかりブログに掲載したので
アサイナーが少しはまともな写真を撮ってこいと
デイちゃんが次に行くことになったのですこれ実話

ホリちゃん今度ピンボケ写真ブログに貼ったら
例のネスカフェゴールドブレンド事件をブログでばらしちゃうからね妻の許可は既に取ってあります

いつも遊びにきていただきありがとうございます
というわけで今日から添乗です
みなさまも季節の変わり目ですが体調をくずされないよう
お元気でお過ごしください

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ホリデイツアーに関してはこちらホリデイはくせになる

パーフェクトに見えたユングフラウ

2012-10-07 00:24:32 | ホリちゃんスイス
ホリちゃんですデイちゃんもよく力説しているように、添乗員たるもの、「旬」とよばれる「季節もの」添乗に一回は行ってみたいと常々思っていますたとえば、夏の北欧やスイスお天気に左右される怖さはあってもやはり行きたいこの前、9月の終わりにスイスに行ってきました。「旬」のシーズンからは少しずれています。また、出発前1週間のインターネットによる長期の天気予報も下り坂に入っていて、毎日、曇りと雨のマークばかりこりゃダメだ!と暗澹たる気持ちで出発しました。ところが、ツアー前半のドイツを回っている頃は、毎日雨に見舞われたものの、後半はお天気が持ち直し、ベルナーオーバーランド・アルプスを訪れる日は、これ以上ない「快晴」となりました

       

       

登山鉄道で上っていく途中が、これだけの快晴ですから、頂上の見晴らしも見事なものでした・こういうときのお客様は、「普段の行いがものを言った」とか、「お天気女が雨男に買った」とか、好き放題言って、上機嫌です。3454mのユングフラウヨッホの展望台でも、アイスパレスを存分に楽しむ余裕がありました。

       

       

       

ふつう、お天気が懸念材料になっているときは、こんなところより、「スフィンクス」だ「プラトー」だといって、外の展望台がやたら気になるものですが、この日は余裕です

もちろん、展望台に出ても、この景観です。

       

       

ホリちゃんは、ユングフラウとの相性は悪くない方ですが、「勝利」の基準は厳しく定めています。それは、①登山鉄道で上っていく途中の景観がきれいに見える ②ユングフラウヨッホの展望台では頂上が見える、この2つをクリアーしない限り、「勝利」には数えないのです。この「勝利」の基準をこの日は十分満たすものでした。上機嫌でみんな下山して、2000mのクライネ・シャイデック駅構内でとった昼食のとき、壁にユングフラウの昔の言い伝えを物語る面白いポスターがありました。

       

まず、「アイガー」とは、男性の名前です。

       

また、「メンヒ」とは、僧侶(お坊さん)のことです。

       

       

最後に、「ユングフラウ」とは、「若い女性」のことです。

壁画の「アイガー」という男性は、「ユングフラウ」の気を引こうとして、カクテルグラスを手にして流し眼をおくっています。「ユングフラウ」の方も、「アイガー」のお誘いに笑顔で答えようとしているのに、2人の間に立ちはだかった「メンヒ」が意地悪そうな顔をして2人の邪魔をしている、というストーリーです。

       

もちろん、伝説を離れて、快晴のもとに見られるアイガーはこんな素敵な「男子」です

       

メンヒも堂々として気高くすら感じ、ポスターの「意地悪じいさん」の面影はありません

       

そして、今日1日どこからも見えたユングフラウは「永遠の乙女」の如しでした。

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オクトーバーフェストはミュンヘンの華

2012-10-03 20:55:22 | ホリちゃんドイツ
ホリちゃんですドイツ・スイス・パリを8日間で回る盛り沢山のツアーに行ってきました。9月下旬から10月1日にかけての時期は、ミュンヘンのビール祭り、オクトーバーフェストの開催期間と重なります。ミュンヘンは3日目に行くことにはなっていたものの、盛り沢山のツアーのため、ミュンヘンも駆け足、簡単な観光を2時間くらいで終えたら、レストランで食事し、「仮の宿」のホテルに泊まったら、翌日7:00頃にはノイシュバンシュタイン城へ行ってしまう「全く無駄のない」行程どこから見ても、オクトーバーフェストをゆっくり楽しもうというモードにはなりえない行程ですねでも、今回のお客様は、普段のホリデイのおっとりした感じとは違う!オクトーバーフェストへの思い入れが態度に出ている、最初は1人。2人が希望を出していた程度だったのに、ミュンヘンに行く当日には、全員で「団体交渉」にも似た「ラブコール合唱」を始めた
わかりましたよ!ひと肌脱ごうと、ホリちゃんは人が良いから、すぐ請け負ってしまいます。でも、具体的にはどうやって? それを請け負ってから考えるアバウトさ!!
これは、血筋か? マチルダを思い浮かべたが、マチルダとは、血のつながりはない
まあ、マチルダが請け負ったらもっとアバウトにやるに違いない、ここはマイペースで行こうと心に決めました

       

オクトーバーフェストは、ここ、ミュンヘンのビール祀りです。バイエルン王、ルートヴィヒ1世とテれーぜ妃の結婚25周年を記念して、王室が、ビールやソーセージの屋台を出して、市民に大盤振る舞いしたというのがきっかけで始まったお祭りです。会場はでも「東京ドーム9個分」入る広大なもの!

       

       

       

まずドライバーに相談したけど、交通渋滞が凄いし、駐停車は簡単にできないし、バスの乗り入れは規制されてるし、一抜けた、と早くも離脱!孤立無援となったホリちゃんは、地下鉄で行くと決意!ドライバーや現地で出会ったエージェントさんは、「地下鉄も大変ですよ、混乱に巻き込まれて帰ってこられなくなったらどうします!」とホリちゃんをたしなめている「社会保障と税の一帯改革」を推し進める野田首相の心境になったホリちゃんは、改革を推し進めると必ず「抵抗勢力」が足を引っ張るが、ここは「不退転の決意」で前に進もうと心に決めた実際に行ってみると、開催地のテレジアンヴィーゼまでは、地下鉄でわりとスムースに行けました
外へ出ると、ビアホールあり、遊園地ありで、人がいっぱい歩いてる

       

       

会場入りしてみて、いたるところで、日本の都心部のターミナル駅の朝の通勤ラッシュ
を上回る渋滞が起きていました。ホリちゃんは、すぐ全員を「召集」して作戦会議を行いました。今晩の夕食は、マリエンヌ広場のビアホールレストランで決まっている予約時間と場所は変えられない。それを前提に、このオクトーバーフェストを心行くまで楽しみたい、ここに滞在したいという場合は、今晩の夕食を権利放棄してもらう。若しくは、30~40分、雰囲気だけ見れば良いというのであれば、夕食は予定通りとり、権利放棄はない、そしてこれからの行動は「全会一致」を原則とする、という大原則をかかげ、「国民投票」にかけたのです。結果は? 「全会一致」で30分の滞在、夕食の権利放棄という人は皆無でした。会場の圧倒的な物量と人の流れ、津波に呑みこまれ、方向感覚も見失うような威圧感をみんな感じたのかもでは、限られた時間で突撃

    

       

ミュンヘンには、6大ビールメーカーがあります。ビールメーカーの主催ビアホールは
興奮と喧騒とお祭り騒ぎのるつぼ 

         

       

       

ミュンヘンの人は、しかもよく飲むだけでなく、よく食べる、よく騒ぐ!

       

外を歩くと、お土産コーナーもならび、ヴェネツィアのカーニバルのピークを思わせる馬鹿騒ぎあり、民族衣装を着たパレードやそぞろ歩きありで、みんな好奇心全会状態で写真に夢中になったりで、いつどこで迷子がでてもおかしくない状況!

       

ホリちゃんは、自分ひとりゆっくりオクトーバーフェストをみる方法はないか?と考えました。少なくとも、リスクマネジメント上、グループを連れてくることは、色んな問題があるなあと思いました。結果オーライだったのは、お客様が喜んでくれたことかな


       

       

帰りの地下鉄も整然と並んでいるように見えますが、会場の出入り口とぎっしりつながっていて、ここまでたどりつくのも大変でした。以上、ホリデイツアーでのイレギュラー体験をお伝えしました。

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