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スイスは、九州と同じくらいの国土面積で、3/5が山岳地帯ですから、日本とよく似ています。今は先進国ですが、昔は傭兵、つまり人以外、輸出するものもない、どうしようもない貧乏国でした。早くから、「観光で食べていく」ことにフォーカスした国造りをしてきました。アルプスの名峰、氷河、湖、森、といった自然は創造主の作品ですが、人間が創った
町の景観と自然とのコントラストは、人工的に創りだされたものでした。だから、スイスは、どこへ行っても絵になり、シャッターチャンスの宝庫なのです。
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創造主と人間のオーケストラのような景観美を守るために、「環境保護」にも力を入れています。例えば、ツェルマットのような、排気ガスをまき散らす自動車は一切乗り入れできず、電気自動車だけの町もあります。街を歩けば、建物から窓辺の花に至るまで、目に見えない様々な法律や条例でまもられています。ホテルに泊まれば、節電と洗剤垂れ流しの相対量を少なくする工夫がなされ、エコに対する意識の高さがわかります。そして、忘れてならないのは、スイスが危機管理に優れていることです。阪神淡路大震災のときには、セントバーナードを派遣してきたような、他国の人命救助にも無関心ではいない国なのです。
あまり、知られていませんが、国民皆兵制で、国防は、各家庭単位で意識され、知恵とノウハウは共有されています。ハイキングコースで、散策しながら、美しい自然に触れることも
素晴らしいですが、この小国の生い立ちと成長過程、成人してからの大人の振る舞い、
こうしたことから、明日の日本がどうあるべきか?を思索し、大きな方向づけをするための
知恵がもらえる気がするのです。スイスへ行くことで、元気をもらってきてほしい!!
ホリちゃんはそう思っています。
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