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ホリデイ現役添乗員日記

近畿日本ツーリスト ホリデイ現役添乗員が新鮮な情報をそのまま皆様にお伝えします

ダルマチアのダルメシアン

2012-11-02 01:13:59 | デイちゃん中欧
デイちゃんです

トロギールの町は小さい

世界遺産に指定されてはいるものの

東西500メートル南北300メートルしかない

だから散歩に丁度いい

迷路のような旧市街を抜けるとそこはアドリア海

丁度太陽は沈みかけ
日本大好きというおじさんが歌を歌っていたので聞いていると

どこからともなく現れたのがダルメシアン101匹わんちゃんでおなじみだね

ここトロギールはクロアチアのダルマチア地方
ダルマチア地方といえばダルメシアン

旨い具合に現れたもんだと感心していると
この犬首輪も何にも付けてない
飼い主はどこにいるんだか
愛想を振りまくだけ振りまいたら

さっそうとどこかに消えてしまった

昔は日没になったら例え市民であっても閉ざされたという門から

町の中心まで戻って一休み

昔オスマントルコと関わりがあったところは
どこもかしこもコーヒーが美味しい

くつろぎながらも寸暇を惜しんで日報を書いているともうデイちゃん必死
そこへまたさっきのダルメシアン

もう夕暮れなのに君の家は一体どこ?迷子の迷子のダルメシアン
もしかしたらこの町自体が君の家?あなたのおうちはどこですか
カフェにいる皆にいい子いい子と頭をなでてもらったら
気が済んだらしくまたしてもどこかに消えてしまった

暗くなってトロギールの町はライトアップ

門の上から町の守護聖人イヴァン・ウルスィニが見守っている


きっと中世からずっとこの町はこんな感じだったんだろう

小さい町だけどダルメシアンが遊びにきてくれたので
なんだかとっても楽しかったトロギールへ
皆様も是非ホリデイでお越しくださいね

きっとまたあのダルメシアンが皆様に会いにきてくれるかもしれませんよ

いつも遊びに来ていただきありがとうございます
駆け込みのように2日連続でブログ更新しましたが
今日からまたフランス周遊に行ってきます
皆様も風邪などひかれないように
次のブログも楽しみに待ってて下さいね
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ブレッド湖で望み叶えたまえ

2012-11-01 05:53:06 | デイちゃん中欧
デイちゃんです

昔々太古の昔まだ恐竜が闊歩していたころ
デイちゃんがまだ可愛い学生だったころ
デイちゃんの英語の先生はなぜか当時のユーゴスラビア人
名前も顔もましてや授業内容も思い出せないが
唯一思い出せるのが先生のユーゴスラビアのお話

ユーゴスラビアという国は
7つの国境
6つの共和国
5つの民族
4つの言語
3つの宗教
2つの文字
それでも国は1つ

その時はあまりピンとこなかったけど
それから暫くしてユーゴスラビアという国は空中分解し
民族同士が相争う内戦が起こり
先生は今頃どうしているんだろうと
悲惨なニュースを見るたびに思っていた

そもそもユーゴスラビアという国は
南スラブ人の国という意味で
北部はハプスブルグ
南部はオスマントルコ
両大国に長い間支配されていたのだが
第一次世界大戦後に両大国が崩壊したので
民族自決の名のもとに
やっと1つの国として独立出来た新しい国だった

けれど同じ南スラブ人といえども心は他人
培ってきた歴史が違い過ぎた
この地は元々西ローマ帝国と東ローマ帝国の境界線にあり
カトリックと正教で角突き合わせていたところに
イスラムのオスマントルコが入り込んできたので
三つ巴の争いになってしまった

その旧ユーゴスラビアの6つの共和国のうち
スロヴェニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナの3ヵ国に
デイちゃん今回行って来ました

イタリアのトリエステから車で2時間あまり
最初に入った町はスロヴェニアのブレッド湖
旧ハプスブルグ帝国領だったところで
雰囲気はまるでオーストリアだ

あの山の向こうはオーストリアだよ

ガイドさんが指さす方にはアルプスの山々
多民族国家のハプスブルグの影響は随所に見られ
ブレッド島に渡る小舟の船頭さんも

18世紀のマリア・テレジアの時代から
父から息子へしか営業許可は受け継げない




ハプスブルグ帝国の時代は海があったが
今のスロヴェニアには海はない
だから国内唯一の島のブレッド島に入ると
いきなり99段の階段がお出迎え

上の聖母マリア教会で結婚式を挙げる花婿は
花嫁をだっこして階段を上らなければならない
そんな幸せとはとんと縁がないデイちゃんは
一人でとっとと上りましたこういうところでひねくれる

聖母マリア教会には伝説の望みの鐘があり

昔愛する夫を亡くした妻が
生き返ってほしいと鐘を湖に投げ込むが
そんな望みは叶えられるはずもなく
悲嘆にくれ修道女となり毎日祈り続けた
その話を聞いたローマ法王が
せめて天国にいる夫に妻の願いが届くよう
教会に鐘を寄付したんだそうで

その伝説ゆえに
大勢の人がブレッド湖にやってきては
鐘を鳴らす

神様どうか望みを叶えて下さい

デイちゃんはどうしたかって
ええもちろん鐘を鳴らしてきましたよそれが目的
お客様がトイレに行かれている隙に急いで教会に舞い戻り
願い事をぶつくさ言いながら
鐘をガンガン鳴らして参りました神様お忙しいようですのでデイちゃんの望みは叶えなくて結構です

毎日なんだかんだと忙しく
ちっともブログを更新してませんでしたが
前回のクロアチア・スロヴェニアのツアーがあまりに楽しかったので
これからもなんとかご紹介しようと思います次回はクロアチアだね
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バートイシュルで花より団子

2012-09-14 00:22:27 | デイちゃん中欧
デイちゃんです

時間がない
でもどうしても行きたい
デイちゃんは何度も指折り数え
なんとか時間を作れないかを考えた
だってせっかくバートイシュルに行くんですよ
こんな機会滅多にないので
なんとしても行きたい
その名はカフェツァウナーどうせそんなところかと

オーストリアはザルツカンマーグート
2000メートル級の山々が連なる湖水地方は
塩の御料地という名前の由来のとおり
歴代のハプスブルグ家が愛した景勝地

その中でもバートイシュルは
塩分27%の食塩泉が湧き出すところで

ここで6年も不妊に悩んでいたゾフィー大公妃はフランツヨーゼフを妊娠し
ここでフランツヨーゼフはお見合いの相手の妹のエリザベートに一目ぼれし

ここでゾフィー大公妃の大反対の中ふたりは婚約式をあげ

虐められて結婚生活に嫌気がさしたエリザベートはウィーンを離れ
ここでケーキを食べてうっぷんを晴らしていたのである

行くしかないけど40分しか時間が取れない

幸い小さなグループだったので話はすぐまとまり
全員が一団となってカフェツァウナーへ

オーストリアですもの
ハプスブルグですもの
戦争なんて下手でいつも負けていたとしても
その代わりに育った宮廷文化音楽でしょう絵画でしょうカフェでしょう
堪能しなければオーストリアに来たかいがない花より団子

でも昼食のすぐ後だったので
皆様アインシュペナーと言われるウインナーコーヒーを飲むだけでいいとおっしゃる

まことに残念だが正しい日本人の胃は小さい
でも諦めきれなかったデイちゃんは
密かに買いましたデイちゃんの胃は正しくないからね

これが超有名なツァウナーシュトレンこれはミニミニサイズだよ
ブラックとミルクチョコレートの二種類あり
どちらも中はナッツを細かくしたクリームが入っていて
ケーキとクッキーの中間といったところ
上品な甘さが口いっぱいにひろがり
思わず店ごと買占めたいと思う美味しさ相変わらずのバカ
ただまだ残暑厳しい日本を考えるとお土産には難しく
泣く泣く全部その場で食べました・・・・・・

オーストリアに行ったらカフェに入るのも楽しみの一つ
皆様も是非ホリデイでオーストリアに行きませんか
ウィーンでもザルツブルグでもザルツカンマーグートでも
きっとお気に入りのカフェが見つかりますよ

いつも遊びに来ていただきありがとうございます
恒例の出発日当日のブログ更新です
今日からドイツ周遊の旅です
次回のブログも楽しみにして下さいね毎回ギリギリセーフの冷や汗の更新
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添乗員をやっている理由

2012-08-23 05:11:20 | デイちゃん中欧
デイちゃんです

もう4、5年前になるだろうか
その時のハンガリーの運転手さんがとても良い人で
デイちゃん普段はあんまり運転手さんと個人的な話はしないのだが
その時はついつい話が盛り上がり
いろんな事を聞きだしてしまった

で、今度のバカンスはどこに行くの
実家に帰るよ、セルビアに帰る
え ハンガリー人じゃないの
ハンガリー人だけどセルビアで生まれたんだ

こういう話は島国の日本人にはピンとこないが
ハンガリーは第一次世界大戦で国土の66%を取られ
人口も1800万人から800万人に減り
ルーマニアやスロバキア、クロアチアやセルビアなど
周辺国に約1000万人のハンガリー人が取り残されているのだ
今も

そして彼もその一人だった

僕はハンガリー人だけど、ハンガリーの国境近くのセルビアで生まれ
コソボの戦争の時はセルビアの兵士として戦争に行ったんだ
兵役が18歳から1年あったからね

初めは家から100メートル位のところで兵役についていたんだけど
朝5時に起こされ、有無を言わさずコソボに連れて行かれたんだ
友達は兵役が嫌で皆ハンガリーに逃亡したし
僕はカトリックで正教のセルビア人とイスラムのアルバニア人との戦争は関係なかったけど
でも、もし僕がハンガリーに逃亡したら
僕の家族が尋問されるし
僕は二度と故郷に戻ることが出来ない
だから兵士になったんだ

実際には人を撃ったこともないし
物資を運ぶ運転手になったから
良い経験だった
大型の免許も取れたしね

僕にはセルビア人にもアルバニア人にも友達はいるし
実際アルバニア人が嫌いなわけじゃない
政治がすべてを優先するんだよ

チトーが生きていたころはユーゴスラビアは平和で
家も仕事も車も金も幸せもあった
セルビア人とかクロアチア人とか民族関係なく結婚し家庭をつくった
チトーが死んで何もかも悪くなり
家族内で民族の対立がおきて憎しみが芽生え
不満がたまり戦争になったんだ

デイちゃんはまだ若いこの運転手さんが
一見穏やかで普通の青年に見えるこの運転手さんが
今までどんな人生を歩んできたかを聞いて
一字一句正確にノートに書きとめた
いつか日本の人に知ってもらいたいと思ったから
デイちゃんがブログをやり始めた一番の理由は
もちろんホリデイを売りたいのもあるんだけど
今まで会って心に響いた人の話を
みんなに聞いてほしいと思ったから

今回ハンガリーに添乗に行ったわけでもないのに
どうして昔の思い出話を綴っているかというと
ジャーナリストの山本美香さんがシリアで取材中に殺されたからです
デイちゃんニュースの映像を見てよくわかったけれど
戦争をやっている人たちはごく普通の人たちで
決して特別な人たちではないということ
普段は良きお父さんであり良き夫であり
それが何かの歯車が狂い
自分の意思に関係なく
戦争に巻き込まれていってしまう
山本さんの最期の映像に赤ちゃんをだっこしているお父さんの姿があったけど
普通の日常が戦場になってしまう恐ろしさと
そこに立ち向かっていく山本さんの勇気と
混沌と恐怖の中でも赤ちゃんを可愛いと思う心を忘れない
山本さんは類いまれなジャーナリストだったと思う
山本さんを失ってとても悔しい

心から御冥福をお祈り申し上げます

普通のツアーでは現地の人と心から触れ合うのは難しいとは思うけれど
日常を離れて異文化に触れることは
日本を考える上でも
時には良いのではないかと思います
デイちゃんもだから添乗員をやっているのかもしれません
世界はとても広いから

いつも遊びに来ていただきありがとうございます
山本さんが亡くなったのがあまりにショックで
本来書くべきブログとまた違っちゃったかもしれません
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一生忘れないブダペストの夜景

2010-10-17 21:20:58 | デイちゃん中欧
デイちゃんです


ホリデイのこ・だ・わ・り

それはブダペストのドナウ川クルーズ

添乗員だから各国いろいろ行かせていただきますが

このドナウ川クルーズの夜景は

本当に素晴らしい



しかもチャーター船

他の人を気にする必要も全然無く

ツアーのお客様だけでの貸し切りだから

思いっきり楽しめる

国会議事堂



王宮とくさり橋



マーチャーシュ教会



ただただうっとり~

しかもホテルもマリオット



お部屋も素敵だが



部屋からの景色も素晴らしい



カーテンを閉めないで寝たというお客様もいたくらい

夜景ってどうしてこんなに

心にしみわたるのだろう


思い出に残るツアーにしたい

皆様もホリデイで是非ハンガリーに来てくださいね


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ザルツブルグ~音楽は塩とともに

2010-10-16 23:38:29 | デイちゃん中欧
デイちゃんです


ザルツブルグは音楽の都

というわけで今日はホーエンザルツブルグ城へコンサート

ディナーもお城のレストランで4コース



デザートがなにせモーツァルトだから



初めは夕景だったのが


ディナーが終わるころには夜景に


期待膨らむ今日のコンサート

会場はお城のてっぺんにあるので

登って登ってまた登ったら


なんて素敵な領主の間

さすが築900年のお城

大司教がお金かけて建てただけのことはある



ハイドンやモーツァルトを充分に堪能

歴史あるお城の中でコンサートなんて

それこそ大司教になった気分



ザルツブルグは文字どうり塩の城という意味で

山の下には塩抗があり

掘ればいくらでも塩が採れる

塩は中世では重要な産物で

金や銀にも引けを取らないくらい価値があった

塩を運んだのはザルツッハ川


やがてドナウ川に通じ

遠くブダペストまでだって塩を運ぶことが出来る

その塩を押さえたのがザルツブルグの大司教


儲かったんだろうな~


ミラベル宮殿も元は大司教の愛人の館


なにせ愛人との間に子供が14人もいたから

これでも狭かったかも


お金持ちになると心に余裕が出るのはいずこも同じ

おいしいものも食べたいし

すばらしい音楽も聞きたい

ザルツブルグは小さい街なのに

モーツァルト

カラヤンも産まれたのは


偶然ではない


小さいけど魅力的な街ザルツブルグ




皆様も是非ホリデイで来て下さい


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ブリューゲル大好きなら美術史美術館へ行こう

2010-10-15 22:03:14 | デイちゃん中欧
デイちゃんです


もしウィーンで時間があったり

素敵なカフェに入りたくなったら

迷わず

美術史美術館へ行こう




そこはハプスブルグ家の代々のコレクションが一堂に集まった

夢のような美術館

12ユーロとちょっとお高めだが

日本語ガイディングシステムが20作品の解説を無料でしてくれ

歩き疲れたら

これ以上ない中央の素敵な広間に

ハプスブルグ御用達カフェGERSTNERがあり



軽食やケーキも味わえる



まさに一石二鳥の美術館なのだ


デイちゃんは数あるコレクションの中で特に

ブリューゲルが大好き

昔のハプスブルグの王様と趣味が合う

ブリューゲルの絵は時間をかけて

ゆっくり解読するのが楽しい

(暇な王様にはぴったりだ


厳しい冬の生活

豚が焼かれ


遠くではスケートしてる雪中の狩人の絵




農民の婚礼の様子

花嫁さんはいるけど花婿さんはどこ




何食べてるの




子供たちが無邪気に遊んでる



この子かわいい




木から落ちそうな人を笑ってるけど

自分がもうすぐ落ちるんだよ




天まで届く塔を建てるなんて不届きな

みんな同じ言葉を話しているからこうなるんだと

神様は怒って言葉を混乱させて

お互いの言葉がわからないようにさせてしまったバベルの塔


ああそのせいで

外国語なんて勉強するはめに・・・

でもこの絵、当時の工事現場がわかっておもしろい


宗教的な絵では

謝肉祭と四旬節


お肉食べ放題VSお魚で我慢が対抗してる




聖書の中の嬰児虐殺を

スペインに攻め込まれたネーデルランドの本当にあった現実の事件として描いた

悲しい絵




みんな見ていて飽きないブリューゲルの絵

みなさまも是非是非ホリデイ

ウィーンの休日を楽しんで下さい


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素朴なハンガリーの焼き菓子

2010-10-14 02:10:46 | デイちゃん中欧
デイちゃんです


中欧から帰ってきました




添乗から帰ってきたら

添乗員はそれで終わりというわけはなく

ツアーがどんな感じだったか、会社に提出する日報を書き

場合によっては初めて行く添乗員の為、地図も描き

ツアーの精算もする

これが結構大変で

毎回毎回本当に気が重い


というわけで・・・

楽しみがないと

デイちゃんの今回の楽しみはこれ




ブダペストにジェルボーという

大変有名なカフェがある



あのハプスブルグ皇妃エリザベートもダイエットをつい忘れ

ブダペストに来た時は通いつめたという








エルザベートの本当のお目当てはドボストルテ

上にキャラメルが乗っているチョコレートケーキ



「小さい時の誕生日は必ずドボストルテって決めていたわ

熱く語るハンガリー人も多い

でもこれはケーキだからお土産には不向き

大丈夫ちゃんとドボストルテはツアー中にしっかりと別注文して食べ

お土産にはこっち




この焼き菓子

名前はBEJGLI

中にけしの実入りとナッツ入りの2種類あり

今回は店員さんのお勧めでけしの実入りを購入

1つ1800フォリント




食べてみると・・・

素朴でけしの実がほんのり甘い上品な焼き菓子

日持ちがするのでお土産にぴったり


さあ食べたらデイちゃんもやる気が出てきた

さすがハプスブルグゆかりの国

皆様も是非ホリデイでハンガリーへ行ってみませんか


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屋台で食べる甘~いスイーツ

2010-10-04 22:14:19 | デイちゃん中欧
デイちゃんです


明日から添乗

正直前日の夜が一番ナーバスになる

まあ準備も済んでいるけど

なんかそわそわ


そうチェスキークルムロフについては

まだまだ書き足らないけど

今一番お伝えしたいのは

このお菓子

名前はTRDELNIK


プラハ等のクリスマス市の屋台にも現れるけど

ガイドいわく昔はなかったお菓子らしい

いつのまにか屋台などで見かけるようになったんだそうだ



金属の棒に生地を巻きつけ

お店によっては炭火で焼く

やっぱり炭火がいいですよ~

などとクリスマス市などではお客様にご案内するが

チェスキークルムロフではどうなんだろう



1個ちょうだいと言うと

シナモン付けるなんて聞いてくれて

ごろごろシナモンやお砂糖の上で転がしてくれる

アツアツがおいしい



チェスキークルムロフではお城の下の路地で

11時からオープンしていた

1個40コルナ

町歩きのお供にとてもお勧め



皆さんも是非ホリデイで中欧に来てね

デイちゃんも行ってきま~す

チェスキークルムロフ400年の秘密

2010-10-03 22:45:24 | デイちゃん中欧
デイちゃんです


チェスキークルムロフで時間があったので

お客様は塔に登った



お一人50コルナ162段の階段を上ると

とっても素敵な景色が見られる

これもチェスキークルムロフに泊ったから出来ること



デイちゃんは下でお客様を待っていたら

なにやら奇妙な車が

熊のマーク

おやと思っていたら

熊に餌をあげる人の車だった




昔このお城を治めていたロジェンベルグ家の紋章の中に

熊が2匹いたので

400年来この城では熊を飼っている



現在は3頭いるが、亡くなると剥製となって

ずっとこの城に残る

熊は権力の象徴だから

大事にされているのだろう


ロジェンベルグ家は昔キリストの行事でお肉が食べられない時

海から離れたこの地方の人のため

地場産業として鯉の養殖を推し進めた偉い領主様

ロジェンベルグには5人の息子さんがいたので

5人を表す五弁の薔薇が紋章だ


チェスキークルムロフの町の中には

あっちにも



こっちにも



どこにでも



マンホールにも五弁の薔薇の紋章は見られる



壁にはロジェンベルグの騎士もいて



昔も今もチェスキークルムロフの人々に慕われた領主様


皆様もホリデイでチェスキークルムロフに来て

400年の秘密を探してみて下さい






泊ると満喫!チェスキークルムロフの夜景

2010-10-03 02:40:14 | デイちゃん中欧
デイちゃんです

夜も更けて

昼間の喧騒がうそのように静まり返る

ほとんどの観光客はとっくの昔に次の街へ移動している

でもデイちゃん達はゆっくりチェスキークルムロフに泊っていた

ホテルはOLD INN



街の中央広場に面しているかわいいホテル

ホテルで夕食を食べ終わったら



ではご案内しましょう

泊っている人だけが見られる

チェスキークルムロフの夜景見学へ




チェスキークルムロフの街は小さいから

10分も歩けば端まで行ける

なんだか中世の時代にタイムスリップしたみたいな

次元を超えた気分がする


このまますぐにホテルに戻るのはもったいないから

土地のビールでも飲みましょうか



それとも隣町のビールでもいいし



なんならラガービールの元祖もある



おつまみは目の前のこの夜景



泊っているからこそゆっくり出来る

こんな休日ホリデイでどうぞ

忘れられないプラハの黒ビール

2010-10-02 00:22:49 | デイちゃん中欧
デイちゃんです


以前のお客様がデイちゃんと話したいと電話

何かなと思ったら

「プラハのウフレクの黒ビールがどうしても忘れられない

日本で手に入らない

というお問い合わせ




「ごめんなさいねウフレクの黒ビール

缶とか瓶とかもない

ウフレクに行かないと飲めないんです


そう、どんなに望んでも行かなきゃ飲めないのが

ウフレクの黒ビール




デイちゃんが初めてプラハに行ったのはもう15年位前

当時のプラハはまだ混乱していて

まともな地図もなかなか手に入らなかった

オレンジ色のぼんやりとした灯りの中

オーストリアからの運転手が

「もうここから先はどうしても行けない

歩いて行ってくれないか・・・」



いいけど、ウフレクってどこ

右も左もわからない

誰かに道を聞こうとしても

誰も遠くから見ているだけで

近寄ったら逃げられてしまう

まるで外国人とは関わりたくないと言わんばかり


道も穴ぼこだらけで

気をつけながら迷いながら

やっと薄ぼんやりした闇の中に

目指すウフレクのビアレストランを見つけた




中は薄暗くて

何も知らなかったデイちゃんに

「ここには黒ビール一種類しかない

と愛想もなく冷たい一言

メインの料理はカリフラワーだった


だけど初めて飲んだ黒ビールは

1499年から体制がどんなに代わっても

昔ながらの製法で作られている


ここだけのビールだった


あれから何度もウフレクに行った

毎回愛想はない

だけれど、ここで出される黒ビールは

いつも変わらず伝統の味


正直行くのは大変で

何回行っても道に迷いそうになる

今はいくらでも便利な場所にレストランはあるから

ウフレクに行くツアーは少なくなった


でも

いくら愛想がなくても

いくら遠くても

ウフレクの黒ビールには行く価値がある




だからホリデイの中欧のツアーでは

1499年創業のビアレストラン

ウフレクにこれからも行きます

だって料理もおいしんだもん






ポーランドはおいしい!

2010-07-20 03:36:53 | デイちゃん中欧
デイちゃんです

前回デイちゃんがポーランドへまた行かなくちゃ

心に固く決心したのには

実は別な理由もありまして

それはどうしてもどうしても


法王様のケーキが食べたいのです


ポーランドという国は

第二次世界大戦後

国境がずりっと西へ250キロメートルもずれた国でして

それゆえ大戦前は

様々な宗教や人種がいたのだが

戦争が終わってみたら

ほぼポーランド人のカトリックの国になっていた


なのでポーランド料理も

ドイツ・イタリア・ロシア・フランス・チェコ・ハンガリー・ユダヤ・トルコ等

いろんな国の影響を受けている

ピエロギなんかも餃子に似ているし

野菜も豊富なので


さすがカトリックの国

まじおいしいのだ


そのなかでもデイちゃんは

前ローマ法王のヨハネ・パウロ2世が大好きだったという

たっぷりのクリームをパイ生地にはさんだケーキ

クレムフカが食べたい

今回密かに狙っていたのだった



ヨハネ・パウロ2世はヴァドヴィツェに産まれ

と学校と教会とケーキ屋さん

半径100メートル以内という

絶妙な環境で育ち

小さいときからクレムフカが大好き

ヴァドヴィツェに凱旋したときも

真っ先にクレムフカを食べたそうだ


それならデイちゃんも・・・食べたい

でも・・・


そこはツアーの悲しさ

ヴァドヴィツェに行ったのに

まさか食べたいから時間を取れとガイドには言えず

涙を飲んであきらめた

ああそれなのに・・・


ええ私は食べたわよすごくおいしかった

やっぱり、どこで食べるよりも

ヴァドヴィツェで食べたクレムフカは違ったわね


・・・なんですって

時間がないと気にしてたのはデイちゃんだけで

もうひとりの添乗員さんは

なんとなんと

食べたというの


真面目というのは、こういう時に裏目になる

次は絶対おいしいクレムフカを食べてやる


デイちゃんは心に固く誓ったのであった


今回は看板だけで我慢したけど


ああ早く行きたいポーランド







アウシュビッツの青い空

2010-07-18 01:48:43 | デイちゃん中欧
お久しぶりデイちゃんです

今年はショパン生誕200年ということで

ポーランドに行ってきました

でも旅行業者は考えている


今年はショパンでポーランドを売れるが

来年はどうする

目玉がないぞ


そこで出た考えとして・・・


・・・アウシュビッツを抜かそうか


そういう案が出てきてもおかしくないほど

アウシュビッツはある意味特殊な場所



ポーランドはほとんど英語ガイドが来るので

添乗員は前もって予備知識を頭に叩き込んでおく

デイちゃんも1週間くらいずっと勉強してポーランドに向かった


ポーランドはカトリックの国

ポーランドは平坦であるが故にいつも侵略され続けた国

そして今は平和な国

でも平和を手に入れるまで

この国ほど困難を極めた国もない


国内の経済の繁栄のため

他の国を追い出されたユダヤ人を受け入れ

そのためヒトラーがユダヤ人を抹殺しようと

文字どうり抹殺しようと

作られたのが強制収容所

そこは想像を絶する場所だった


デイちゃんはお仕事だから

出来るだけ冷静にわかりやすく

英語ガイドの話をお客様に訳さなければならない

でもでも

途中であまりに辛くなってしまい

気分が悪くなって

倒れそうになってしまった


どうしよう


英語ガイドに小声でささやく

少し休みたい

ああなんたること

こんなこと添乗員になって初めてだ

でも

囚人として収容された人はそんなデイちゃんを許さないだろう

なにしろ収容者たちは休憩どころか

トイレだって一日2回しかも全員一緒に決められた時間しか

許されなかったんだから


訳さなくちゃ

何があっても訳さなくちゃ


ぐるぐるまわる頭をかかえて

この場所で起きたかつての出来事から目をそらしてはいけない

その一念でとにかく訳しきった


・・・気が付いたら終わっていて

空には青空が

いつものとうりにあった



あなたには苦しい仕事だったけど

毎日やっている私は慣れる

この仕事を良いとは思わないけれど

誰かがやらなければならないのなら

私がやる

みんなに知ってほしいから



最後にガイドがデイちゃんにそう言って

また会えるといいわね

帰っていった


そうまた行かなくちゃ

どんなに悲惨な場所でも

かつてはそれが現実だったのだから