ホリデイ現役添乗員日記

近畿日本ツーリスト ホリデイ現役添乗員が新鮮な情報をそのまま皆様にお伝えします

セントバーナード犬とアルプス散歩

2014-09-11 07:26:28 | デイちゃんスイス
デイちゃんです

昔々太古の昔
まだデイちゃんがブログなんてやってなかった頃
イタリアからスイスへサンベルナール峠を越えていくという過酷なツアーがありました

アルプスの峠というのはそれこそ古代から
あの名将ハンニバルが象さん連れで越えてみたり象さんいい迷惑

あのナポレオンもイタリア遠征で4万の大軍で越えてみたり実際はロバで越えました

あるいは名もない巡礼者や商人たちが越えてみたり
みんなみんな頑張って歩いて越えていったのであるが
アルプス広しと言えどもこのサンベルナール峠だけは
たとえバスで越えるとしても7時間はかかる難所中の難所
夏でも運が悪いと峠は吹雪
みんなバッタバッタと倒れていったのである
そこで活躍したのがこの子たち
今ではスイスの写真屋でよく見かけるセントバーナード犬である


サンベルナール峠 GRAN SAINT BERNARD
これを英語読みすると セントバーナード
アルプスの峠には必ずホスピスがあり
きつい峠で倒れた旅人たちを保護する修道院なのだが
ここサンベルナール峠にもホスピスがあり
昔からセントバーナード犬が飼われている


ここ掘れワンワン
昔はさぞかし俊敏で倒れた旅人を救助していたセントバーナード犬も
人間の改良が加わり大きくなりすぎて
今では救助する方から救助される方にまわってしまったが
スイスと言ったらセントバーナード犬
ホリデイではなんとセントバーナード犬と一緒にハイキングが出来るのだ


元はと言えばツアーを企画したM氏がツェルマットの写真屋に下宿した時
毎日飼い主に内緒でセントバーナード犬におやつをあげていたら妙に懐かれ

ついでに写真屋にも懐かれて始まったこの企画
他社では真似出来ない自信満々企画なんであるそりゃそうだ


というわけでご出勤
電車の中でうずくまっているのは今日お供してくれるエミーちゃん

これからお仕事です


写真屋さんが同行するので

景色の良いところでエミーちゃんと一緒の写真を1枚お客様にプレゼントホリデイ太っ腹
もちろんエミーちゃんと一緒の写真は撮り放題
エミーちゃんは5歳で既に人生に悟ったような落ち着きがあるので
お客様は安心してハイキングをすることが出来る走り回って池にドボンとかおいたはしない


まっちょっとマッターホルン君の機嫌があんまり良くない日ではあったが

ハイキングの途中で氷河を見たり

マーモット君が顔を出したり

なんと野生のエーデルワイスを探し出したりと

エミーちゃんのおかげでこれまでになく充実したハイキングでした


ああもう絶対添乗員を引退したら犬を飼うこれサンベルナール峠で買った記念のぬいぐるみ

別れ際にそう誓ったデイちゃんでしたエミーちゃんはこれからまた写真のお仕事に戻ります

皆様も是非ホリデイでスイスに行ってエミーちゃんとハイキングをしませんか
エミーちゃん共々お待ちしておりますエミーちゃん来年は悟りを開いてお釈迦さまみたいになってる

最近ショックな出来事が二つ
一つは大好きだったホリデイの担当者が退社すること
ホリデイはみんなが仲良しで楽しく仕事をしていたので
すごくショック
二つめはヴァージンアトランティック航空が日本から撤退すること
VSの日本人スタッフは成田もロンドンもすごく親切でいつも助けていただいたので
すごくショック
これも時代の流れなのかな・・・
というわけで明日からまたドイツに行ってきます
ドイツには仲良しのガイドさんもいるので楽しみです

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ワルシャワでたどるショパンの足跡

2014-09-06 14:34:13 | ホリちゃん中欧
 ホリちゃんです

1年ぶりのポーランドです

ショパン大好きなホリちゃんは、ポーランドと聞いただけで、甘く切ないショパンの旋律が

血管や神経と同じように体中かけめぐります

そして、今年は、早々とチャーター便のパンフレットに名前と写真が載ってしまって、

「指名手配」です。逃げられません! 「ポーランドをこよなく愛する添乗員」というコメントまで

載ってしまっていたので、けっこうなプレッシャーでした


実際、ツアーに行ってみると、お客様から、「ポーランド専門なんですか?」とか、「ポーランド語は

どこで習得されたんですか?」と聞かれました    ポーランドは1年中ツアーが

あるわけではないので、ポーランドしか行かないというわけにはいきません。ヨーロッパならどこでも

できます!ということでないと、生活できないのです  それから、自分が通訳しながら

話している言葉は「英語」であって「ポーランド語ではないのですが、なかなかわかっていただけないようで


             

  
           ワルシャワ郊外のブロホフ村にショパンが洗礼を受けた聖ロブ教会があります

           ショパンの生家は、そこからすぐ近くのジェラゾヴァ・ヴォーラにあり、家に隣接する広大な庭園は

           市民公園のようです。ショパンの生家は、ミュージアムとコンサートホールを兼ねた名所です


             


             


今回は、このショパンの生家でホリデイのお客様だけのプライベート・コンサートが行われました。

まだ日が高いうちから、一般の入場者にお引き取り願ってから、行われる貸切のコンサートで、少々心苦しかったのですが、

興味をもった人が、窓から室内を覗いていたりするのがわかる、のどかな雰囲気のコンサートでした

            

ワルツにはじまり、前奏曲、ポロネーズ、マズルカなどを楽しみましたが、アンコールで誰もがよく知るノクターン(夜想曲の2番)を

弾いてくれて、みんな大満足でした 

             



今回とくに、「ショパン党」とも言えるショパン好きな方ばかり集まって、「ショパン同好会」のような雰囲気になりました

日本から到着した日も疲れているのに、フリータイムの月曜日が休館日で入れないショパン博物館にみんなで行ったりしました

ワジェンキ公園の柳の木とショパンの像があるところでは、よく野外のショパンコンサートが行われていますが、

今回は、なんと日本人ピアニストの演奏が聴けたのは感動的な「未知との遭遇」でした

             

昼食レストランは、ショパンが通った、1827年創業の老舗レストラン「ホノラトカ」でした

             

             

ショパンも経験した「ショパンメニュー」を特別にオーダーする徹底ぶりでした

ショパンはポーランド貴族出身で、パリで活躍する前は、ワルシャワを拠点としていました。

             

ショパン家のサロンはじめ、ショパンが住んだ場所も何か所かあります。ヴィジトキ教会というバロック式の教会では、毎週日曜ごとに

ミサでショパンがオルガニストをつとめました

             

祖国愛に燃えたショパンは、ポーランド分割、ロシア帝国の支配という耐えられない祖国の現実に直面し、ロシア皇帝直属のピアニストという特別の待遇を断ったことがありました。それによって、国籍を失うというつらい現実に直面しましたが、ポーランド出身の貴族たちのひきたてもあってパリで活躍し、亡くなったときは、マドレーヌ寺院で国葬、墓地はペールラシェーズでした。しかし、故人の意思を尊重して、ショパンの心臓だけは故郷のポーランドに帰され、ワルシャワの聖十字架教会に眠っています。

           

            

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