ホリデイ現役添乗員日記

近畿日本ツーリスト ホリデイ現役添乗員が新鮮な情報をそのまま皆様にお伝えします

どっこい ヴェスーヴィオ火山は活きていた!

2011-09-30 09:36:18 | ホリちゃんイタリア
ホリちゃんです。今年は自然災害が本当に多かったですね。今でも、余震が絶えなくて不気味です。2千年以上前、繁栄を謳歌していたポンペイの町の住民も晴天の霹靂を体験することになりました。日本でも昔、死火山と思われていた会津磐梯山が突如、大噴火を起こしたように、死んだふりをしていたヴェスーヴィオ火山は死んではいなかったのです。紀元後63年に一度激震が起きて、町がダメージを受けたのにも拘わらず、「自然災害対策本部」のようなものを設置しなかったし、まさか、もうないだろうと油断したのでしょうねそれから16年たてば、忘れるのも無理はないかもしれませんが、無情にも紀元後79年の大噴火では、町全体が火山灰の下に埋もれるほどの大惨事になったのです。そうして、18世紀に発掘されるまで、ポンペイの町は「ポンペイの遺跡」となったのです

     

フォロとよばれる広場で、ジュピター神殿やアポロ神殿、バシリカの跡を偲びながら、そのシルエットの先には今でも、何事もなかったかのように、ヴェスーヴィオ火山がすまして鎮座しているのです

     

79年の大噴火のときは、爆発が執拗に何度も起きて、無数の石が天から降ってきたし、一日にして町全体が火山灰の下に埋もれてしまったのです。身体一つで逃げた一般庶民が以外と助かって、「資産」をいっぱい持っていた身分の高い人たちが逃げ遅れて死んだことは、現代人にも教訓を残していると思います

     

     

発掘遺体の様子からも、手足を縛られて出て来た人は「奴隷」、縛られてなかった人は自由民と区別できるようです。発掘遺体は、その空洞に石膏を流し込んでもとの肉体に復元しているすごい技術です。

     

何しろ、古代都市の中でも有数の「都会」で、ブドウの木が生い茂り、ワインづくりその他の商売も繁盛し、繁栄を謳歌していた町が一瞬にしてなくなるなどとは、誰も想像しなかった。

     

展示場の日陰で寝ている犬も、のんびり考えていた古代人のように見えます。遺跡を歩きながらところどころ残るフレスコ画や彫像の多くはコピーで、本物は大切だから、ナポリの国立考古学博物館で保存されています。

     

通りは舗装されて、ちゃんと馬車などが通る車道と歩道に分れていました。

     

遺跡全体が碁盤の目のように東西南北に整然と区画され、通りの角には通りの名前と番地までついてます。

     

     

     

パン屋や洗濯屋、公衆浴場などは、なるほどと、見事に古代人の生活感覚がよみがえってきます。ただ、「赤線地帯」は、欧米人に超人気でいつも人だかりがしているのですが、あまり生々しすぎて、まるで今の時代のことのようです

   

遺跡全体は、東西1.6キロ、南北0.7キロと大きいので全部は歩きませんが、ツアーで行くと、要領よく回ります。

     

     

野外劇場や円形闘技場もあって、ローマを含めたイタリア主要都市でお目にかかるようなイタリアの観光名所:歴史的遺産のプロトタイプがポンペイに全てあることに驚かされます  

     

     

炎天下も終わって、イタリアが歩きやすくなります。ホリデイツアーでぜひイタリアへ出かけて下さい。イタリアは期待を裏切らない史跡の宝庫です。

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馬鹿の一念ニュルンベルグソーセージを通す

2011-09-22 00:00:21 | デイちゃんドイツ
デイちゃんです

昔々中世のドイツには
神聖ローマ皇帝という名前だけは大層ご立派でも
実際はたいしたことはないという方がおりました

たいしたことはなくても皇帝なので
ニュルンベルグにお越しの際は
町をあげて歓待せねばなりませんでした
なにしろニュルンベルグはベネチアとの交易で
最新オリエンタルグッズで大儲けしており
皇帝もしょっちゅうやってきては
上納金を巻き上げておりました
金のあるところに神聖ローマ皇帝あり

金のあるところは他にもあったので
皇帝はドイツ中をあっちこっち行かねばならず
ニュルンベルグの皇帝城はいつもは無人でした

皇帝が来たら家具だ絨毯だと運ぶけど
いないときはがらんどう
でも一応皇帝城だから
仕方がない警備しとかないとね

町ではおいしそうなソーセージがジュージュー
ああたまんないこの匂い
お腹がギューって鳴ってもね
お城の門を開けては駄目

ソーセージ食べたさに門を開いてもし敵に襲われたら
番人の首と胴体は離れてしまう
我慢我慢ひたすら我慢
でもどうしてもソーセージが食べたい

人間極限まで追いつめられると良いアイデアが浮かぶもので
この城の番人たちは
なんと門の鍵穴からソーセージを受け取ったのである

だからニュルンベルグソーセージは人の指くらいの大きさ
そうまでしても食べたかったソーセージ
名物に旨いものあり

ではニュルンベルグで一番有名なソーセージ屋さんに行ってみましょう
その名もBRATWURSTHAUSLE中央広場のすぐ近く

ここは2ユーロでパンにソーセージ3本テイクアウトも出来るのだが

今回は席に座って食べました
ニュルンベルグソーセージ6本

がっつり炭火で黒くなるまで焼いたソーセージはジューシーでおいしい

付け合わせはザワークラウトかポテトサラダかホースラディッシュか選べるんだけど
デイちゃんお勧めは断然ホースラディッシュ
このさっぱりとした辛みがソーセージに合う

これで6.5ユーロ安い
本数は偶数で選べ
8本で8.2ユーロ、10本で9.9ユーロ、12本で11ユーロ
デイちゃん何本でもいけそうでしたが
6本で我慢しときました相変わらずだね

皆さまも是非ホリデイでドイツに行きませんか
これからの季節
クリスマス市のドイツも超お勧めですよ

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機内で怖いストーカー体験

2011-09-17 06:07:51 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです。今年、ホリちゃんが遭遇した少々薄気味悪い体験談を披露しましょう。イタリア添乗を無事終えたホリちゃんは、成田へ向かうアリタリア航空の帰国便に搭乗し、機内食の後、仕事の疲れもあって、ぐっすりと寝込んでいました。いつもは満席なのに、その日に限って空いていて、あちこち空席だらけでした。ふと、気がつくと
となりに40代くらいの上品で綺麗なご婦人が座っているのです。そういえば、ホリちゃんは、3人がけの真ん中の席に、空いていたので一人で座っていたはずでした。しかし、見たことのない女性がいつの間にか隣に座っている他にも空席はいっぱいあるのに、どうして??ありえないことだ!不審に思ってその女性を見やると、女性の方でもこちらを見ています。何と焦点の定まらない目だろうと、そのとき思いました
 さきほどの印象とは打って変わって、こちらを睨むような感じで、しかし、焦点の定まらない眼差しでうつろに見つめているその表情は、機内の薄暗い照明でクローズアップされて、その瞬間、幽霊のようにも見えました

「おのれ、妖怪め! 人間のつもりならば、喋ってみろ!」と内心思ったとたん、その女性は「飛行機、飛んでいません、どうしましょう、飛行機飛んでないですよ!」と言いました。何を馬鹿なことを言っているのかと思い、「飛んでいるじゃないですか?」と言い返し、薄気味悪くなってトイレに行くことにしました。その後他の席に移ろうと思って席をたったとたん、「どこへ行くのですか?」と聞いてきたので「トイレです」と言うと、「私も一緒に行きます」と言ってついてくるではありませんか
ますます気持ちが悪くなって、トイレからわざと10分くらい出ていきませんでした。もう勝手にいなくなっているだろうと思って、トイレから出たとたんまたびっくりまだいた! そして今度は、ホリちゃんの肩をわしづかみにして、「飛行機飛んでいませんよ、どうするんですか?」とまた、わけのわからないことを無視してもとの席へ戻ろうとすると、またついてきた

ここに至って、分ったことは、知的な顔をしているのに、うつろな目をして意味不明なことばかり言うその人は、きっと精神的にどこか病んでいる! 気がおかしくなっているということでした。一刻も早く同伴の方をみつけようと思って、「お連れの方はどこにいらっしゃるのですか?」と聞いても、「1人です」というだけそんなはずはないだろうと思いましたが、あきらめてしばらく放っておくことにしました。こちらが何も喋らない限り、何もせず大人しくしているだけですからしかし、ホリちゃんは添乗員です。お客様が何列か後ろにいるのですが、トイレのもっと後ろ側で、少し離れています。様子を見る目的で席を離れかけると、不安に怯えるような表情で「私も一緒に行きます」と言ってついてきます。決して一人にさせてくれませんもうだめだ、ストーカーにつきまとわれたのかなあ?とも考えました。

それからしばらくして、片時もホリちゃんのそばを離れないだけではなく、何と身体をあずけるようにして、こちらにもたれかかってくるではありませんか「おいおい!それは困るよ!こちらにはお客様がいるんだ。見知らぬ女性といちゃいちゃしている姿なんか見られたらたまったものではない」と内心思いながら少し押し返しました。そうすると、涙目をして、「確かに飛んでいるのですね!では、着いたら一緒に降りて下さいね」と言ってきました。明らかにおかしい、病んでいる、そして何か神経を逆なでするようなことをすれば騒がれる!これはやばいと思いました。

とうとう、それから可哀想なホリちゃんは一睡もできないまま、着陸しました。その女性にくっつかれたままです。降りる前にお客様に挨拶が必要だから、席を立ちかけると明らかに動転した様子で、大声で騒ぐような危機感を覚え、何もできないままでした。
約束通り一緒に降りることにしたホリちゃんは、ドアサイドにその人と一緒に進みました。そのとたん、ご主人と思しき男性が現れ、「ここにいたのか」と声をかけてきて、自分側に連れ戻そうとするのがわかりました。飛行機のドアが開いたその瞬間、女性は自分の荷物を放り出し、ホリちゃんの手首をもの凄い力でギュッと引っ張って、逃げようとしました。こちらも、必死にそれを振り払って機内に留まると、女性は脱兎のごとく走って逃げました。それから、ご主人?に事情を説明し、ずっとくっつかれていたことを話しました。ご主人は、「彼女は、旅行中、精神的におかしくなり、手に負えなくなりました。まことに申し訳ありませんでした」と謝罪してきました。そして、彼女を追って行きました。ホリちゃんは、急いでお客様たちに事情を説明し、機内で挨拶に行けなかったお詫びをしました。

その後、スーツケースを受取る回転台の前でまたその女性に会いました。ご主人とは、何か言い争う様子が見えましたが、ホリちゃんの姿を見ると、今度は2人でやってきて「本当にすみませんでした」と謝りました。それで一件落着となりました。もう二度と会うこともありませんが、しかし、ご主人から逃れて、一緒に逃げようとした相手が何故ホリちゃんなのか? 改めて聞いてみたい気がして、己の馬鹿さ加減にあきれました


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イスタンブール満喫! ボスポラス海峡クルーズ

2011-09-15 19:24:35 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです。まだまだ残暑が厳しいですが、優雅なクルージングの風景で涼んで下さい。トルコという国自体が、東洋と西洋の境目にあり、イスタンブールという町も、東西文明の十字路という性格をもっていますイスタンブールは広い町であり、まず、マルマラ海、ボスポラス海峡を挟んで、アジア側とヨーロッパ側に大きく分かれます。さらに、ヨーロッパ側も、金角湾を挟んで、旧市街と新市街に分かれます観光的な見どころは旧市街に集中しているきらいがありますが、町全体の魅力を大きく俯瞰するのにクルーズは適しているのです

   

ホリデイツアーで乗船するクルーズ船は、大きくデラックスです。200~300人は乗れるような大きな船が何と貸し切りです!チャーターですから、船室はもとより、屋根付きのデッキの空間も使い放題!

   

もちろん、ツアーの間、ずっと付き添ってお世話してくれるトルコ人のスルーガイドの日本語放送を聞きながらですから、目に見えてくる建物や名所がタイムリーに説明されて、自分で写真を撮りながら旅行記録や地名のメモもバッチリトルコ人ガイドさんは日本語堪能ですよ いよいよ、エミノニュ桟橋から出航です。黒海とマルマラ海をつなぐボスポラス海峡は、全長30Kmありますが、クルーズは1時間30分ほどかけて行います。今回は、トルコの美味しいファーストフードの一つである「サバサンド」持込みでランチクルーズです。けっこうボリュームがありますが、新鮮なサバ(魚)をサンドイッチに挟んで食べる個性的で美味しい昼食となりました

  

出航してしばらくは、ブルーモスクやアヤ・ソフィア寺院、トプカプ宮殿などの名所が間近に見えます。古い建物は修復してお洒落なホテルやレストランになっていることも多いです

   

やがてドルマバフチェ宮殿が見えてきます。19世紀の比較的新しい建物ですが、完成後はトプカプ宮殿に変わるスルタンの居城となり、後に初代大統領アタチュルク(ムスタファ・ケマル・パシャ)のイスタンブール滞在時の官邸として使われた立派な建物ですね

   

やがて、第一ボスポラス橋が見えてきます。1973年完成の、イギリスとフランス共同建設による海峡に初めて架けられた橋です。全長900mもあります。

   

橋のたもとには、オルタキョイなど、オシャレなカフェがある一角もありますが、

    

ベベッキとよばれる別荘の多い高級住宅地もあります

    

    

大橋を越してしばらくすると海峡の幅が段々せばまり、堅固な要塞が見えてきます。ルメリ・ヒサルです。海峡の戦略的重要性がしのばれるところです。

    

海峡は軍事的にも重要な地だったことから、海峡沿いには堅固な要塞が他にもいくつもたち、高官の別荘や離宮が立って、それ自体がクルーズの風物詩です。

    

    

第二ボスポラス橋が見えてきたら、いよいよ折り返し点です。この橋を超えたところでクルーズ船は引き返し、進路を逆にたどり、出航地点に向かいます。橋の正式名称は
ファティヒ・スルタン・メフメット大橋といいます。1988年の完成でこちらは、第一ボスポラス橋より長く、全長1200mあります。建設には、日本企業の石川島播磨重工業も携わった有名な橋です。

    

折り返すと、アジア側の景観も中々見事なことが解ります。

    

    

陸軍士官学校や夏の離宮・迎賓館として使われた素晴らしい建物をみながら、出航地点が近づくと、またもとのように、ブルーモスクを中心としたイスタンブールの象徴のような建物が見えてきます。

   

   

ホリデイツアーでは、参加人数を26名までに限定して、「ゆったりシートバス」をモットーとしていますから、快適な旅ができます。ぜひ、トルコへ、そしてイスタンブールへお出かけ下さい。8月までは、炎天下でしたが、これからは旅行に最適なシーズンの到来です

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ブログジャック!! マチルダ 勝手に自慢写真展

2011-09-12 23:19:58 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです。このブログに度々名前だけ登場しているホリデイ添乗員仲間のマチルダが、中々の写真家なのです。ホリちゃん、デイちゃんの間に割り込んできて、ついに今回、このブログ画面を乗っ取られたようです。ここは、お手並み拝見を兼ねて静観しましょう。そして、マチルダ自慢の「個展」をゆっくり鑑賞しましょう。

<以下、本人のコメント>
上手いといつも言っていたマチルダ、
ついにブログをジャック!1
本当に上手いかどうかは???
携帯電話で取っているからねと,,,,,,,マチルダの言い訳

   

ホリちゃんに負けないネコ好きなマチルダです。しかし、本分をわきまえ、観光地の写真をいっぱい取っていました。

   

イタリア、シエナの街なみとパリオで優勝した地区の旗です。

   

次に、フランスのモネの家!見たい方は9月で終わってしまって来年4月までお休みですから、秒読み段階ですね。

   

パリ、モンマルトルのサクレクール寺院です。アングルが自慢です。

   

シャルトルの大聖堂です。

   

シャルトル 大聖堂内部のステンドグラスと下の方にマリア様のヴェールも見えます。

   

印象派の画家が愛した町、オンフルールです。ヨットハーバーと港が綺麗です。

   

パリの凱旋門の夜景です。

   

ロワールのお城、シュノンソー城のプラタナスの並木道です。

   

シャンボール城です。マチルダの写真、本当に上手いね!

   

こちらは、下から見上げたエッフェル塔です。アングルが上手いですね!そろそろ、フランス ヴァージョンは終わって、スペインに行きましょう。

   

ガウディ一色の町、バルセロナのパトリョ邸の屋上です。

   

サグラダ・ファミリア内部です。ローマ法王様に清められた祭壇ですね。

   

   


もうひとつ、サグラダ・ファミリアの外観。中はだいぶできましたよ。

   

ギョエル公園(現地ガイドさんの発音)の柱です。日本のCM で見たことあるでしょう。

   

ギョエル公園のドラゴン?  カメレオン?

   

こちらは、お待たせ、グラナダのアルハンブラ宮殿です。

   

ヘネラリフェの庭園です。ブーゲンビリアが綺麗ですね。

という具合に、マチルダも中々の写真家は間違いないところです。本人も、このブログに載せるまで、「マチルダ、うまいんだ」と何度も聞かされました。しかし、その心は
お客様を旅へ誘うテクニックが上手いんだと言いたそうです。また、付き合ってあげて下さい。我々の仲間ですので、ホリデイツアーに参加されると、マチルダに会えるかもしれません。

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添乗員が眠れない日: 怪我人の巻

2011-09-10 14:12:20 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです。社長から小間使いまで、あらゆる雑事が含まれる、地味で目立たない仕事ですよ、添乗は でも、世界中行けて、華やかなイメージばかり目につく人もいて、そういう人にも、舞台裏を見てもらいたく思って、トラブル処理顛末記を書くことにしました

そうです。旅行に行って、何もトラブルがなく、万事が予定された通りに進むとわかっているのであれば、何も添乗員は要りません。団体行動の制約など受けることなく自分で好きなように旅行すれば良いツアーにも、添乗員同行である必要はない逆にいえば、何かあったときこそ、私たち添乗員の出番なのです。

先日、ベルギーのツアーに行ったとき、あるお客様が、夜中、バスタブで滑って転倒し、顔から落ちて、肩、腕も強打しました一人部屋の人は気をつけて下さいよ!いざというとき、自分を守るのは、自分しかいませんよ!通報を聞いて駆けつけたホリちゃんは、早速、お部屋に行ってお客様の様子をみました。顔から落ちたため、自分で出血部分を止血して、少し落ち着いてからホリちゃんに電話したみたい。良かった、頭をやられていなくて、意識も言葉もはっきりしている
そこで、ホリちゃんは、まず、ホテルのレセプショニストやコンシエルジュに連絡し、一緒に現状をみてもらいました。ここは、ブラッセルのグランプラス近くの高級ホテルで、緊急時のホテルのスタッフの対応もしっかりしていました。怪我人の様子を見極めたホテルのスタッフは、腕と肩を強打して、腕が動かなくなり、苦痛に顔をゆがめているお客様をみていて、ホリちゃんに、「救急車を呼ぶからね。」と言ってくれました 

救急車のスタッフは、肩を貸し、身体を支え、お客様の様子をみて、最適な救急看護ができる病院に今から行くからといって、救急車に乗せました。ホリちゃんも、もちろん、「通訳」として、いっしょに行きました。時計をみると、夜中の12時を回っていました。到着とほぼ同時に、ほとんど待たされることなく、お客様は診察をしてもらうことができました。まずは、レントゲン撮影と、身体の色々な部位のテェック!その結果わかったことは、「骨折」という診断どうしよう、恐れていた通りだった。いずれにしても病院でしばらく安静にしている必要があり、2~3時間かけて、点滴を行い、痛み止めと化膿止めの投与! 病院にそのまま泊まりこんで、手術を受けても良いし、いったん、ホテルへ帰って、明日出直してもいい! ええ~っ??こんなに大事なときでも、欧米の病院には、患者に選択肢がある日本と違うツアーの日程上、そのお客様はグループのツアー一行とともに、2日後に
飛行機に乗って日本に帰る予定になっている。その件も、ホリちゃんは、ドクターにお話しして、了解をとった。何故なら、そのお客様が、病院のやり方をみて、色々な面で、「きめ細かさ」が足りないと感じ、診察や手当のやり方が日本より「大ざっぱで荒っぽい」と感じ、また、添乗員も団員もみないなくなってしまう自分一人の状況に恐怖感を覚えたから。それで、「ここで手術を受けるのは絶対イヤだ!、日本に帰ってから、手術を受ける」と強く主張したのですそうはいっても、日本までは、ベルギーから直行便では帰れません。グループのスケジュールも、ブラッセルから、いったん、ロンドンのヒースロー空港を経由し、全日空に乗り継いで帰るというハードなもの。トータルで17時間もかかるハードなフライトスケジュール。それでも、飛んでいいか? 再度ドクターに相談!ドクターからの指示は、「好ましいことではないけど、それを前提として、腕と肩が動かないようギプスで固定し、なおかつ処方箋に基づいて、痛み止めと化膿止めの薬を飲み続ける、というものだった。いちばん好ましいのは、ここで安静にし、手術を受けるという選択肢だった。でも、患者には選ぶ権利があるとドクターは言った。

そんなこんなで、翌日また来ることを前提に応急処置だけして、その日はタクシーでホテルへ。海外旅行保険には、入っていたけれど、保険会社の指定病院ではないために「キャッシュレス」というわけにはいかず、いったん窓口で支払って診断書と領収書を入手そのあとがホリちゃんには大変だったのです。まだまだ、やるべきことが山積していて、とうとう一睡もできませんでしたもう一日あることから、グループの面倒をみるための日本語ガイドを急遽手配して、観光に行ってもらう手配をしたり、一応、お客様の家族に現状報告を本人と一緒に電話で伝えて、成田空港に家族の出迎えを頼んだり、処方箋に基づいて、薬局で薬を買い求め、お客様にのませたり、腕が動かないお客様にそれからは食事させるのに、ルームサービスをとってお部屋で食事させたり、みんなが観光に出発した後は、再び、帰国前のギプス固定化や必要な処置をしてもらうため、再度病院に連れていったり!めまぐるしく一日が過ぎました。

帰国の日も、動かすと痛みが走るというお客様の様子を飛行機の客室乗務員に伝え、荷物の積み下ろしから、トイレにたつときや、食事する際の「介護」までお願いしてしまって、本当に助かりました。日本の航空会社で良かった、きめ細かくて
結果としては、無事日本に着いて、手術を受けられ、あらゆる費用は全て海外旅行保険でまかなうことができたのです。だから、保険には入っておくべきですね。自分のカードの保険があるから良いという人もいるけど、カードの保険には付帯条件に色々制約があるので、よく確認したほうが良いですよそれと、そんなときの添乗員だと思って、添乗員付きのホリデイツアーで旅行に行って下さい

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現実逃避でりすに夢中

2011-09-08 05:58:35 | デイちゃんスイス
デイちゃんです

今はもう秋
毎年秋風が吹くこの時期になると人生を顧みる
このまま添乗員でいいのだろうかデイちゃんの人生って何
春からずっと休みなく働いて
夏も息つく暇なく働くと
秋になるともうゼイゼイ
で、ちょっくら人生なんて考えるんだけど
添乗以外に出来ることが何もないことに気が付き早く気付けって
島倉千代子の人生いろいろを口ずさんで冬を迎えるこの年中行事毎年やってんだね

そんな現実逃避したいお疲れなアナタにピッタリな
スイスで出会ったかわいい動物たちをご紹介しましょうデイちゃんが現実逃避したいんだよね

ツェルマットでハイキングしてると呼ばれなくても出てくる羊

尻が好き


アルピグレンまでのハイキングでなぜか裸馬に通せんぼされる

最終的には通っていいって許可が出た


ツェルマットの写真屋が飼ってるセントバーナード犬

こいつデイちゃんよりひと夏の稼ぎがいいの確実
ガイドにじゃれついてるけど
こっそり餌あげてるからなのデイちゃん知ってる

餌と言えばマイエンフェルトに行けば必ず餌買ってあげる山羊

デイちゃんがすっころんだ時黙ってそばで手を差し伸べてくれた山羊だから
大好き

にわとりもいるけど走ると追いかけてくるから
追いかけっこしたい時はわざと走る


ユングフラウのハイキングに真夏に行くとたいてい草食べてる牛

この写真○×乳業買ってくれないかな


ツェルマットやサンモリッツやフルカ峠や
要はどこででもやたら穴掘って走り回っているマーモット

前にグリンデルワルドの運転手が「子供の時よく食ったな~」って言ってた

デイちゃん鷲や鷹じゃないので御遠慮したいです

そして森の中でランチ中のりす発見

ちゃんとお座りして行儀よく食事してるの

動物も頑張ってるからもういっちょ頑張りますか
デイちゃん明日からドイツに行ってきま~す

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添乗員の過ごし方~パート2~

2011-09-04 00:33:50 | デイちゃんその他
デイちゃんです

今デイちゃんの頭の中は
昨日はフーリドリヒ大王とマリア・テレジアが喧嘩していて
今日はポツダム会議でチャーチルとトルーマンとスターリンが喧嘩していて
明日の予定はサンチャゴ・デ・コンポステーラに巡礼に行くことになっている
要するにとんでもないことになっているのである

なんでこんなことになったかというと
それは添乗先で受け取ったアサイナーのメールから
前の7年も使った携帯が
いきなり充電拒否という強硬な態度を示したので
仕方なくいきあたりばったりで
よせばいいのにi phone4なんて衝動買いしちゃったもんだから
もう難しくて使い方わかんないあのお父さん犬やさしいなんてうそ言ってないか
やっとWi-Fiが飛んでるところで久々メールを受け取ったと思ったら・・・

HELPの文字の後にしおらしく
御相談ですが○×に行きませんか

なんですと
デイちゃんただでさえ添乗中だったしこれでもあれこれ忙しい
行き先がかなり手ごわい場所だったしだからみんなに断られてる
i Phone4のせいにしてメールを見なかったことにしよう

無視していたら翌日今度は泣きのメールが
人助けだと思って・・・ヨロシクヨロシクヨロシク

ああきっと恐竜が闊歩していた時代から添乗をやっている諸先輩方に
あっさり断られたに違いないや~だもんね~
デイちゃんだって上手くやれる自信もないけれど
上手く断れる自信もない怖いもの見たさもあったりしてね

というわけで今デイちゃんは本の中に埋まっていますiPhone4のゲームで遊びたい~
もう姿も見えないくらい埋まっています夏休みの宿題に追われる出来の悪い小学生の気分
どうせ埋まるんなら学生時代に本に埋まっていたら
ちっとはましな人生になったに違いない後悔先に立たず

このブログでうっかりネタがない~きゃ~どうしよなんて暴露しちゃうと
じゃ○×方面はどうですかね
ピンポイントで攻撃してくるアサイナーに
撃沈当分静かでいいね

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モンブラン君にお説教

2011-09-01 06:04:35 | デイちゃんスイス
デイちゃんです

モンブラン君ちょっと話がある

今年の君はいったいどうしたというんだ
いくらヨーロッパで最高峰だからと周りからちやほやされる身分とはいえ
姿を隠してしまったらデイちゃんの立場はどうなるんだ

まあ確かに君は4810メートルと背が高いから
雲に見つかりやすいという事情はわからぬでもない

それでもこんなに空気が薄いところで
寒さに震えながら君が姿を見せてくれるのではないかと
限界ギリギリまで待つ身にもなってくれ

だいたいモンブラン君が雲に隠れる時は天気も悪いので
暖かいところでココアでも飲みながら待つのが普通なのだがだから薄着で行っちゃったよ
今回のお客様は気合いの入れ方が半端じゃなかったので絶対見るぞ~奇跡は起きる
デイちゃんそれならばと一番高い展望台で30分もねばっていたら氷点下だぞ

凍死するかと思ったじゃないかモンブラン君のばかぁ~


仕方がないので今回はデイちゃんコレクションからモンブラン君の写真をご紹介
今回の景色にチケットの絵のモンブラン君を入れた即席合成うそ写真よくやるね

こんなふうに見えるはずだ写真せつないね

デイちゃんが昔携帯で撮ったモンブラン君やっぱかっこいいね

パリのアンジェリーナで食べたモンブラン君・・・なんですと?

日本のモンブラン君・・・デイちゃん大丈夫かな・・・


モンブラン君こころして聞きたまえ
次回はケーキやアイスクリームで誤魔化すわけにはいかないんだから
しっかり姿を現すように

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