

いやあサッカーのワールドカップは凄かったですね
世界中が1つのボールを追いかけるなんてたいしたもの
残念ながら日本は予選を突破出来なかったけど
日本のサポーターは世界中から絶賛の嵐
負けた試合にもかかわらずゴミを拾って持って帰るなんて
他の国から見れば想像を絶する偉大なこと
そういえばツアーが終わってバスを最後に降りる時も
もちろん添乗員もお忘れ物が無いようにと
ご注意は申し上げるとはいえ
お客様が下りた後のバスは見事にからっぽ
忘れ物はともかくゴミなんて
デイちゃん今まで見たことない
そう、日本のお客様はバスを降りる時はゴミは自分で持ち帰るのだ
それで思い出すのが今年の春にバルセロナに行った時のこと
ホテルの前でバスを待っていたら何やらド派手なバスが一台

デイちゃん恥ずかしながらサッカーのことがちっともわからず
こんなバスにホテルの前にいつまでも停めていられては迷惑と
文句を言おうとしたら運転手さんニコニコ
「これ今日の君のバスだよ」
「えっ随分ド派手なバスだね」
その間にもたくさんの通行人がバスを覗きこんだり写真を撮ったり
「ねえ、このバスってもしかしてバルサのバス??」


「そうだよ 今日は普通のバスが全部出払っちゃって、これしか手配出来なかったんだ
午後は選手を乗せるけど、午前中は君達のバスだよ」
といいながら運転手さんウインク
「日本人だから 特別オッケーさ」
午前中のバルセロナ市内観光

あっちへ行ってもこっちへ行っても

バスの窓から外を見ていると


目を丸くして叫ぶ人
手を振って追いかけて来る人
そりゃもう面白い位の大混乱
もっとも日本人がバスから降りて来ると
一斉にがっかりした溜息が出たのは言うまでもない



それでもいざ観光地でバスを停めると
知らない人がどんどんバスに入ってきてしまうので
デイちゃん、運転手さんと一緒に必死になってバスをガード
それでも熱狂的なバルサのファンが
「一生のお願いだから中の写真を撮らせて!!」
気持ちはわかるので一人一人運転手席で写真を撮ってあげました



もちろん自分でも写真撮りまくりましたよ

椅子はチームのロゴが入った皮張り

後ろのサロンではよく選手が賭け事をしていて

到着しても「今500ユーロ賭けてるんだからちょっと待って」と
なかなか降りない選手もいるとか
このバスの運転手さんも
熱狂的なバルサのファンでは駄目らしく
ほどほど控え目な運転手さんが選ばれるとのこと

半日観光を終わって運転手さんにお礼を言ったら
デイちゃんに「今日は楽しかったね」とズボンのポケットから出してくれたのが
バルサのバッチ

「日本人をバルサのバスに乗せても
カーテンを引きちぎったり
いたずら書きしたり
物を盗んだり
汚したりしないから安心安心
このバスに乗ることができるのは
バルサの選手と日本人だけさ」

もうサッカーのことはほとんどわからないデイちゃんではありましたが
この時ほど日本人で良かったと思ったことはありませんでした



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