ホリデイ現役添乗員日記

近畿日本ツーリスト ホリデイ現役添乗員が新鮮な情報をそのまま皆様にお伝えします

アイスランドと日本の意外な関係

2013-11-27 23:12:04 | デイちゃん北欧
デイちゃんです

東京に住んでいます
電車は5分置きにやってきます
近くにコンビニもスーパーもあります
でも海を見つめてぼ~っとすることはありません部屋の中ではいつでもぼ~っとしています

というわけで都会のストレスに打ち勝つために
やって来ました遠路はるばるアイスランド
そこは手つかずの自然どころじゃない半端なくワイルドな国でした

なんてったって4年に一回はどっかできっちり噴火してるしだって出ちゃうんだもん
ちょっと調子に乗って未曾有の金融危機に陥った時も
まわりの国から無視されたのに腹を立てたのかだってEUにも入ってないしちっぽけな国だしどうでもいいし
倍返しとばかりに火山を大噴火させ
おかげでヨーロッパ中の空港はストップ仕返しは火山でと決めております


たまたま国土がユーラシアプレートと北米プレートにまたがり
しかも地下のマグマが新たなプレートをどんどん生み出してくるのでだって出ちゃうんだもん
毎年2~3センチ東西に国土を広げているという
なかなかどうしてしっかりしている国でもあります

シンクヴェトリル国立公園

ここはプレートが生まれるところ、すなわち地球の裂け目、すなわちギャウ

ここで生まれた赤ちゃんプレートが成長してまわり回って最後にたどりつくところ
それが日本
地球を半周してもう充分人生を満喫した2つのプレートは
日本で再び出会い地球の中へとまた帰って行くついでに地震も起こしていく

なのでアイスランドは出来立てほやほやまだ赤ちゃんの国なのでだから地熱エネルギーが豊富
開発されない手つかずの生きた自然をそこかしこで見ることが出来る




奇岩



奇岩

時々間欠泉

時々噴火

昼は温泉

夜はオーロラ


東京にいて自然を感じることは少ない
ましてや宇宙を感じることはもっと少ない

アイスランドには地球の鼓動が感じられ
それは地熱発電に見られるように身近で

人々の喜びにもなっている

ああブルーラグーン最高に気持ち良かったそりゃもうアナタお肌スベスベ
というわけで業務連絡~
アサイナーさま~
デイちゃんをまたアイスランドに行かせて下さいじゃないとストレスで暴れてやる~アサイナーも我儘な添乗員のせいでストレスが溜まっているそうです

いつも遊びに来ていただきありがとうございます
もうすぐクリスマスもういくつ寝るとお正月
今年も残りわずかですね
それにしてもアイスランド良かったですよ
地球の歩き方の本すらない、まだまだ未知の国ですが
食事も美味しいし
加山雄三の「旅人よ」がすごくマッチして
久々にデイちゃん旅人の気分に浸れました今度カラオケで歌いたい
皆様も是非アイスランドにホリデイでお越しください
デイちゃんは明日からドイツのクリスマス市へ旅立ちます

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フィレンツェで考えたこと

2013-11-18 22:01:30 | ホリちゃんイタリア
ホリちゃんです
フィレンツェのひとときです
ホテルの部屋から、ドゥオーモのクーポラも見える

           

フィレンツェにいながら、つい現代の日本のことを考えてしまう
対日感情の良くない中国や韓国が、しきりに、安倍首相の「右傾化」を唱える
このままいけば、日本は軍国主義に逆戻りし、その音頭をとる安倍首相は独裁者だという 最近、やたらと国際世論に訴えているという
ホリちゃんは、「憂国の士」ではないし、政治家でもない
海外旅行の添乗員なのである
でも、海外旅行しながら、「独裁」が功を奏して、強国となり、芸術や文化が開花した町がフィレンツェではないか?と、そんなことを考えていた

           

ホテルの窓からでなく、一歩外へ出ても、圧倒されるような見事な景観はすぐ目の前に迫ってくる

           

           

黄金の14世紀(クワトロチェント)、ブルネレスキやギベルティの切磋琢磨といった時代を経て、この見事な景観はできた
でも、ルネサンス(文芸復興)が開花し、ルネサンスの3大巨匠はじめ、名だたる芸術家がみなフィレンツェに集まってきて素晴らしい仕事をしたのは何故か?

その答えは、パトロンとなったメディチ家の独裁以外に、本質的なものはないと思う

ロレンツォ・デ・メディチの時代になって、かたちの上では「自由主義・共和制」のはずだったフィレンツェの政治が、実はメディチ家の独裁であることがはっきりしていったそこで反乱も起きるが、上手に鎮められ、国も安定する

          

ルネサンスの精神は「人間中心主義」である
商業が発達し、経済力をつけた市民は、自治権を獲得し、フィレンツェは都市共和国として発展したそうした、市民のメンタリティー、本当に求めるものが、芸術の分野でも、時代のメインストリ-ムとなっていった

画一的で個性のない宗教画は、「表情」も「感情」もあるキリストや聖母マリアを描く潮流に変わったし、遠近画法は、表情を豊かにみせる技術的貢献が大きかったボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」のあふれる躍動感と官能美は、それまでの時代の描いてはいけないタブーだったはずだ。自由奔放な精神を解き放つ「人間中心主義」は、しかし、本当に開花するためには、芸術のパトロンとなれる独裁者が必要だったことは、偉大な歴史の逆説であると思う

           

           

           

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添乗員の過ごし方~パート10~

2013-11-08 01:24:30 | デイちゃんその他
デイちゃんです

長崎に行ってました

アサイナーに「長崎は今日も雨ですよ」と言われても
めげずにどうしても行きたかったのは
これでも添乗員を長年やっているので
オランダとかスペインとかポルトガルに行くと
大航海時代の日本とヨーロッパに関する話がわんさか出てくるので
長崎をちゃんと自分の目で見て自分の足で歩いてみたかったのである+ちゃんぽん皿うどんトルコライス豚まんカステラその他いろいろ

真っ先に向かったのは出島

そこにはボランティアガイドさんがいて
実に興味深い話を沢山伺うことが出来たボランティアガイドさんありがとう

織田信長に許しを得て日本でキリスト教を布教していたルイス・フロイスは
安土城の天守閣に招かれびっくり仰天
信長は自らを生きた神仏であると語り
安土城で自らを神とする式典を行ったという

キリスト教では神はただ独り
裏切られた思いでフロイスは明智光秀と組んで京の本能寺で信長を暗殺したのではないかあくまで仮定

後を継いだ豊臣秀吉はイエズス会を許せなかった
このままでは日本はスペインに乗っ取られてしまう
現にフィリピンは既にスペインの植民地となっており国名もフェリペ2世からとったからフィリピン
長崎の土地もキリシタン大名の大村純忠が信長が亡くなる2年前にイエズス会に寄進していた
そう長崎は7年間も厳密には日本の領土ではなかったことになる

危機感を抱いた秀吉は
キリストの信仰を捨てさせる為に見せしめの為に
日本人20人を含むキリスト教信者26人を裸足で京都から長崎まで歩かせ
長崎の丘の上でまだ12歳の少年を含む全員を磔刑にした

日本二十六聖人殉教記念碑

そして日本は長い長い鎖国の時代を迎える

出島を除いて


出島でデイちゃんは名物ミルクセーキを食べながら長崎ではミルクセーキは飲み物じゃなくて食べ物

オランダ人ってやっぱり狡い
としみじみ思いました

キリスト教の布教は勘弁だけど
西洋の珍しい物は是非手に入れて金儲けしたい徳川家康
そこへ現れたのがオランダ人

うちはスペインと違って商売だけですからキリスト教の布教よりも金儲けの方が大切
特に憎っくきスペインから独立ほやほやのオランダは
スペインの悪口言いたい放題
スペインは宣教師を派遣して信者を増やしてから国を乗っ取るこれがスペインの正しい領土の広げ方
それを信じた徳川幕府は
出島をオランダ人だけの貿易基地として
西洋に開かれた日本で唯一の窓口としたオランダの作戦勝ち


デイちゃんグラバー園内の日本初の西洋料理店「自由亭」の窓から海を望み

景色最高

この海に遠くはるばるオランダ人がやってきて
楽しく商売を独り占めしてたのかと思うと

目の前のコーヒーゼリーにも歴史を感じましただってコーヒーってオランダ語


そして時がたち隠れていたキリシタンの人々がついに発見される日がやってきた
潜伏250年長崎の世紀の大事件「信徒発見」

サンタマリアの御像はどこ?

時は1865年3月17日
日本は開国したがまだ日本人には信仰の自由を認められていない時
大浦天主堂のプチジャン神父の元へ浦上の住民が決死の覚悟でやってきた

1.7代たったら神父様がローマから船でやってくる
2.その神父様は独身である
3.サンタマリアの御像を持ってやってくる

鎖国の間教会もなく神父もいない状況で
この3つの伝承だけを信仰のよりどころとして
途切れることなく子から孫へなんと7代にわたってキリスト教は浦上の地で密かに伝えられていた

私の胸あなたと同じ
サンタマリアの御像はどこ?

3代前のご先祖様のことすら知らないデイちゃんにとって今朝何食べたかも覚えてない
この7代という時間の長さと信仰の篤さは想像をはるかに超える

そしてその苦難を耐え忍んだ浦上の上空で
よりにもよって原爆が落とされるのである

言葉も出ない

ヨハネパウロ2世も訪れた浦上天主堂

法王様がいらっしゃるというので外壁がきれいになりました


デイちゃん長崎に4泊もしたんだけど
とても時間が短く感じられたくらい密度が濃い旅でした
あっもちろん観光だけじゃなくちゃんぽんも江山楼のスープのあさりの味が絶品

ごくごく

皿うどんも蘇州林の極細麺最高

ぱりぱり

トルコライスもちゃんと食べ長崎歴史文化博物館内の銀嶺っていう老舗レストラン

皇室御用達の匠寛堂のカステラもしっかり買いましたしかも奮発して五三焼き

さすが菊の御紋が付いているだけのことはあって普通のカステラより卵の味が濃い感じ

底のざらめがこれまた旨い


でもまだ全然食べ足りないので何度でも行きたい長崎の旅でした

いつも遊びに来ていただきありがとうございます
このところブログの更新が遅くて申し訳ありません
長崎があまりに楽しくてすっかり本業の添乗を忘れてしまい
間際までアイスランドの勉強に追われ
またしても出発当日の更新になってしまいました
本当は長崎だけで何本かブログを書きたかったのですが
どうしてこんなに追いつめられないと何もやらない性格なのか
自分でも深く反省しております
これからアイスランドまで長い長い道のり
次回のブログも楽しみに待っていて下さいませ
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