ホリデイ現役添乗員日記

近畿日本ツーリスト ホリデイ現役添乗員が新鮮な情報をそのまま皆様にお伝えします

ダビデにパンツは似合わない

2013-02-25 05:31:22 | デイちゃんイタリア
デイちゃんです

肉が好き

フィレンツェに行ったら肉食べたい
でも今でこそ冷蔵庫のおかげで肉は長く保存出来るが
中世の時代は肉はすぐ腐った

でも肉食べたい
しかも美味しくなきゃやだ

というわけで胡椒が欲しい
胡椒があれば少々腐りかけの肉でもなんとかなる

それなのに・・・ああそれなのに
胡椒はヨーロッパじゃとれないなんて

だったら胡椒を求めてどこまでも
アジアに行くんだ頑張るぞ
邪魔するイスラムは十字軍で追い払う
聖地奪回もいいけど胡椒もね

そうやってイタリアの都市国家は商人が力をつけていき
15世紀のフィレンツェやヴェネツィアは
その当時のフランスやイギリスやトルコなんて完全に抜き去っていた

金が儲かるとどこかに金を貸したくなるもので
なんとローマ法王にまで金を貸し付けた元薬売りのメディチ家は
学者や芸術家の史上最大のパトロンになったので
金の心配をしないで芸術に打ち込めるぞ
多くの芸術家がフィレンツェを目指し
その才を競ったのである

ルネッサンスの始まり~始まり~パチパチパチ

ここはフィレンツェのシニョーリア広場

見渡す限り裸・裸・裸の彫刻ばかり

だってルネッサンスだもん
今までの暗黒の中世と一緒にしてもらったら困る

中世の時代はなんでも教会を通して物を見て
教会の意思に沿い
教会の言葉が一番大事だって刃向かったら火炙りだもんね

でもフィレンツェの新人類たちは
自分の目で見て自分の頭で考えて自分の言葉で話す

だってフィレンツェ人は商売人だもん
そうじゃなかったら金儲けは務まらない人が右向きゃわしゃ左

だから今までと違う
自由に目覚めたフィレンツェ人の新しい発想それは
人間の裸ってこんなにも美しい

ここまで裸のオンパレードだと教会は驚いてひっくり返ったが
人間を再発見したのがルネッサンスですから

で、ここで再登場ダビデ君

巨人に立ち向かい一歩も退かないその姿は
敵の多かった都市国家フィレンツェの象徴
ミケランジェロの精魂込めた大傑作だ

それなのに・・・ああそれなのに
日本ではダビデ君にパンツをはかせるって本当ですか

デイちゃんニュースを聞いてひっくり返った
いくらなんでもパンツだオムツだフンドシだって
素っ裸は教育上よろしくないという意見もわかるけど
でもただ一つ言えることは
そんなことしたらあの世からミケランジェロが化けてくるあの人かなりしつこい
なので是非パンツをはいてないダビデ君を見にホリデイで行きませんかそしてフィレンツェで肉を食う


いつも遊びに来ていただきありがとうございます
この前またホリちゃんとインドカレーを食べに行きました
アサイナーも一応誘ったのですが
「カレーなんて食べて帰ったら家で何を言われるかわからない」と
そそくさと帰って行きました
それを聞いたホリちゃんが
「僕だって妻が食事を作ってくれたらすぐ帰る」と
小声でつぶやいておりました
結婚するって大変なんだなと予定は未定のデイちゃんは思いました
明日からまたイタリアに行ってきます

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バチカンは財政難?

2013-02-22 19:55:26 | ホリちゃんイタリア
ホリちゃんですこのところ、バチカンのニュースが世界に衝撃を与えています。ローマ法王が辞任を表明したからです。ベネディクト16世は2月28日で正式に辞任することになりますそれにともなって法王選挙がおこなわれるはずですが、法王選挙のことをイタリア語で「コンクラーベ」というそうです。何だか、「忍耐力勝負」みたいですね

ローマ法王の辞任とならんで、今、旅行業界を震撼させているニュースがあります。それは、バチカンでこれまで要らなかった「イヤホーンガイド」を有料で貸し出すようになり、グループで入場したい人は、否応なく借りなければいけなくなりました。「イヤホーンガイド」といえば、当社、ホリデイツアーが「老舗」ですぞわざわざ、バチカンで有料のものをご用意下さらなくても、こちらでは万全の態勢で準備できていますよ!1ガイドさんが話す説明が、他の観光客の邪魔にならないように、皆、受信機をもって耳にイヤホーンをあてて説明を聞いていますよ!これで何の問題もないはずです 

でも、最近のバチカンのやることはわけがわかりません。まず、バチカン博物館の入場入口にスタッフが予約時間に合わせて「イヤホーンガイド」を持ってきます。有料です。こちらのイヤホーンガイドを持っているかいないかは関係ありません。バチカン美術館に団体で入る人は、強制的にバチカン博物館専用のイヤホーンガイドを借りなければなりません。ところが、これで終わりではありません。バチカン博物館のフィナーレを飾る「システィーナ礼拝堂」を出て来たところで、「監視員」のようなバチカンスタッフが待ち構えています

今度は、サンピエトロ寺院専用のイヤホーンガイドを有料で借りないと、入場させないとのたまうのですこれで一体いくら余分な出費になるか、わかりますか?あらかじめ、値段と内容を決めてツアーを催行している旅行会社は、こんなことが突発的に起きても「値上げ」できませんだから、お客さんには関係ない話ですが、旅行会社は困っています。勝手に新しいシステムを導入して出費を増やしてくれると、本当に困りますホリちゃんの行った日は、サンピエトロ寺院の入口や周辺に大勢の監視員がスタンバッていて、どうやら、新システムのキャンペーン、強化デーの様相でした

そういえば昔、メディチ家出身の法王の時代に「免罪符」というものがありましたね。サンピエトロ寺院の修復費用に困ったバチカンが、「免罪符」を大々的に売り出して、このお札はご利益があって、これを買うだけで救われる! 天国に行ける!と宣伝し、爆発的に売れましたね!それに意義を唱え、ウィッテンベルク大学 神学教授だったマルティン・ルターが「95カ条の論題」を発表して、宗教改革に直結していった、あの大きな歴史の流れを思い出さずにはいられませんでした

あのイヤホーンガイドは現代の「免罪符」なのでしょうか?財政難が背景にあるかもしれません。取れるところから確実に取ろうという魂胆は見え見えですね

今回は、脱線ブログですみません。また、ツアーのネタに戻るつもりです。

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オーロラを訪ねて三千里

2013-02-10 02:36:21 | デイちゃん北欧
デイちゃんです

昔は良かった
昔々太古の昔まだ恐竜が闊歩していた時代は
インターネットなんてなかったから
根性根性ど根性
苦しくったって悲しくたってオーロラをこの目で見るまでは
例えこの身がつららになろうとも
氷点下20度の野外で凍る一歩手前まで粘って夜空を見上げていたものだった

ところが今はスマホの時代
オーロラ予報や一時間ごとの現地の天気予報などが簡単にわかるので
もう完璧無理と思うと外に出る気もしない
自分の運の悪さを嘆きつつ
うっかりアサイナーにまた次オーロラに行かせろとメールしたところ

アサイナーがスラムダンクを心の支えに生きていたとは知らなかったが
ここまで言われて諦めたらデイちゃんがすたる相変わらずの単細胞
やって来ましたロヴァニエミ
ここを出たらもうオーロラのチャンスはない
そう思ったのはお客様も同じで
ホテルの前の建物が放つビームでさえも
あれオーロラ

と全員幻想まで見えるようになってきたので集団催眠かな
こうなったら行きましょうと
奇跡を信じて現地のオプショナルツアーその名もオーロラアドベンチャーに参加しました

ロヴァニエミから25キロ位離れたところに
Arctic SnowHotelと言うのがありまして
冬になったら雪でホテルを作り
春になったらホテルは溶けて川になるエコなホテルだね
まあアイスホテルというのはスウェーデンにあるのだがオーロラツアーはオーロラだけが楽しみじゃない」読んでね
その雪版にこのツアーはバスで20分かけて行くのである

きっとオーナーさんが楽しんで作ってると思うんだけど
いろんなタイプのお部屋や


ドームの形をしているバーや


きっと寒くて長居は出来ないレストランや

寒さに耐えられれば結婚式さえ挙げられる教会も見せてくれる

極めつけはこのスノーサウナ
世界でここだけってオーナーさんが考案したから当たり前なんだけど
初めは普通の電気サウナで温まって

それから裸にタオル巻いて靴下履いて
をぴょんぴょん跳ねながら急いでかまくらのようなスノーサウナへ駆け込む


スノーサウナの中の熱々の石に水をかけると

まるでミストのような超柔らかな蒸気に包まれ
ほんわかうっとりすること請け合いそのあとまた外をぴょんぴょんしながら電気サウナに戻る
何分本物の雪だけで作っているサウナなので
一回のサウナで4mm位内側の雪が溶けてしまうらしく
オーナーさんは毎年8個位せっせと作るらしい金儲けの為ならエ~ンヤコ~ラ

温かいコタでは暖炉で焼いたソーセージも食べられて



歩いて2分のところには広い湖

北向きだし湖はしっかり凍っているので
オーロラが出たら真っ暗なところで観賞出来るし
オーロラが出なかったらスノーホテル見てきゃあきゃあ騒げるこのオプショナルツアーはお勧めです
・・・まあ今回はどういうわけかオーロラは出なかったんですけどね・・・デイちゃんお祓いに行ってこい

それでもアサイナーが信じるスラムダンクの教えは馬鹿に出来ず
帰りのフィンランド航空の中CAさん突如のアナウンス
ただいま左側の窓からオーロラが見えま~す
もう飛行機が傾くんじゃないかと思う位お客様が左側の窓に殺到したのだが
いかんせん機内の照明をいつまでたっても暗くしてくれないのでだってこれから機内販売のお時間だもん
写真を撮ることは出来ませんでした・・・

でも見てこれこれ

実はサンタクロース村から自分宛に出した絵葉書なんだけど

消印も北極圏

こういうでっかいオーロラを捕まえるまで諦めるものかスラムダンク教の教えにすっかり染まったデイちゃん

というわけで
デイちゃん性懲りもなく3月15日からまた「よくばりフィンランド8日間」に行きま~す
皆様もデイちゃんと一緒にオーロラを見に行きませんかちょっとこの人運が悪いですが


いつも遊びに来ていただきありがとうございます
この前ホリちゃんと会社帰りに本格インド料理店に行きました
カレーのウコンは肝臓にいいんだと
ビールをガブ飲みしながら極辛カレーに悪戦苦闘し
あげくの果てには次はもっと辛いカレーに挑戦すると宣言したホリちゃんを
デイちゃんは学習しない人だなと思いました
ホリデイの添乗員っていつもこんな感じで楽しいです

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ガリレオ・ガリレイとピサの斜塔

2013-02-08 21:28:12 | ホリちゃんイタリア
ホリちゃんですガリレオ・ガリレイはピサの町出身の偉大な物理学者ですピサといえば、おなじみの「斜塔」の町ですが、全盛期は11世紀の昔です。コルシカ、サルジニア、マジョルカ等(スペイン領)などの大きな島々を領有し、イスラム教徒の精鋭とも戦争で勝利し、ヴェネツィアやジェノヴァと肩を並べてイタリア最強の都市国家にのしあがったのですねその頃の莫大な戦利品や冨を集約しているのが、「奇跡の広場」です

       

洗礼堂、ドゥオーモ(大聖堂)、そしてドゥオーモ付属の鐘楼としての斜塔、その3つが一度に見渡せる広場はまさに壮観で、「奇跡の広場」の名に恥じないものですね話は別ですが、「ピサ」の正式なイタリア語は「ピザ」と濁るのです。「ピザ」といえば、日本人は食べる「ピザ」をイメージしますが、そちらの正式なイタリア語は「ピッツァ」と言わなければ、現地で通じません。もちろん、ピザ専門店は「ピッツェリア」ですねさて、ガリレオ・ガリレイが生まれたのは16世紀ですから、ピサの全盛期はとっくに過ぎていて、それどころか、フィレンツェの軍門に下ってしまった衰退期に生まれたのですね、没落した貴族の子としてお父さんはしかし、出来の良い息子に期待し、傾いた家運を再び上昇気流に乗せるべく、ピサ大学の医学部に進学させたこれでよし医学を志した息子は立派な医者となり、名誉と裕福な生活の両方を間違いなく手に入れてくれると期待したしかし、ピサ大学にはマテオ・リッチという数学者がいて青年ガリレオに影響を与えてしまいます。、息子の関心は、何と「お金にならない」(と、当時も思われていた)数学と物理学の方にいってしまいましたしかし、もともとそてらの素養が優れていたのですね。ほどなく、ピサ大学の教授になります。若くして論文が認められたわけですが、「振り子の等時性」のテーマもあったのですが、これは、ドゥオーモの中の揺れるランプに着想を得たものです

       

それから、天文学にも関心をもって、自作の天体望遠鏡で天体を観測します。研究が進んで、ポーランドのコペルニクスの「地動説」を支持するようになります。しかし、当時、学問の世界でも絶対的な権威をもっていた「天動説」というカトリック教会の教えに真っ向からバッティングするものでしたカトリック教会から目をつけられたガリレオは、言うことを聞かないと破門するぞと脅迫されます。しかし、「天文学対話」という代表作で、カトリック教会の天動説を支持する著作にするよう厳命されていたのに、ガリレオは、「神を信じてはいるが真実は曲げられない」として結果的に地動説の正しさを結論づけたため禁書 身分はく奪、軟禁という重い処分が下されます。宗教裁判でも、自説を曲げず、「それでも地球は回っている」とつぶやいたのは有名な話ですガリレオは死して名を残し、斜塔はガリレオが「物体落下の法則」の実験を行ったガリレオゆかりの観光地でもあるのです

       

ホリデイツアーでは、ピサの斜塔に上ったり、「奇跡の広場」を楽しむ企画が満載ですパンフレットで見て、お好みのツアーに行ってみて下さい

       

       

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