ホリちゃんですパリのルーブル美術館にはいらっしゃいましたか? これからの方は、無尽蔵の宝の山ですから、楽しみにしていて下さい。
「ルーブル美術館」と現在呼ばれますが、もとは、「要塞」であり、その後は「宮殿」だったのです。ナポレオンから甥っ子のナポレオン3世の時代に「美術館」としての体裁を整えていきます。
なんとなく「敷居が高い」印象をお持ちであれば、正しい印象です。出入り口のピラミッドはおなじみですが、絵画や彫刻など、作品本位に見ると、フランス人にとっても「敷居が高い」美術館です。それは何故かというと、ルーブルの作品の中心は、宗教画であり、なおかつ歴史画です。作品を味わうにも、鑑賞する方の知識や教養が求められます。
例えば、1830年の七月革命を知らずして「民衆を導く自由の女神」を理解することは難しいでしょう。救世主、ジャンヌ・ダルクを知らずして、肖像画を見たときの感動はありえないでしょう。また、ナポレオンのエジプト遠征に想いを馳せることができてこそ
ペスト患者を見舞うボナパルトを見て納得がいくでしょう。
ダ・ヴィンチやラファエロを知っていて初めてあの広大なルネサンス絵画が身近なものになるでしょう。
旧・新約聖書を知っていないと本質はわからない、という作品もあります。フランス人にとっても、「敷居の高い」美術館であることには変わりなく、小・中学校にあたるリセにて、分厚い教科書で「古典作品」として学ぶ作品がルーブルにはいっぱいあります。また、画家のタマゴや学生が、一生懸命「模写」に励む価値ある作品も豊富です。
時代的にも、古代ギリシャ・ローマから19世紀まで間口が広く、奥行が深く、フランス人だけでなく、欧米人にとって、ルーブルを熟知していることは、知識と教養の裏付けにもなり、ある意味、「ステータス」にもなるのです。ルーブルにはあまり興味はなく、オルセの方が関心が高い、ということはあっても、フランス人の前ではあまり言わない方が良いでしょう。印象派の画家は、長い絵画の歴史の中では、古典というよりも、同時代のモダンアートに近い感覚をフランス人はもっています。ルーブルに関心がないということは、知識や教養のレベルが低い、と心の中で思われがちです。
フランス絵画も、新しいところでさえ、フランス革命とナポレオンの時代です。予備知識はそれくらいでも、作品が次から次へと出てくるド迫力と臨場感は、行ってみないとわかりません。ホリちゃんなんか、数え切れないほど行っていますが、行くたびに「発見」と「驚き」があって、決して飽きることはありません。
作品は1点1秒づつ見ても1週間かかるそうです。全部は見切れませんから、最初は日本語ガイドが案内するツアーが良いと思います。作品鑑賞だけでなく、お洒落なブティックやブックショップは、隠れたお土産小物の宝庫です。カフェで一休みしたり、ダヴィンチ・コードゆかりの地を訪ね歩いたりして、1日居てもルーブルに飽きることはないでしょう。
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「ルーブル美術館」と現在呼ばれますが、もとは、「要塞」であり、その後は「宮殿」だったのです。ナポレオンから甥っ子のナポレオン3世の時代に「美術館」としての体裁を整えていきます。
なんとなく「敷居が高い」印象をお持ちであれば、正しい印象です。出入り口のピラミッドはおなじみですが、絵画や彫刻など、作品本位に見ると、フランス人にとっても「敷居が高い」美術館です。それは何故かというと、ルーブルの作品の中心は、宗教画であり、なおかつ歴史画です。作品を味わうにも、鑑賞する方の知識や教養が求められます。
例えば、1830年の七月革命を知らずして「民衆を導く自由の女神」を理解することは難しいでしょう。救世主、ジャンヌ・ダルクを知らずして、肖像画を見たときの感動はありえないでしょう。また、ナポレオンのエジプト遠征に想いを馳せることができてこそ
ペスト患者を見舞うボナパルトを見て納得がいくでしょう。
ダ・ヴィンチやラファエロを知っていて初めてあの広大なルネサンス絵画が身近なものになるでしょう。
旧・新約聖書を知っていないと本質はわからない、という作品もあります。フランス人にとっても、「敷居の高い」美術館であることには変わりなく、小・中学校にあたるリセにて、分厚い教科書で「古典作品」として学ぶ作品がルーブルにはいっぱいあります。また、画家のタマゴや学生が、一生懸命「模写」に励む価値ある作品も豊富です。
時代的にも、古代ギリシャ・ローマから19世紀まで間口が広く、奥行が深く、フランス人だけでなく、欧米人にとって、ルーブルを熟知していることは、知識と教養の裏付けにもなり、ある意味、「ステータス」にもなるのです。ルーブルにはあまり興味はなく、オルセの方が関心が高い、ということはあっても、フランス人の前ではあまり言わない方が良いでしょう。印象派の画家は、長い絵画の歴史の中では、古典というよりも、同時代のモダンアートに近い感覚をフランス人はもっています。ルーブルに関心がないということは、知識や教養のレベルが低い、と心の中で思われがちです。
フランス絵画も、新しいところでさえ、フランス革命とナポレオンの時代です。予備知識はそれくらいでも、作品が次から次へと出てくるド迫力と臨場感は、行ってみないとわかりません。ホリちゃんなんか、数え切れないほど行っていますが、行くたびに「発見」と「驚き」があって、決して飽きることはありません。
作品は1点1秒づつ見ても1週間かかるそうです。全部は見切れませんから、最初は日本語ガイドが案内するツアーが良いと思います。作品鑑賞だけでなく、お洒落なブティックやブックショップは、隠れたお土産小物の宝庫です。カフェで一休みしたり、ダヴィンチ・コードゆかりの地を訪ね歩いたりして、1日居てもルーブルに飽きることはないでしょう。
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