

ずっと風邪ひいてます


前回オーロラのツアーから帰ってやっと自由だと気が緩んだ瞬間から風邪をひき
京都に遊びに行っている間も律義にずっとひき続け
まだ治らないけど28日からまたオーロラなので
この一週間はさすがに焦ってありとあらゆる行事はすべてドタキャン


風邪じゃなくてちょっと早めの花粉症なんじゃないですか
とのたまったアサイナーにせっかく買ってきた京都土産のお菓子を
こうなったらデイちゃんが食べてしまおうと思っていた矢先
テレビのニュースではアルジェリアの日本人駐在員10名の死亡が報じられた
このブログはホリデイを宣伝したくて徒然なるままに書いているのだが
海外でまっとうに働く日本人が殺されたとなると黙ってはいられない


話は急に飛ぶが今から1000年前



地球上で一番人口が多かった町は意外なところでコルドバ
そう今ではスペインのアンダルシアの一地方都市に過ぎないあのコルドバである

今でこそスペインは骨の髄までキリスト教徒の国だけど
昔はシリアのダマスカスのクーデターを逃れたひとりの王子が
命からがらコルドバまでたどり着き
やっとの思いで作ったのがイスラム王国である後ウマイヤ朝
ダマスカスに負けない豊かな国にするために
農耕が得意なイスラム教徒



羊飼いのキリスト教徒



経済を握るユダヤ教徒



居住区は分かれていたとはいえ
税金さえちゃんと払っていただければ
どんな宗教でも大歓迎



そういうところは人種差別も無いし
安心して学問に専念することが出来たので


ありとあらゆる人々が訪れ






コルドバは世界一の文化都市に発展したのだ


しかし
キリスト教徒も北から徐々に息を吹き返し
イスラム教徒は段々と南に追いやられ
最後は1492年にイサベル女王により
イべリア半島からイスラム教徒もユダヤ教徒も追放された



女王様はカトリックでスペインを統一して大満足だったかもしれないが
羊飼いだけでこの国が持つはずもなく


大航海時代一度は世界の頂点に立つが

没落するのもまた早かったのである



最近とんとスペインに行かせてもらえないデイちゃんではあるが


どうして人間という生き物は歴史に学ばないんだか
あの犯人たちに言ってやりたい


襲撃に使った携帯電話や
襲撃に使った車は
自分たちだけで作れたものは一つもないはず


どの宗教の人であろうとも
立場は違えど
寛容な精神がなければ国は発展しない


だからこそあの日本人の駐在員の方々は
日本でなら当たり前の仕事帰りの一杯



アルジェリアの国の発展に貢献出来る喜びを優先して
ただ真面目に仕事に打ち込んできただけなのに
そういう自分たちの国の為に一生懸命に働いている人々を真っ先に襲撃するなんて
もうどうしようもなく腹が立って腹が立ってまた熱が上がりそう


・・・本当に無念さはいかばかりかと想像を絶して声も出ない
同じく海外で仕事をする身としてとても他人事ではなく
テロの犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます












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