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ホリデイ現役添乗員日記

近畿日本ツーリスト ホリデイ現役添乗員が新鮮な情報をそのまま皆様にお伝えします

女王陛下の祝日、キューケンホフで花見三昧

2013-05-12 01:21:27 | ホリちゃんオランダ・ベルギー
ホリちゃんです
今年のお天気は、世界中何かおかしいのです
暖冬と寒気が交互にやってきて、ゴールデンウィークを迎える頃になっても、異様に寒かったり チューリップはじめ、オランダ自慢の花々も、咲くのをためらっていたせいか、今年は開花が遅れましたでも、ようやく、5月を迎える頃になって、日中の最高気温も上がってきて、お花も満開のシーズンを迎えました

       

ホリちゃんがアムステルダムに行ったときは、4月30日で女王陛下の誕生日、国民の祝日です。ただでさえ、アムステルダムの中心部は混乱するのに、今年は、人気の高かったベアトリクス女王の退任を受けて、アレクサンダー新国王の就任式が行われるため、より注目度が高く、混乱は目に見えていましたこんなときは、市内に残っていないで、郊外に出て、グレーラー・ミューラー美術館でゴッホの名画鑑賞、それとキューケンホフでお花の観賞、このスケジュールはさすがホリデイ

       

       

       

       

       

ホリちゃんたちグループ一行が4月29日、アムステルダムに到着するのに先立って、日本の皇太子夫妻も、羽田空港から政府専用機で一足先にお見えになっていましたね。
雅子様は、久しぶりの海外渡航で、緊張されたでしょうけれども、親戚付き合いのようなオランダ王室の招きですから、本心から行きたかったのでしょう。新国王の就任式には出席されたものの、王宮でのレセプションは辞退されたとのこと。それで良かったのでしょう。欧米式の晩餐会は4時間は当たり前のように費やされるので、その間ずっと会話を絶やさないのも大変ですし、とにかく、体力勝負で健康に問題がない日本人にとってさえも、ハードルが高いのですから

そして、迎えた30日、予想通り、市内の交通機関がマヒするほどの人出と混乱のさ中、
ホリちゃんたちグループは、キューケンホフ公園にて、チューリップや水仙、ヒヤシンスの満開を楽しんだのでした

       

       

       

       

       

2週間前にもおらんだへやってきたものの、あのときは、冬のような寒さに震え上がり、お花もまだまだで、ちょっと失望しました。戸外はダメでも、キューケンホフの良いところは、「パビリオン」と呼ばれる展示会のレイアウトを備えた温室があるところですねパビリオンの中は、花々が咲き誇っていました

       

       

       

       

さて、5月1日をむかえてもアムステルダム中心部は、まだ正常な交通状態ではありませんでした最近の国際ニュースで、ボストンマラソンのときの爆破事件がありましたが、あんなことがあると、世界中の警察やSP、警備隊員にピリピリムードが伝染してしまいますね

新国王の就任式も王宮のレセプションも終わっているはずの5月1日、アムステルダム市内の王宮があるダム広場がバスで通れない、というトラブルがありました。通るとやばいことになる、という貴重な情報をもたらしてくれたのは、皆さんご存知のデイちゃんですデイちゃんは、私のブログメイトですが、海外でも、自分のことだけではなく、人のことも助けてくれるありがたい仕事仲間です今回はデイちゃんの情報で助かりました。クリアファイルでも何でもお望みのものを、今度送らせていただきます。そんなことにマチルダの許可は要らないので、気楽です

       

       

       

       

       

今回の旅行は、ホリデイツアーのオランダ・ベルギーの「花と名画」というタイトルの旅行でした。ぜひ、今度は「花と名画」で旬のオランダ・ベルギーを楽しんでみて下さい

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ミステリアスな「神秘の子羊」ゲント帰還

2011-06-18 15:16:58 | ホリちゃんオランダ・ベルギー
ホリちゃんです。ゲントの町は、いつも数時間しかいないのに何故かインパクトが強烈です。見どころは多いし、町はきれいですが、あの神聖ローマ帝国皇帝となったカール5世が洗礼を受けた聖バーフ大聖堂がアクセントとなって町を締めています。

   

全盛期は織物業で栄えたために、繊維ホールやギルドハウスなど、教会近くの一等地を占める建物も歴史を感じさせます。

   

アムステルダムやブルージュと同じように、運河は交通の大動脈であり、しかも風景の美しさはまた格別です。

   

   

   

   

   

   

  十字軍がアラビアに築いた城塞がモデルとされる「フランドル伯の居城」も見えます。

   

まず、町を歩いていて、かつての肉屋のマーケットを改装したカフェがあるのにもびっくりした。また、ビールの醸造所兼ビアホールが、運河めぐりの発着所近くにすぐ出てくると、グルメでビール大国のベルギーらしいなと思います。

   

   

   

聖バーフ大聖堂には、「神秘の子羊」という名画があります。フランドル美術の最高傑作と言われ、ファン・アイク兄弟の作品です。

   

全部で26枚の絵が上下2段の構成で下の段に天使に囲まれた「祭壇の子羊」が描かれています。祭壇の生贄が、人類の原罪を背負う「イエス・キリスト」であることは明らかです。上の段は「キリストの勝利」がテーマです。時代の不安からくる中世時代の神秘主義といった背景もさることながら、原画のモチーフや構成、細かい表情や感情も描き分けるルネサンスの巨匠のような作品に接して大いに感銘を受けました。

   

   

ただし、中で写真は全く撮れないために、ここでとりあげた写真は、葉書やガイドブックからの借用です。この祭壇画には、「神秘の子羊」というタイトルに負けないミステリアスなエピソードがあるのです。持ち去られたり、盗難にあったり! ナポレオン支配の時代に、一度パリに持ち去られ、また戻ってきた経緯があります。ナポレオン支配が終わり、規則や法令が変わったといっても、よくあの時代のフランスが返してよこしたなと、不思議に思います。さらに、ベルリンの展覧会に出したところ、パネルが何枚か盗まれ、再度集められ復元されるという、これまた、信じられないことが起きています。第二次大戦のときは、ナチス・ドイツの占領軍が持ち去り、ナチスの占領地であったオーストリアの塩抗に隠します。戦後アメリカ軍が発見し、現在はゲントに戻っているから良いようなものの、例えば、ルーブル美術館やニューヨークのメトロポリタン美術館にあったとすれば、知名度はあっても、外国にあって帰ってきていないという哀しさはぬぐえないでしょう。ゲントに帰還した経緯を考えるとミステリーそのものですね。

   

昔の栄光をしのび、歴史と伝統が町づくりに美しく反映しているゲントへ行ってみましょう。ホリデイツアーのオランダ・ベルギーのツアーでゲントに来たならば、欠かさず聖バーフ大聖堂の「神秘の子羊」を鑑賞します。

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絵のようなアルデンヌ紀行

2011-06-14 07:47:36 | ホリちゃんオランダ・ベルギー
ホリちゃんです。ベルギーの南部は、アルデンヌ地方とも、ワロン地方ともよばれ、魅力いっぱいです。言葉は、フランドル地方と違ってオランダ語ではなく、フランス語なので、フランス語が少し得意なホリちゃんは、癒されホッとします。ブラッセルから、南東部に向かって、この地域に入ったとたんに景観が変わって、山がちで、森や川の渓流や中世的な小都市が現れ、目を奪われます。ナミュール、ディナンといった都市がそうです。それと、よく「アルデンヌ地方の古城巡り」と題した旅がありますが、お城も忘れてはならないこの地の風物詩です。

  

お城の中でも、アンヌヴォワ城は、庭園が見事なお城です。昔は貴族の城で今はある個人の所有ですが、昔、このお城を作ったシャルル・アレクシ・モンペリエは、イタリアやフランスのお城に魅せられたために、ル・ノートルばりの幾何学的、均衡を重視する面もあるものの、城主は庭園に様々な仕掛けや演出を工夫することによって、このお城を比類ない個性あるものとしました。

    

   

「水の城」とよばれるだけあって、噴水や水路が庭に溶け込んでいて、庭の一部をなしています。

   

それだけではなく、滝だとか、池だとか、運河だとか、「水」が主人公で、フィギュアスケートを見せてくれているような、流れとストーリーを感じます。

   

もちろん、庭園である以上、花も咲いていますが、「水」に比べれば脇役です。

   

   

   

目にみえない地下の配水管を通って水が流れ出る仕掛けは、名優をステージに上げる舞台裏のようで感嘆します。高低差や段差をだまし絵のように使っている手腕も見事ですが、全体を歩きまわって感じることは、お庭が大好きな人にぜひお勧めしたい、癒し系のお城だなあということです。

   

お昼を食べたのは、デュルビュイという「世界一小さな町」です。人口4百人で、10分で町の端から端まで歩けてしまいます。町や建物は昔そのままです。

   

グルメで知られるベルギーでも、最近特に注目されている町であることには、一見気がつきません。あまりにこじんまりちして可愛く、静寂を保っているからです。

   

「イノシシ亭」と日本語に訳されるレストランに入った時も、普通のブラッセリーと何ら変わらない庶民的な店に見えたものですが、入ってみてびっくり! 座席はイノシシの革製品で、テーブルの上のアクセサリーや、周囲のデコレーションもイノシシを使って演出しているのです。店奥には、年代ものワインがずらり! また、ふだん着で何気なく食べている中に、芸能人や著名政治家がいたりします。フランス料理をメインとする名門店なのです。

   

もちろんメインで食べたのは、イノシシのメインディッシュで美味でした。エキストラで食べた季節のアスパラガスも新鮮で美味しかった! びっくりするのは、アルデンヌ地方には、フランス人や世界の美食家をうならせる美味しいレストランが星の数ほどあるとのことでした。

   

広場から出ているミニトレインで丘の上に上がってみて、その眺めの良さにまた感動です。町もイノシシ亭も良く見えます。

   

   

シャトーを眺めながら川沿いに歩くと、多くの人がカヌーに興じていました。

   

その後向かったモダーヴ城も注目のお城です。元厩舎の17世紀の建物を囲うように、門の左右は馬車や馬具を保管した場所でした。

   

   

モダーヴ城は日本人のカップルもよく結婚式を挙げるお城として知られ、宿泊はブラッセルで、ハイヤーが迎えに来てモダーヴ城で挙式し、披露宴はデュルビュイで、というのもお勧めで、ベルギー政府観光局発行のベルギー観光案内書でも、日本人カップルとの結びつきが深いお城として紹介されていますよ!

これからも美しい季節が続きます。ホリデイツアーでは、話題性のあるグルメの町やお城巡りが企画され、いつでも旅行可能です。

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ブリュッセル開催「モンドセレクション」

2011-06-05 13:24:14 | ホリちゃんオランダ・ベルギー
ホリちゃんです。皆さん、モンドセレクションってご存知ですか?食品や飲料の業界の人なら良く知っていると思います。モンドセレクションとは、ベルギー政府関係機関でもある民間団体です。お酒でも、その他の飲料でも、お菓子でも、食品でも、何でも審査基準に入ってしまいます。観光地に「ユネスコの世界遺産」という認証基準があるように、食品や飲料の世界でも、「モンドセレクション」があって、製品の味覚や技術水準の世界標準的な認証を与える団体なのです。そのモンドセレクションの本部事務局が何故ブリュッセルに置かれているか?   それは、ブリュッセルが「グルメ」で名前が通ったベルギーの中心都市であることと深い関係があります。

   

毎年、開催都市は変わるのが普通です。例えば最近では、バルセロナ、ウィーン、ヴェネティア、ウィースバーデンなどでしたが、要所や節目は必ずブリュッセルに戻って来るのです。今年はモンドセレクション開催50周年記念で、こういう大切な年は必ずブリュッセルに来るのです。

   

実際の授賞式と前夜のガラディナ-等のオフィシャルセレモニーは、華やかな欧米の
パーティーの雰囲気となります。

  

ガラディナーは正式の晩餐会で、ドレスコードも厳しく、タキシード、イブニングドレスでしかも、夕食は3時間、その前のカクテルパーティーも入れると4時間近くおしゃべりしながら過ごす、欧米人は良くなれた「長丁場」に日本人はなかなか耐えられません。

   

同席していても、3~4時間ずっと座りっぱなしで、ずっとおしゃべりが絶えないのが欧米人、1~2回トイレに立ったり、煙草休憩と称して、会話から逃れ席をはずすのは日本人と、大体決まっています。

   

そのディナーの前のカクテルパーティーで、立ったまま、飲み物片手に軽妙・洒脱な会話を交わし、コミュニケーションをとることは、食事の前座として欧米の人には欠かせない潤滑油ですが、日本人は、この段階で疲れきる人が多いのです。文化の違いでどうしようもないことです。

   

モンドセレクションの会場は、自動車博物館が使われていて、回りは軍事博物館や凱旋門も見える広場です。良い環境ですから、退屈するとすぐ外に出たくなります。博物館には売店もあって、憂さ晴らしに大きな走行レール付きの車のプラモデルを衝動買いした人もいます。

   

  

   

   

いちばん緊張感が高まるのは、ガラディナー翌日の授賞式です。また、タキシードです。女性は和服もオフィシャルとして認められています。この受賞式で、名前を呼ばれてステージに上がり、モンドの会長、副会長、審査委員長らと握手をして写真をいっしょに撮る瞬間は、みな至福の表情です。このために来ているからです。

   

授賞式ではトロフィーが特別の人に渡される他、表彰状と記念メダルは全員に渡されます。製品の評価に応じて、グランド・ゴールドメダル(特別金賞)、ゴールド・メダル(金賞)、シルバーメダル(銀賞)、ブロンズメダル(銅賞)とランク付けされます。この特別金賞を得ることは大変名誉であると考えられ、無名の企業がグローバルに世界から認知される最短距離とされています。私たちも、日本に居ながらにして、デパ地下やスーパーマーケットで何気なく手にとった商品のラベルに「モンドセレクション金賞受賞」などと書いてあるのを目にした人はたくさんいるはずです。

   

なお、注目したいのは、このモンドセレクションのセレモニーが終わった後、当社の
ホリデイツアーに現地参加して、イタリア、ドイツ、スイスなどを楽しむ賢いお客様がいらっしゃることです。そうです!ホリデイツアーに参加するには何も、必ず日本出発からでなくてもいい、現地合流という手もあるわけです。そして、モンドセレクション授賞式で特別金賞や金賞を授与された製品メーカーの社長たちからも、ホリデイツアーは支持されています。

   

今年のブラッセルのホテルはアミーゴホテルなので、グランプラスに面し、小便小僧からも歩いてわずかな場所でした。回りにはおいしいレストランやカフェ、チョコレート屋さんやワッフル屋さん、があってモンドセレクション関係者のように食通で、食文化にうるさい人たちも満足させる都市がブラッセルでした。

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小さくても存在感の大きいルクセンブルク

2011-05-12 10:14:53 | ホリちゃんオランダ・ベルギー
ホリちゃんです。久しぶりにルクセンブルクへ行ってきました。各社とも、ルクセンブルクを扱っているツアーは少ないだけに貴重な機会です。何故少ないかって? オランダ・ベルギーで8日間くらいが精一杯で、なかなかルクセンブルクまでは日程に入れ込めないようです。入れるとオランダ・ベルギーで、あっちを削り、こっちを削り、しないと8日間では収まらない。皆さんの休暇が10日くらい取れると、もっと増えると思いますが、ないものねだりはしません。8日間でも、ツア-に来ていただける方は有難いです。今回も、「オランダ・ベルギー・ルクセンブルク8日間」で行ったのですから、半日、ルクセンブルク市内の旧市街中心に、そのエッセンスを味わうツアーでした。小さくても、山椒のように小粒でピリリと辛いルクセンブルクを紹介しましょう。

   

ルクセンブルク市は、1994年にユネスコの世界遺産に登録されています。市内は、旧市街(サントル)と、ガレ(中央駅周辺地区)、グルント(谷地区)、キルシュベルクの丘の4つに大まかに分れています。旧市街と対岸の中央駅を結ぶ高さ43m、長さ84mの橋がアドルフ橋です。

   

何しろ、国土面積が我が国の佐賀県や神奈川県くらいしか、ありません。人口は48万人です。ちなみに神奈川県の人口は870万人、佐賀県は87万人です。リヒテンシュタインやバチカン市国のようなミニ国家ではありませんが、かなり小さいのは、まちがいありません。見どころは多くは旧市街に集まっています。

   

 アドルフ橋を渡ると、憲法広場があって、旧市街の代表であるノートルダム寺院が見えます。

   

中はカトリックの象徴である「聖母マリア崇拝・信仰」のための教会で、ステンドグラスが見事です。

   

ただ、この国では、イエズス会の教会として発展し、もう一つの出口には、イグナティウス・デ・ロヨラとフランシスコ・ザビエルの像があります。

   

でも、昔のドイツの代名詞だった神聖ローマ帝国皇帝を出したこともあるルクセンブルクは昔はもっと大きかった!14世紀には、現在の4倍もあったのです。それが、大国どうしの戦争の度に大国の都合で運命をもてあそばれる如く、ドイツ、フランス、スペイン、オーストリア、オランダと次々に支配者が変わっていった!とっくの昔にどこかの大国に飲みこまれて国が消滅していてもおかしくない!大国は大国の論理で、ルクセンブルクを臓器移植のための人体のように、領土割譲を国際的妥協の道具に使ったのです。便利屋的に使われて、そこに現代まで生き延びる存在意義と利用価値があったようです。「ルクセンブルク大公国」が正式名称です。あまり聞き慣れないのですが、大公殿下と大公妃が皇室で国家元首です。

   

 旧市庁舎だった大公宮殿は気品がありますが、イタリア語でいうところの「ウフィツィ」(=役所)の雰囲気をもっています。

   

衛兵の表情は昔から変わらず、人形のようです。

   

女大公の時代もあって、シャルロット女大公は、第二次大戦中、女大公に好意的なアメリカのホワイトハウスを根拠地として、亡命政府を指揮し、祖国独立に尽くした英雄です。
   

   

大公宮殿から、歩いてわずかなところに、ギヨーム広場があります。「ルクセンブルクはルクセンブルク人によって統治されるべき」というリンカーン大統領のような名言を残した大公の像が広場中央にあります。

   

市庁舎もこの広場にあります。

   

ギヨーム広場から、聖ミシェル教会の方向に行ってみると、屋台がいっぱい出たマーケットのようなにぎやかな通りで、その先に「ポックの砲台」があります。

   

   

この町の断崖絶壁を堪能できる見事な景観です。ここは、入場料を払って、ところどころ大砲が備え付けられた地下の要塞を見ることができます。

   

   

   

この国には、軍事的には弱小国家であっても、生き延びる知恵と叡智が満ち溢れています。わざわざ、大国の緩衝国となる知恵を生かし、永世中立国になったかと思うと、非武装中立の困難を悟り、戦後はNATOに加盟し、西側陣営に属することを明確にします。また、国際機関を牽引していく仲介のリーダーシップがあります。EUの構想もルクセンブルクから出て来たものだし、シェンゲン協定の名前もフランス国境よりの街の名前からきています。

   

金融機関や金融サービス業は、スイスに負けない代表産業で、ユーロ圏を代表する国際金融センターとして世界の資本と冨を呼びこんでいます。金正日の隠し財産が保護されているという話もありますから、穏やかではありませんが、他の情報通信産業などの代表産業と合わせて、一人当たりの国民総所得が世界4位という豊かさです。

   

街の魅力は「百聞は一見に如かず」でぜひいちど、ホリデイツアーでルクセンブルクへ行ってみて下さい。ホリちゃんの夢は、もっともっとルクセンブルクのツアーが増えてフランスやベルギーの影響を受けた「グルメ」をゆっくり楽しむこと、名産の白ワインや、王室御用達の「オーバーワイス」というブランドのチョコレートや、皇太子妃雅子さまが婚礼の際揃えられたというビレロイ&ボッホ社の陶磁器などのお土産物をもういちどゆっくり見て歩くことです。

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「没落した貴族」 古都ブルージュ

2011-05-03 01:02:49 | ホリちゃんオランダ・ベルギー
ホリちゃんです。この仕事を長くやっていると、ひんぱんにハネムーナーの案内をします。また、新婚さん向けの旅行先はどこが良いか?と聞かれます。どこがいちばん良いかは、その人個人の嗜好や経験、感覚の問題なので、答えるのはとても難しいものです。でも、一般的に、ロマンティックなムードに浸りやすく、散策しやすく、新婚さんに向いている観光地として、ホリちゃんが良く勧める都市の一つがブルージュです。ヨーロッパの中には、中世時代のような大昔に栄えて、その後凋落し、近代化の波から取り残されてしまった、そのために「昔風のたたずまい」が、かえって貴重な観光資源になっている都市がたくさんあります。ドイツのロマンティック街道で訪れるローテンブルグなんかは、その典型でしょう。ベルギー中探しても、あれほど新婚さん向きの雰囲気と甘いムードをもった都市はないと思います。昔の栄光は町の随所にはっきり残っていて偲ぶことができますが、もう全盛期の役割は終わってしまって、さながら「没落した貴族」を見るようです。

   

ホリちゃんが泊まったホテル周辺の運河の様子です。町中運河が縦横にはりめぐらされていて、自動車や大型バスの乗り入れを規制しているブルージュにとっては、運河は交通機関の中枢を占めます。

   

   

また、観光地でなくとも、ホテル周辺の普通の住宅地周辺を散策しても、この通りの美しさです。ホテルから徒歩数分で、中心のマルクト広場まで行くことができます。高さ83mあって、どこからでも目立つ建物が鐘楼です。定時にカリヨン(組み鐘)が美しい音色で時を告げる、世界遺産にもなった街のシンボルです。

   

マルクト広場周辺は、カフェやレストランも多く、お茶をしたり、食事をしたりするにもぴったりですが、その合間に眺めるネオ・ゴシック様式の州庁舎や、切妻屋根のかつてのギルドハウスの家々は、ハッと息を飲む美しさです。

   

それから、となりの広場であるブルグ広場へ行ってみると、市庁舎があります。ホリちゃんたちは、このブルグ広場のレストランで食事をしましたが、4月としては異例の気温の上昇のため、地元の人は外側のテラスでおしゃべりしながら、楽しそうに食べていました。

   

また、この広場の市庁舎の横には、「イエス・キリストの血」という聖遺物をおさめる
聖血礼拝堂があります。ブルグ広場から、中心部を南方向に進んでみると、ベギン会修道院が現れます。これも、世界遺産です。

   

昔、キリスト教の教えをバックボーンに、女性の共同体を組織し、女性の生き方を主導したベギン会が設立し、今は由緒あるベネディクト派の修道院として、世界遺産にも登録された歴史的経緯がありますが、そんなエピソードを知らなくても、新婚さんは、甘いムードに浸って散策するにも絶好のスポットです。

   

ベギン会修道院の回りは、運河が通っていて、運河巡りのボートも、眺めが良いので必ず通ります。

   

また、この近くの愛の湖は、フランスの作家、ヴィクトル・ユーゴが作品にうたった名前ですが、文字通り愛をささやいてもおかしくない静寂と気品のあるたたずまいです。

   

また、ベギン会修道院の回りには、地元の人でにぎわうレストラン街があり、ホリちゃんたちが、お客様に勧めるレストランもあります。また、広場には、馬車がいっぱい待機していて、夜遅くまで観光客の歓声が絶えない場所でもあります。

   

再び、マルクト広場方向へ転じて北へ向かってみると、ノートルダム教会が見事です。
すぐ向かい側にメムリンク美術館というフランドル絵画の素晴らしい美術館がありますが、ノートルダム教会はミケランジェロの「聖母子像」という白大理石の作品が見事です。「聖母教会」ともいわれます。

   

皆さん、ご自身でもホリデイツアーで、オランダ・ベルギーの旅行に参加いただき、ブルージュの気品ある景観に触れてみてください。そして、気に入られたら、特に新婚カップルにブルージュをお勧めしてみて下さい。

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好対照! アムステルダムとデン・ハーグ

2011-05-01 20:21:33 | ホリちゃんオランダ・ベルギー
ホリちゃんです。春もたけなわです。気持ちも身体もリフレッシュして、休むときは休んで、本当の意味のゴールデンウィークを、皆さんすごされるよう、祈っています。今回も、オランダの話題です。オランダの首都は、アムステルダムということになっています。確かに、買物するところはたくさんあって、商業的にはオランダでいちばん賑わっています。ミュージアム広場に行くと、国立博物館やゴッホ美術館まであって、文化・芸術でも、最先端をいっている雰囲気です。

   

   

運河が町の中枢をなして、運河巡りも観光客の楽しみです。

   

   

オランダのどこへ行ってもみられる自転車専用道路も、オランダ1、交通量の多いこの首都とうまく共存しています。

   

かつての城壁の見張り台だったムント・タワーの周辺には、シンゲルの花市があって、ここを見ているだけでも、けっこうな「オランダ花紀行」ができます。

   

一方、ダム広場には、王宮がありますが、今は迎賓館であり、ロイヤル・ファミリーが常時いらっしゃるところではありません。

  

ダム広場から、運河を超えてわずかな距離を歩くと、「飾り窓」とよばれる歓楽街があり、「話題性」だけのために、世界各国から来た観光客がグループでよく物見遊山しています。

   

そこから、またわずかな距離で中央駅に出ますが、デザインは良く言われるように、東京駅八重洲口の雰囲気で似ています。アムステルダムは、商業と経済を牽引していて、ショッピング街、歓楽街を探すならアムステルダムに優るところはないでしょう。しかし、この「首都」には、国会議事堂もなければ、各国大使館・領事館もありません。そうした意味で、行政・外交関係の首都機能は別の都市が担っています。デン・ハーグです。

   

平和宮とよばれるこの古めかしい建物は、国連の関係機関であり、国際司法裁判所の役割を果たしています。

   

警備員が立っていて入場制限していますから、中には入れませんが、門の前で、よく観光客が写真をとっています。

   

無名戦士の墓で手を合わせる人もいます。

   

そして、13世紀の貴族の居城だった、またまた古めかしい建物こそビネンホフこと、国会議事堂です。

   

衛兵さんが立っていて、写真を撮られるのに慣れきっているせいか、表情一つ変えません。アーチの下のマスコットに見えます。

   

国会議事堂は騎士の館と呼ばれ、他にも、総理府や外務省などの行政機関が集まっているところです。

   

ビネンホフ周辺には、マウリッツハイス美術館があって、作品数の少ないフェルメールの主要作品がいくつかあります。「青いターバンの少女」や「デルフトの眺望」など、知名度の高い作品を鑑賞できます。

   

美術館はアムステルダムの国立博物館のように大きくはありませんが、昔、マウリッツ伯爵のプライベートな邸宅だったところがユニークです。

   

個人の邸宅としては、作品のコレクションの充実ぶりに目を見張ります。

  

いずれにしても、ビネンホフと隣接していて、ホフヘイファとよばれる池からの眺めも素晴らしいところです。

   

   

ビネンホフとマウリッツハイス美術館の回りを歩いてみても、中央官庁が多く、霞が関の雰囲気です。こうした、落ち着いた都市は、ロイヤル・ファミリーも好まれ、ベアトリクス女王の執務室もあるノールダインデ宮殿もデン・ハーグにあり、このため、ロイヤルシティとも呼ばれます。余りにも好対照なこの両都市を、ぜひ、ホリデイツアーのオランダ・ベルギーの旅行で効率良く楽しみましょう。

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春らんまん オランダの風車とチューリップ

2011-04-28 08:50:25 | ホリちゃんオランダ・ベルギー
ホリちゃんです。1年のうち、主に今しか、つまり4~5月しか行かないオランダ・ベルギーに行ってきました。その牧歌的光景とチューリップ畑に癒されてきたので、今回はいつものように口数を多くしないで、花が満開になったらどうなるか!を写真を通して徹底して伝えるようにしましょう。

   

まずは、風車。オランダのイメージそのもの。

   

オランダ全土にまだまだ風車は、分散して残っているものの、キンデルダイクは、19基まとまって残っている景観も評価されて世界遺産になっている希少価値の高いところです。

   

クルーズもできるし、また、風車のすぐ近くで食事もできます。

   

   

   

さて、今度は、キューケンホフです。アムステルダムから行ってもそう遠くないリッセの町に、チューリップやヒヤシンスや水仙、八重桜などが咲き乱れる32haの花公園があります。

   

公園内の風車の2階に上がってチューリップ畑を見渡せば、まさに花の絨毯!圧巻です。

   

   

場内のメインルート中心にこのような大きな案内標識が出ていて迷うことはありません。

   

メインルートを歩きながら、このような花畑や花壇を堪能するのです。

   

   

   

   

   

各パヴィリオンの中は、オランダ式フラワーアレンジメントも見られ、洗練された芸術性を鑑賞できます。

   

   

   

   

   

   ふと、外に出て歩くとまた、花が咲き乱れる。

   

   

   パヴィリオンは温室でもあり、エキシビジョンもある。

   

   

出入り口はいつもにぎわっています。

   

子供も大人も楽しめるアトラクションもあります。

   

オランダ人に言わせると、高齢者と外国人が多い、若者は少ないということですが、どうしてどうして、歩いていると若いカップル、それもベビーカーを引いたカップルにもよく出会った。バリアフリーにも気を使っているからです。

   

今年でなくても良いから、春らんまんの4~5月を狙って、チューリップ満開のオランダへぜひ、ホリデイツアーで来て下さい。

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