ホリデイ現役添乗員日記

近畿日本ツーリスト ホリデイ現役添乗員が新鮮な情報をそのまま皆様にお伝えします

ドイツの古都散策~ニュルンベルクとバンベルク~

2012-11-29 19:20:27 | ホリちゃんドイツ
ホリちゃんです戦前からそのまま残ったドイツの中小都市の魅力は、時代を超えて人の心を捉えるものがあります

       

ニュルンベルクは、バイエルン第2の都市ですから、かなり大きな町ですが、この町は新しく神聖ローマ皇帝が即位すると、1回目の帝国議会を必ず開く町、という事情で栄えました。

       

神聖ローマ帝国は、イギリスのロンドンやフランスのパリみたいに、首都が決まっているわけではなく、皇帝は「移動統治」と言って、大名行列で多くの従者を引き連れながらドイツ国内の主要都市を転々として滞在したのです。皇帝は滞在する都市は、帝国に冨をもたらす裕福で経済的に重要な都市が多く、そうした都市に一定期間滞在することで皇帝が威光を知らしめ、存在感を発揮する価値があったからです

       

皇帝がニュルンベルクにやって来ると、決まって滞在したところはカイザーブルクと呼ばれ、まるで中世的な要塞風のお城の雰囲気です

       

カイザーブルクから坂道を降りてみると、旧市街地が美しく、散策の宝庫です。

       

ドイツの代表的画家のアルブレヒト・デューラーの家の周りも古色蒼然たる散歩道になっています。

       

       

もうひとつ、最近日本人旅行者の間にも知られるようになってきた町に、バンベルクがあります。クリスマス・マーケット巡りのシーズンにニュルンベルクを訪れた機会に、バンベルクへ行くツアーも多く、12月やクリスマスツアーの頃のパンフレットによく登場する町です

       

運河の町、水の都のイタリア、ヴェネツィアと比較対象される「クライン・ヴェニス(小ヴェニス)」の景観をもっています。

       

市庁舎も川の上に聳えるように建ち、回りの建物もバロック調の色鮮やかなものが目立ちます

       

       

町を代表する大聖堂や旧宮殿、新宮殿がある丘の上に上ると、また素晴らしい眺めです

       

新宮殿の中庭から見た旧市街の眺めです

       

       

バンベルクはニュルンベルクと違ってこじんまりしているため、短い時間の散策にぴったりの町ですが、順路をたどって要所を巡る他、行きあたりばったりに歩いても、思わぬ町の魅力を自分だけ発見したりして、それが楽しみです

       

       

       

ホリデイツアーでは、散策の魅力たっぷりの小都市を含むドイツのツアーを1年中催行しています。また、クリスマス・マーケットの季節も趣向を凝らしたドイツツアーを選ぶ楽しみは多いですね

       

       

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航空写真のような新白鳥城を堪能する

2012-11-25 22:19:09 | ホリちゃんドイツ
ホリちゃんですドイツのお城は数多くありますが、世界中の観光客の心を捉えて離さない点では、ノイシュヴァンシュタイン城(=新白鳥城)が1番でしょう。       この航空写真のような絶景は、お城のある丘へバスで上がり、マリエン橋という橋へ行ってみると眺められます         ペンディング・ブリッジで高所恐怖症の人にはやや難はあるものの、あの眺めを我がものとしたら、写真に夢中になり、怖さなど忘れてしまいます           橋からお城の入口までは10分くらい歩くのですが、途中の景観がまた素晴らしいです                 ディズニ-ランドを設立した、あのウォルト・ディズニーも、このお城を訪れて、インスピレーションを得ています。         丘のふもとにあるホーエンシュヴァンガウ城です。王様(ルートヴィッヒ2世)が、青少年時代、すごしたお城です。王様は、このお城の窓から、日々丘の方を眺めながら、幼い頃から親しんだ「白鳥の騎士」の物語を回想し、自らを「白鳥の化身」になぞらえ、あの丘の上に白鳥のような気高い姿をしたお城を建ててやろうと、想像を膨らませていったのでしょう                 ロマンティック街道を含むドイツのツアーでは、必ずと言ってよいほど、ノイシュヴァンシュタイン城を訪れます。もちろん、ホリデイのドイツのツアーでも必ず行きます。         このお城を建てた王様、ルートヴィッヒ2世は、「狂王」とも呼ばれ、バイエルン王国の財政を大赤字に追い込んでもまだお城づくりをやめず、同時並行で他に2つのお城をつくり、なおかつ4つ目のお城構想まで持ち出したため、禁治産者の扱いで身柄を拘束されて、精神科医とともに幽閉され、謎の死を遂げてしまいます。その生涯は非常にミステリアスです         当時は、悪評が多かった王様ですが、この景観を残してくれた王様に、現在のバイエルンの人たちは感謝していることでしょう。ただ、積雪や強風など、自然条件次第では、あの橋へは行けなくなってしまうこともあるのですが、このところ、暖冬でまだ積雪もありませんから、まだ期待できそうです            ホリデイの中でも「充実のドイツハイライト8日間」は、東西ドイツの見どころをバランスよく押さえた優れもののツアーです。これから行く人は、クリスマス・マーケットを楽しみながら、ということも可能です  ホリデイツアーに関してはこちらをご覧ください ブログランキングに参加しています。応援のクリック期待しています にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へにほんブログ村ポチッと 人気ブログランキングへポチッと

生きてて良かったミシュラン一つ星

2012-11-18 02:12:34 | デイちゃんフランス
デイちゃんです

これはすごい
本当にすごい
ホリデイの「フランス満喫大周遊」ではなんと
ミシュランの一つ星レストランに行っちゃうんですやっちゃったね
ホリデイは食事にこだわっていて
選べる夕食とか取り入れているけど
まさか本物の一つ星レストランにツアーで行けるとはなんちゃってじゃないんだよ

というわけで当日はデイちゃんわくわく
でも一つだけ気がかりなことが・・・
それは・・・メニューがいまいちどんなものだか解読出来ないこと

元々お肉料理かお魚料理か予め選べるメニューになってはいるのだが
魚は鯛というのはわかったんだけど
肉が何の肉だかさっぱりわからないこれが今回の立候補者です
まさかお客様に何の肉か聞かれて「・・・さあ」とも言えず
現地でもガイドさんや手配会社に聞いても皆「・・・さあ

あいにく土砂降りの雨の中
一つ星レストランDomaine de Clairefontaine到着したとたんデイちゃんはレストランのマネージャーさんに畳みかける
「ボンソワールマッダーム
「ボンソワールムッシューサッソクデスガ、ニクハナンノニクデスカ
だいたいフランス語が流暢だったらこんな添乗員なんてやっているはずもなくホリちゃんはフランス語ペラペラだよ
文中のカタカナはデイちゃんの必死の形相のカタコトフランス語なのだが半分英語も混ざってる
しかしどんなに説明されてもチンプンカンプンのデイちゃんに困ってしまったマネージャーさん
デイちゃんの手を引っ張って見せてくれたパソコンの画面には

「オオコレハバンビチャン」
「ウイバンビバンビ
・・・なんだか最初から掛け合い漫才のようになってしまったが
ここはミシュラン一つ星レストラン
ちゃんと個室を用意して下さって

デイちゃんを悩ませたメニュー表もちゃんと用意してある


お飲み物はグラスワインとかハーフボトルとかはさすが一つ星にはなく
フルボトルのワインになるんだけどお勧めの地元のワインは38ユーロ位
勧められたワインはとてもとても美味しかったらしいです

まずはお楽しみのアミューズから

多分サーモンのふわふわっとしたムースでいきなり期待度100%

前菜はビーフコンソメのラビオリって何だろうと思っていたら

目の前でスープを注いでくれてびっくり

ビーフの旨みがぎゅっと詰まったラビオリが最高

メインはお魚を選ばれた方は鯛

デイちゃんはここに来るまで詳細不明だった鹿のパイ包みを食べました

フォアグラと鹿肉のハーモニーが秋の味覚にぴったり

最後のデザートはこれまた季節の洋梨のソルベと林檎のタルト

大変美味しく全員完食いたしましたペロリだったね

さすがミシュラン一つ星サービスもとっても心地よくて
デイちゃん感激して沢山チップをお渡ししましたもちろん会社のお金です

いやあ本場のフランス料理はさすがに凄いと充分納得させてくれた一夜でした
皆様も是非ホリデイでフランスを堪能しませんか絶対行く絶対行く今すぐ行く

いつも遊びに来ていただきありがとうございます
いよいよ2012年も押し詰まって参りました
疲れがたまる今日この頃ですが
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太陽がいっぱい、 危険もいっぱい!

2012-11-15 15:55:01 | ホリちゃんイタリア
ホリちゃんですローマの町は「ローマの休日」の映画と一体となって、観光客の人気を集めています。日本人にとっても、ローマの街で観光するとなると、「ローマの休日」がらみのところが中心です。円形闘技場「コロッセオ」、
「真実の口」の教会、スペイン広場、そして、コインを後ろ向きに投げると、再びローマに戻って来れるという伝説の「トレヴィの泉」です。トレヴィの泉は、美しいバロック式の噴水で、世界中から観光客の集まる超人気のスポットです

そのせいか、たくさん集まる観光客を追って、スリがいっぱい集まって来る危険地帯でもあるのです 11月半ばともいうのに、さんさんと輝く太陽がいっぱいで、空の色も澄んで青いというのが、イタリアの魅力ですが、白昼堂々と盗難も横行しているのですこの前のホリちゃんのツアーでも、再三注意して気をつけていたにも拘わらずやられました。しかも、悔しいことに、トレヴィの泉に、警察官とパトカーがいたにも拘わらずやられました

相手はプロです。アメリカ式に、強盗をはたらいたり、「ホールドアップ」とピストルを向けたりというのはありませんが、私たちが分らないように、知らぬ間に持っていく「小手先の技術」に長けています。そのときは、携帯電話をやられました。ポケットに入れておいた携帯電話をやられています。トレヴィの泉まで来る人に、写真を撮るなというわけにはいきません。写真を撮る瞬間、両手がふさがっていて、無防備であることも相手はわかっています。とにかく、
シャッターを押す人はポケットにものを入れないで、ウェストポ-チやバッグに入れて、細心の注意を払っていなくてはなりません。でも、家族や友人と憧れのトレヴィの泉で写真を撮る瞬間は、誰もが嬉しく、そう無防備になりがちになることは間違いありません。ある意味、防ぎようのない事態かもしれず、そう考えると暗澹たる気分になりますが、そうも言っていられません。ポケットにおとりのものを入れておいて、スリが引き抜こうとすると、自動音声でけたたましい悲鳴をあげるような装置があったら売れるかもしれませんね

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ダルマチアのダルメシアン

2012-11-02 01:13:59 | デイちゃん中欧
デイちゃんです

トロギールの町は小さい

世界遺産に指定されてはいるものの

東西500メートル南北300メートルしかない

だから散歩に丁度いい

迷路のような旧市街を抜けるとそこはアドリア海

丁度太陽は沈みかけ
日本大好きというおじさんが歌を歌っていたので聞いていると

どこからともなく現れたのがダルメシアン101匹わんちゃんでおなじみだね

ここトロギールはクロアチアのダルマチア地方
ダルマチア地方といえばダルメシアン

旨い具合に現れたもんだと感心していると
この犬首輪も何にも付けてない
飼い主はどこにいるんだか
愛想を振りまくだけ振りまいたら

さっそうとどこかに消えてしまった

昔は日没になったら例え市民であっても閉ざされたという門から

町の中心まで戻って一休み

昔オスマントルコと関わりがあったところは
どこもかしこもコーヒーが美味しい

くつろぎながらも寸暇を惜しんで日報を書いているともうデイちゃん必死
そこへまたさっきのダルメシアン

もう夕暮れなのに君の家は一体どこ?迷子の迷子のダルメシアン
もしかしたらこの町自体が君の家?あなたのおうちはどこですか
カフェにいる皆にいい子いい子と頭をなでてもらったら
気が済んだらしくまたしてもどこかに消えてしまった

暗くなってトロギールの町はライトアップ

門の上から町の守護聖人イヴァン・ウルスィニが見守っている


きっと中世からずっとこの町はこんな感じだったんだろう

小さい町だけどダルメシアンが遊びにきてくれたので
なんだかとっても楽しかったトロギールへ
皆様も是非ホリデイでお越しくださいね

きっとまたあのダルメシアンが皆様に会いにきてくれるかもしれませんよ

いつも遊びに来ていただきありがとうございます
駆け込みのように2日連続でブログ更新しましたが
今日からまたフランス周遊に行ってきます
皆様も風邪などひかれないように
次のブログも楽しみに待ってて下さいね
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ブレッド湖で望み叶えたまえ

2012-11-01 05:53:06 | デイちゃん中欧
デイちゃんです

昔々太古の昔まだ恐竜が闊歩していたころ
デイちゃんがまだ可愛い学生だったころ
デイちゃんの英語の先生はなぜか当時のユーゴスラビア人
名前も顔もましてや授業内容も思い出せないが
唯一思い出せるのが先生のユーゴスラビアのお話

ユーゴスラビアという国は
7つの国境
6つの共和国
5つの民族
4つの言語
3つの宗教
2つの文字
それでも国は1つ

その時はあまりピンとこなかったけど
それから暫くしてユーゴスラビアという国は空中分解し
民族同士が相争う内戦が起こり
先生は今頃どうしているんだろうと
悲惨なニュースを見るたびに思っていた

そもそもユーゴスラビアという国は
南スラブ人の国という意味で
北部はハプスブルグ
南部はオスマントルコ
両大国に長い間支配されていたのだが
第一次世界大戦後に両大国が崩壊したので
民族自決の名のもとに
やっと1つの国として独立出来た新しい国だった

けれど同じ南スラブ人といえども心は他人
培ってきた歴史が違い過ぎた
この地は元々西ローマ帝国と東ローマ帝国の境界線にあり
カトリックと正教で角突き合わせていたところに
イスラムのオスマントルコが入り込んできたので
三つ巴の争いになってしまった

その旧ユーゴスラビアの6つの共和国のうち
スロヴェニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナの3ヵ国に
デイちゃん今回行って来ました

イタリアのトリエステから車で2時間あまり
最初に入った町はスロヴェニアのブレッド湖
旧ハプスブルグ帝国領だったところで
雰囲気はまるでオーストリアだ

あの山の向こうはオーストリアだよ

ガイドさんが指さす方にはアルプスの山々
多民族国家のハプスブルグの影響は随所に見られ
ブレッド島に渡る小舟の船頭さんも

18世紀のマリア・テレジアの時代から
父から息子へしか営業許可は受け継げない




ハプスブルグ帝国の時代は海があったが
今のスロヴェニアには海はない
だから国内唯一の島のブレッド島に入ると
いきなり99段の階段がお出迎え

上の聖母マリア教会で結婚式を挙げる花婿は
花嫁をだっこして階段を上らなければならない
そんな幸せとはとんと縁がないデイちゃんは
一人でとっとと上りましたこういうところでひねくれる

聖母マリア教会には伝説の望みの鐘があり

昔愛する夫を亡くした妻が
生き返ってほしいと鐘を湖に投げ込むが
そんな望みは叶えられるはずもなく
悲嘆にくれ修道女となり毎日祈り続けた
その話を聞いたローマ法王が
せめて天国にいる夫に妻の願いが届くよう
教会に鐘を寄付したんだそうで

その伝説ゆえに
大勢の人がブレッド湖にやってきては
鐘を鳴らす

神様どうか望みを叶えて下さい

デイちゃんはどうしたかって
ええもちろん鐘を鳴らしてきましたよそれが目的
お客様がトイレに行かれている隙に急いで教会に舞い戻り
願い事をぶつくさ言いながら
鐘をガンガン鳴らして参りました神様お忙しいようですのでデイちゃんの望みは叶えなくて結構です

毎日なんだかんだと忙しく
ちっともブログを更新してませんでしたが
前回のクロアチア・スロヴェニアのツアーがあまりに楽しかったので
これからもなんとかご紹介しようと思います次回はクロアチアだね
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