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ホリデイ現役添乗員日記

近畿日本ツーリスト ホリデイ現役添乗員が新鮮な情報をそのまま皆様にお伝えします

東部ドイツは一押しだ!

2010-09-29 23:23:36 | ホリちゃんドイツ
 皆さんこんにちは 
これまで、ドイツの都市の魅力を何回かとりあげてきましたが、ホリちゃんが、行ってきた
ホリデイツアーの中には、まだまだ、魅力ある個性都市がひしめいているのです。
今回は、これまでとりあげていなかった都市をとりあげます。主に、昔「東ドイツ」と共産党時代に呼ばれたところです。そして、言っておきますけどね、 ホリデイの 「充実のドイツハイライト周遊8日間」というツアーに参加されると、8日間のうちに、
まじめに、これまでとりあげたところ、全て行くことができますよ

    

 次は「エルベ川のフィレンツェ」と称えられるドレスデンです。
 ミュンヘンにバイエルン国立オペラ劇場があれば、この町には、「ゼンパーオペラ」が
 あります。

   


  復旧されたドレスデン城まで行けば、「君主の行列」の有名な壁画があり、往時を偲ぶ
  ことができます。

  

   

 古い教会や宮殿が集まった旧市街の広場も絵のような美しさです。

    
   
  首都ベルリンに近いポツダムの町も、第2次大戦で無条件降伏を勧告する「ポツダム会談」が、どうしても、頭に浮かびますが、実際に会談の行われた現場に行ってみると、鄙びた雰囲気の中にも、気品を感じるツェツィーリエンホフ宮殿です。
   
ポツダムの町にも「ブランデンブルク門」があって、周辺の広場はとても見栄えがします。
  
  首都ベルリンも、今は若者の熱気でエネルギーとバイタリティあふれるモダンな大都市
  ですが、ご覧のように、崩壊した後の「ベルリンの壁」も、歴史的説明をたどりながら
  ら、色々な角度から見ることができます。
   
  

最後に、緑豊かなチューリンゲン地方にも、あの文豪ゲーテを相談役として、国政に携わったワイマールという異色の都市があります。ゲーテの生家はフランクフルトにありますが、
26歳でワイマールに赴任してからは、生涯のほとんどをワイマールに拠点をおいて暮らす
ことになり、「ファウスト」はじめ、主な作品の多くをワイマールで書いています。
劇作家シラーとも親交を深めています。国民劇場前には、2人がて手をとりあった像が立っています。また、ゲーテが住んだゲーテの家がゲーテ博物館と隣り合っています。

  
  

 他にも、ゲーテゆかりの「ゲーテ街道」には、素晴らしい個性的都市がいっぱいあるので、ホリデイツアーの概要見学を足がかりに、自分の手作りの旅へとすすんでみるのもいいですね。なお、司馬遼太郎の「街道を行く」シリーズはじめ、ゲーテ街道を扱った名作も
あります。読んでから行くか、行ってから読むかの楽しみもありますね。


ヴィース教会で感動したこと

2010-09-26 18:45:25 | ホリちゃんドイツ
こんにちは、ホリちゃんです。 この前お話しした「新白鳥城」も素晴らしいお城です。

  

 しかし、そこから車で30分しか走らない、はっきり言って「田舎」の草原の真っただ中に
 世界遺産の素晴らしい建造物があるのが、ドイツのすごいところです。

   

 バイエルンアルプスの白い連峰を背景に、緑の草原に寄り添うようなたたずまいを見せているヴィース教会です。独特の白と茶色の牛が草を食み、間近なところで山羊にも会える
本当に牧歌的なところです。

   

  パステルカラーの淡いクリーム色をして、草原に寄り添う姿は風情がありますが、
  外観は、特に画期的といえるほどではありません。素晴らしいのは、内部です。
  中に一歩入ったとたんに、皆から、感嘆の声があがります。

     

  まるで、お城か宮殿の中にさ迷い出たという印象です。天井画が特に見ごたえがあって
  イエス・キリストを中心とする天の玉座が描かれ、周りになじみの十二使徒や天使が
  います。 そして、後陣中央の祭壇にイエス・キリストの彫像があります。

     

  1738年、この地方の農夫が、納屋でこのキリスト像が無造作に放置されているのを
  不憫に思い、夫婦二人で一心に祈りをささげていたところ、キリスト像が、涙を流して
  いたのです。それで、街の有力者に働きかけて礼拝堂を建てたところ、人々の願い事は
  かなうは、難病は治るはですっかり有名になり、世界中から、巡礼者が来るように
  なったそうです。 ここまでは、世俗的なストーリーでよくある話しです。
  
  しかし、その後がすごい! 世界中から集まる巡礼者に対応する大きなものにする
  だけでなく、ランツベルクの市庁舎建設で名声を得た、ツィンマーマンがこの巡礼教会
  の建築設計を手掛け、ロココ様式の集大成と言われるほど、芸術的完成度の高いものに
  仕上げたことです。もとをただせば、祈りとか、願いとか、無形のものがもととなって
  有形の、そして、普遍的な遺産に昇華されていった、このヴィース巡礼教会ができあが
  るストーリーに、ホリちゃんは、現地に赴く度に感動を覚えるのです。

     

  でも、行くのが大変そうですって? もし、あなたがホリデイツアーの参加者であれば
  新白鳥城へ行くのも簡単ですし、ヴィース教会へ行くにも、新白鳥城から、30分バスに
  乗るだけです。ドア トゥ ドアで簡単に効率よく行けます。ホリデイツアーを探せば
  新白鳥城やヴィース教会へ行くドイツのツアーは一年通して必ず見つかります!!
  では、皆様 御機嫌よう!

オーロラで変えてみよう人生観

2010-09-20 04:19:49 | デイちゃん北欧
デイちゃんです

忙しかった夏を乗り越え

段々と朝晩が過ごし易くなってくると

デイちゃんにとっては

オーロラの季節

お待たせしましたやってきました

これが楽しみで添乗員をやっているといっても

当たらずとも遠からず

だってオーロラ

大・大・大好き

行けと言われれば

それこそ飛んで行きたいノルウェー

特に沿岸急行線がお勧め


ノルウェーの北に物資と人を運ぶためには

道路よりも船が一番便利

メキシコ暖流が流れているので

真冬でも

北極圏を越えても

ノルウェーの海は凍らない

その沿岸急行線の景色は絶景


船内にはレストランもセルフのカフェもあって

蟹や鱈やサーモン、海老など

ああもう今すぐにでも飛んで行きたいくらい

新鮮でおいしい


冬はほとんど太陽が出ないから

うっすら明るい陽の中で

雪山が遠くに見え

暗くなってくれば

沿岸急行線からオーロラが

運が良ければそれこそ

ぐるんぐるん見える


オーロラはスペースシャトル位の高さに出るので

があったら見えないけれど

海風が雲をどんどん動かすので

が見えたらチャンスは充分

あきらめてはいけない


オーロラを見るには

1に根性2に根性3、4がなくて5に根性

粘った人だけが見えるのだ


だからオーロラのツアーには夕食なんてついてない

人口が少ない北極圏

何をやるにも時間がかかり

レストランで悠長に食事なんかしていたら

オーロラを見逃してしまうから

夕食は簡単に事前に済ませ

後は根性の10乗


でも運よく見れれば

人生観が変わる


どんな悩みだって

この宇宙の大きさの前では

小さい小さい

自分が宇宙に生きていられる

存在に感謝したくなるのだ


ノルウェーはメキシコ暖流のおかげで

内陸に比べてそれほど寒くないけれど

北海道にスキーに行く位の防寒具と滑らないスノーブーツと携帯用カイロは

必需品


後は・・・

神様お願い

デイちゃんにホリデイのオーロラツアーに行かせて

モンブランはモンブランでもモンブランじゃない

2010-09-17 23:37:22 | デイちゃんフランス
デイちゃんです


フランスのモンブランは4810メートル

ヨーロッパで一番高い山

でもちっとも高そうに見えない控え目な山


デイちゃんはマッターホルンを目の前にして

添乗員さんマッターホルンってどれ

と聞かれたことはない

だって自己主張が激しい山だもん


でもモンブランは・・・

目の前に見えていても

モンブランははどれどの山


俺が一番だふん的なところはなく

・・・あら気が付いてみれば私一番高かったのかしら的な

控え目な山

そしてふんわりやわらか

おいしそうな山


デイちゃんはいつもお客様にご案内する

あの雪見大福がモンブランです

あれね

わかりやすい


パリに行ったデイちゃん

パリに行ったら絶対外せないのが

スイーツ

で、今回はアンジェリーナに行きました

もちろん目当てはモンブラン


アンジェリーナはパリで有名なサロン・ド・テ

軽食も食べられるので

お昼に気軽に行けるのもうれしい


昔アンジェリーナのケーキ職人さんが

モンブランを見て

ああおいしそう

モンブランのようなケーキを食べたい

思って作ったのかな


マロンクリームの中には生クリーム

上には白砂糖を雪のように降らせて

う~~ん

モンブランは山もいいけど

ケーキもいいなあ

さすが老舗の味


パリで自由行動があったら

美術館もいい買い物も楽しい

でも歩き疲れたら

カフェやサロン・ド・テに入って

おいしいコーヒーやケーキを食べながら

道行く人々を眺めるなんて

おしゃれ~

是非ホリデイでパリに行きましょう




新白鳥城を建てた王様

2010-09-16 09:34:03 | ホリちゃんドイツ
皆さん こんにちは、ホリちゃんです。ようやく朝晩少しずつ秋らしくなりつつありますが
お元気ですか? ドイツは、日本のように四季のめりはりが、あまりはっきりしていません。 短い夏が終わったらいきなり晩秋が来る感じです。最低気温が都市によっては、8月中から10℃を下回ります。今、ドイツのミュンヒェンでは、オクトーバーフェストという
ビール祭りのシーズンです。 
  
   

オクトーバーフェストが終わったら、人の気持ちはクリスマスの準備へと向かうのです。
そして、、翌年の4月まで続くと言ってもいい長い冬を迎えるのです。

この前お話ししたロマンティック街道のバスツアーのコースに大抵含まれているのが、
 「新白鳥城」こと、ノイシュバンシュタイン城です。このお城を建てた王様は、
ルートヴィッヒ2世といいます。その生涯や死因がはっきりせず、これほどミステリアス
に語られる王様もいません。出自はとても由緒正しく、バイエルン王国に君臨してきた
ウィッテルスバッハ王家の出身です。古代ギリシャやローマの学芸に傾倒して、ミュンヒェンの街を博物館・美術館のように美化してしまったルートヴィッヒ1世やマクシミリアン2世の子孫です。 そう、フランツ・ヨーゼフ皇帝の王妃として、オーストリア、ハプスブルク家に嫁いだエリザベートは、ルートヴィッヒ2世の実の従姉です。彼女もまた、ウィーン
の宮廷になじめず、傷心の末、悲劇的最期を迎えたことを、嫌でも思い出してしまいます。
この王様は、もとより、学者タイプであり、また芸術家肌であって、決して王様や政治家として行政や外交の仕事なんかしてはいけなかったのです。

       

いま上の写真にミュンヒェンのオペラ座とレジデンツ(王宮)が映っていますが、ルートヴィッヒ2世も、このように美しい広場や街づくりを手がけ、オペラハウスでワーグナーの
楽劇に堪能していれば良かったのでしょう。少年時代から、中世の騎士物語や白鳥の伝説に
影響され、自らも「白鳥の化身」と夢想する王様のメンタリティーは、お父さんのマクシミリアン2世が建てたホーエンシュバンガウ城で青少年時代をおくったことと深いつながりが
あります。
     

このお城の内部は、中世の騎士物語の英雄や伝説の絵画・壁画だらけです。王家の事情で
18歳で即位して、あの時代のバイエルン王国を率いねばならなくなったことは、王様にとっても、国民にとっても不幸なことでした。同時代、ようやくドイツが一つの国家としてまとまりかけていて、ハプスブルク家と新興国家プロイセンと、どちらを盟主として、ドイツを
統一するのかの覇権をめぐって、戦争が起こります。普墺戦争(プロイセン・オーストリア戦争)です。このとき、古くからつきあいが長かったハプスブルク家に加担したバイエルン
王国は、プロイセンにコテンパンにやられてしまいます。
 この時代のプロイセンには、鉄血宰相ビスマルクという天才外交官と、モルトケというこれまた天才軍事参謀がいて、頭脳戦にかけても鉄壁の強さで、政治・外交の
センスに劣ったルートヴィッヒ2世は、まさしく赤子の手をひねる如く、手玉にとられてしまいます。 もともと偏執癖だった王様はますます人嫌い、政治嫌いになり、自分の趣味であるち築城にのめりこんでいきます。新白鳥城を入れて、無用の(?といわれた)お城を
3つもつくり、バイエルンの王室を破綻に導いた王様は、当時精神病患者のレッテルをはられて、禁治産者の宣告を受け、シュタルンベルク湖畔に幽閉されてしまいます。
同時代は酷評された王様も今は、バイエルン州の観光収入の立役者として、再評価されています。3つの無用のお城のなかでも、最も見栄えがするのは、やはりノイシュバンシュタイン城でしょう。

       

 明日から、ホリちゃんはまた、ヨーロッパへ添乗に行って、しばらくご無沙汰しますが、
 その間デイちゃんの楽しいブログをお楽しみ下さい。では、ごきげんよう!!

     
 
     

大天使ミカエルは今日も大忙し

2010-09-15 01:22:13 | デイちゃんフランス
大天使ミカエルは今日も闘っている

堕天使ルシファーが天空から地上に降りてきて悪事を働かないように

翼をばっさばっさ羽ばたかせ

神から携わった剣で

堕天使ルシファーを地獄へ落とす・・・


デイちゃんです

フランスに行っていました


モンサンミッシェルは日本人に大人気

デイちゃんは大聖堂のてっぺんに置かれているミカエルが好き

なんてったってやりたい放題

だって大天使だもん


パリからモンサンミッシェルに行くと

手前にアブランシュという街が見える

はるか遠くにモンサンミッシェルが見えて

期待に胸がドキドキするその辺り

昔昔オベールという大司教がいた


眠りこけていると夢枕に大天使ミカエルが現れて

あの岩山に聖堂を建てよ

と告げられた


目を覚ました大司教オベール

なんか誰か言ってたっけ・・・てなもんで

気にもしないで忘れこけた


またしても大司教オベールが眠りこけていると

大天使ミカエル

あの岩山に聖堂を建てよ


最近変な夢見ちゃうなあ


何の行動も起こさない大司教オベールに怒った大天使ミカエル

眠りこけている大司教オベールの額にぐいぐいと親指を突っ込んで

建てよって言ったら早く建てよ

頭蓋骨に穴まで開けられた大司教オベール

やっと信じて聖堂を作ろうと決心したら

岩山の周りの森が沈み

海の中の孤島となった


大天使ミカエルったら

よっぽど聖堂を建てて欲しかったのね

やり方が過激だけど


でも時々人選ミスもする

ど田舎の、まだ13歳の農家の娘の前にいきなり現れて

フランスを救え

ってそれはないでしょう


その娘の名前はジャンヌダルク

彼女がいなかったら今のフランスはない


お告げを信じて百年戦争でフランス軍を率い

王太子をランスで戴冠させたと思ったら

もう用済みとばかり囚われの身となり

ルーアンで火あぶりになってしまう


どんな思いだったジャンヌダルク

そして大天使ミカエル

せめて天国に行かせてやってほしい

亡くなった時はまだ19歳だったんだから


モンサンミッシェルやルーアンにホリデイで行ってみませんか

大天使ミカエルが今日も皆様を

モンサンミッシェルの大聖堂のてっぺんから

お待ちしていますよ








ドイツのお国自慢

2010-09-14 14:18:28 | ホリちゃんドイツ
こんにちは、またまたホリちゃんです。 8月の終わりから9月にかけて、ドイツへ行って
来ました。 
     

  ドイツの旅は、1カ所滞在よりも、毎日方々飛び回るほうが満足度が高いですね。イギリスやフランスのように、中央集権化するのが遅れたために、モザイク国家として、いつまでたっても小国分立していました。それで、地域ごとに特徴が違っていて、また、都市単位であるのに、独立国家としてふるまう「戦国大名」のような存在が300国以上あり、その数だけ、お国自慢のエピソードがありました。

  

   

写真のような古城街道やネッカー川にかかるハイデルベルクのアルテブリュッケという橋にも、行ってみればお国自慢と地元の殿さま自慢が満載です。ハイデルベルクは、古い大学と古城が自慢の街ですが、旧市街の目抜き通りを散策するのも楽しみです。

       

ドイツでは、ロマンティック街道が今でも根強い人気があります。中での、ローテンブルクは異色で、市長が町を救ったというエピソードをもっている国です。
 
      

こんなに険しい立地なのに、街の中に入ってみると、メルヒェンとおとぎの国そのものです。

  
 
 市庁舎前の広場では、ヌッシュ市長が町を救った、マイスタートゥルンクという寸劇が行われます。
      

ローテンブルクの地元市民のお国自慢は、根強いものがあり、潜在的にふだんは表に現れてきませんが、何かことがあると、プライドをのぞかせます。悪口を言ったら大変で、大阪の街で、巨人をほめて、阪神をけなすような騒動に発展します。

お国自慢めぐりをするには、ドイツ国鉄(DB)やレンタカーなど、交通手段がないわけではありませんが、やはりドア・トゥ・ドアで目的地に効率良く連れて行ってくれるパッケージツアーが最も安心で便利です。中でも、ホリデイツアーで来ていただくと、「ゆったりシートバス」といって座席数の多い、大型で足もゆったり延ばせる快適なバスが来て、長いバス移動も快適にできるので、おすすめです。

      
 


アンダルシアの想い出

2010-09-12 21:05:53 | ホリちゃんスペイン
こんにちは ホリちゃんです。



再び、暑いスペインのことを熱き心で語ります。スペイン一番有名な人物の一人はドン・キホーテでしょう。首都マドリードのスペイン広場に作者セルバンテスの像が立っています。本当はこちらが実在の人物です。ドン・キホーテは、文学史上の人物なのに、圧倒的存在感をもって、リアルな人物の如くスペイン旅行者の「旅の友」として現れます。
 
   

 トレドは、あのドン・キホーテが活躍したラ・マンチャ地方の玄関口にあたります。
 トレドから、分岐点を経てコンスエグラへ向かう村道は、あの、ガリシア地方、サンチアゴ・デ・コンポステーラへ通じる由緒ある村道なのです。人は皆、風車の写真をとって喜んでいます。それもまた良し! 風車とドン・キホーテは切っても切れない間柄ですから。

   

     
   
  ラ・マンチャ地方から南下して褐色の山脈を越えるとアンダルシア地方です。
昔の都は、トレドですが、スペインのスペインたる原点、スペインらしさのルーツ、
スペインの言ってみれば、スピリットや精神文化の原点がアンダルシアにあるのです。
ホリちゃんは、初めてスペインに来たとき、マドリードでフラメンコを見たので、グラナダ
やセヴィリアが本場とは知りませんでした。
  
   

 考えてみると、戦国時代や安土・桃山時代に、織田信長はじめ、日本の諸大名と接点を持ったのは、「南蛮人」こと、ポルトガル人やスペイン人でした。その頃のスペインは、
「太陽の没することなき帝国」として、大航海時代を演出しました。あの、ジェノヴァの
船乗り、コロンブスが新大陸発見のために、大航海の交渉を進めたのも、決して祖国イタリアの海洋国家ではなく、スペインの王女のもとでした。そして、コロンブスのお墓も、
セヴィリアの大聖堂にあります。
   
   

 セヴィリアでフラメンコを見に行くと、そのタブラオの近くに闘牛場もあるのです。
ホリちゃんは、闘牛も初めて見たのはマドリードですが、闘牛の発症の地もアンダルシア
です。同じ頃、コルドバはヨーロッパ主要都市の水準を大きく超えて、人口百万人を誇り
ました。また、学問や芸術の水準も高く、コルドバのメスキータは、複合建築としても、
造形芸術としても、ずば抜けた存在でした。

  
   

 1492年という年代はスペイン人にとって、永久に忘れないほど重要な年代です。
この年、コロンブスが新大陸を発見したことになっています。また、一方で、八百年間
イスラム教徒に支配されたイベリア半島から、イスラム教徒を駆逐するキリスト教徒の
国土回復運動(レコンキスタ)が完結した年代でもあるのです。

   
 
    

 アルハンブラ宮殿もヘネラリフェ庭園も素晴らしいものですが、ナルシソ・イエペスの
「アルハンブラの想い出」という曲は、栄華を誇ったアラブの王族の哀感やペーソスが
にじみ出ています。しかし、宮殿と庭園そのものは、ハイブリッド国家、スペインの誇りを象徴するかのようです。
古めかしい、しかし決して古びさせてはいけないスペインの、いや、アンダルシアのスピリットをそこに感じることができるのです。あなたとも、ぜひホリデイツア-で、一緒に
「熱い」スペインを体感したいものです。
   
    

ポーランド!もう一言

2010-09-06 19:28:30 | ホリちゃん中欧
こんにちは、ホリちゃんです。自己紹介・プロフィールにも書かれていますが、どうも
自分は学者肌に見えるようです。また、歳をとっているために、色々権限をもっていると
思われやすく、何かトラブルがあったら、モンスタークライアンツから、「もう一回旅行に行かせろ!」とか、「誠意をみせろ!」などと、交渉すれば、打ち出の小づちのように、ザック、ザックと金品が出せる人物と思われています。実際年齢は想像に任せますが「年齢不詳」ということにしておきましょう。 今回、ショパン生誕200年祭で、まだまだ賑わいを見せているポーランドについて、もう一言イメージアップのために、投稿しておきたいと思います。率直に言って、ポーランドの料理は美味しい、日本人の口に合います。
 
 
フランスの影響もあり、味覚や味付けのセンスはEU先進国にひけをとりません。

 一方、私たちにも親しみやすいピエロギというポーランド風水餃子があります。
 
   
  
  また、ドイツ・フランス国境でも味わえるロールキャベツもあります。

  
  
 もちろん国際料理、パスタも種類豊富ですよ! 民族衣装を着たフォークロアのショーを
見たいと思ったら、ディナーショーも可能ですよ。

   

   もちろん、デザートも、美味しいケーキのヴァリエーションを大いに楽しめます。

   

 また、良くしられた大都市だけでなく、地方都市に様々な個性的都市があることは、
ホリちゃんの連載でたびたび触れましたが、中でも、異彩を放つのは、街全体がペインティングアートで注目を浴びているザリビエという小村です。

   
  
 家の中は、このように芸術的センス豊かにレイアウトしています。
 また、外観もこのようなフラワーアートのセンスで目を楽しませてくれるのです。

   


 ご覧のように、豊かな郷土料理を楽しみながら、ペインティングアートの個性に触れる旅もいかがですか?

   
 

添乗のテーマソングはLove Love Love

2010-09-05 03:08:12 | デイちゃんスペイン
デイちゃんです

昔流行ったドリカムのLove Love Loveという曲を

スペインでは添乗中よく口ずさむ

でも出だしだけだ

ね~ど~して~

本当にスペインはね~ど~して~



今回は


スーツケースをバスに積み込んでいたら

慌てて運転手さんがバスの中に駆け込み

窓際の天井を拭いていた

デイちゃんも自分の席に行ってみると

デイちゃんのキャリーバッグが滝に打たれたように

びしょびしょ

エアコンのだからさ心配ないよと明るく言われたが

おかげで中にはいっていた文庫本がびしょびしょ

ね~ど~して~




昼食を運転手さんと食べていたら

さっきはごめんねBARでカフェでも飲まない

そうねとミネラルウォーターを鞄の中に入れたデイちゃん

飲んでるうちになぜか鞄がひんやりと・・・

ミネラルウォーターの蓋がなんと割れていて

の中は大洪水

ね~ど~して~




気を取り直してホテルに入りシャワーを浴びようと

ノブを動かしたら上から冷水がドッと頭の上に

熱湯じゃなくて良かったってそんな問題じゃなく

服びしょびしょ

ね~ど~して~




ところがシャワー冷水しか出なくて

お客様がどうしても今浴びたいと

ホテルに掛け合い他の階の部屋のシャワーを使うことに

ところがどの部屋も冷水だけ

おかしいと思い

試しに青色の水の蛇口を出してみたらなんとお湯が

ね~ど~して~




疲れ果てて部屋に戻り、部屋の電気を付けようとしたら

ね~ど~して~どのスイッチをつけ~ても~

浴室しかつかな~いの~

ルルル~ルル~が出ちゃうんだよ~



Love Love LoveLove Love Love







スペインでご飯

2010-09-04 04:45:31 | デイちゃんスペイン
デイちゃんです

デイちゃんはご飯好き

だからパエーリャが好きスペインが好き

これじゃまるでご飯の三段論法



ご飯のことはarrozと言って

もとはイスラム教徒が伝えたもの

バレンシアの水田でお米を作り

出来たものがパエーリャ

日曜日の昼間お父さんが腕をふるう豪快な料理だ


本当は昔スペインではどこにでもいた

ウサギの肉とカタツムリとさやいんげんを入れるらしいが

ツアーでは

日本人が思い描くイメージどうり

ムール貝やアサリやエビや

ソーセージやトマトやピーマンなど入れて

とってもとってもおいしい


パエーリャはお米だが

それをパスタにするとフィデウアという料理で

アリオリというニンニクをきかせたマヨネーズをつけて食べる

これまた美味だ


パエーリャ鍋に魚介を入れて

トマト、サフラン、ニンニクで濃厚に煮込むと

お次はカタルーニャ名物サルスエラになる


こんなに

と初めは思っても

おいしくって気が付いたら全部食べちゃう料理

お魚好きな日本人には大好評


それからおまけにご飯といえばイカ墨ライスもあります

これもイカ墨好きにはたまらない一品

イカ墨とご飯って絶品


食いしん坊さんはスペインにホリデイで行きましょう

デイちゃんお勧め全部お出ししますよ






サグラダファミリアで爆弾を持つ若者を見る?

2010-09-02 22:31:27 | デイちゃんスペイン
デイちゃんです

スペインに行っていました

日本も暑いがスペインも暑い

セビリアなんて48度

それでも夜はひんやりとして

エアコン切らないと風邪ひいちゃう


スペインは本当に光と影の国


バルセロナにはサグラダファミリアという

建設現場さながらの未完成の聖堂がある

そこには外尾悦郎さんという

日本人の彫刻家の方が働いている

自分を見つめる為にヨーロッパに来て

偶然バルセロナに来てサグラダファミリアと出会い

ここで働きたい石を彫りたい

熱意と努力と根性で

外尾さんが彫った天使像があるお誕生の門は

2005年世界遺産に指定された


外尾さんは博多の生まれだそうで

ちょっと天使が博多人形に似ていないでもないが

実績のない無名な東洋人を

ここまで認めてきたカタルーニャ人も

すごいと思う


中でもデイちゃんが感動するのは

ロザリオの間にある

爆弾を持った若者の彫刻


聖堂なのに

ガウディは若者に爆弾を持たせ

投げるかどうか

人を殺すのかどうか

ためらわせているのだ


カタルーニャは苦難の道を歩み続け

中央政府が右と言ったら左を選び

フランコの時代は言葉も奪われ

それでも自分たちのアイデンティティーを失わずに

今日までやってきた


その若者も

人生に絶望して

爆弾を手にして

さあ投げるのか、投げないのか

悪の象徴である竜にからまれながら

ためらっているその瞬間を

ガウディはなぜ聖堂に置いたの


市民戦争中、この像は壊され

忘れ去られていたのを

外尾さんが修復した


あまり目立たない小さい像だけど

他の彫刻よりデイちゃんには意味があるように思われる

心の中の宝物だ


みなさんも是非ホリデイでバルセロナに来て

一緒にこの彫刻を見てみませんか