'14-04-09投稿、追加・修正
4月13日にソロモン諸島でマグニチュード7クラスの中大規模地震が一年振りに発生しました。日本との連動性のみならず、チリとの連動性も気になるところです。
参考投稿:
地震および津波に係る記載(その35:南太平洋のソロモン諸島沖 今度はM8・0 日本へ津波到来)
(2013-02-09)
チリ引いては日本など世界各地への影響を杞憂しています。
3月末に既報チリでM6.7中規模地震後、群発地震という。連動性に係る情報の紹介(2014-03-27)で巨大地震が発生した三陸沖において3.11前の数日間小地震が群連発していたことが特筆されます。 >>詳しくは
今後、小地震の群連発が特定の地域で発生する場合は、巨大地震の予兆のひとつとして、警戒すべき現象かもしれない?と個人的には妄想していましたが、
その後、既報 チリでマグニチュード8.2の巨大地震発生というが、わが国への連動性にも注意が必要か?!(2014-04-03)において、
南米西部沖地震といえば、
tenki.jp
過去の地震情報 によれば、
http://bousai.tenki.jp/bousai/earthquake/detail-20140317062309.html
発生時刻▼ | マグニチュード | |||
---|---|---|---|---|
2014年3月17日 6時17分頃 | M6.7 | |||
2013年9月26日 1時43分頃 | M7.2 | |||
2012年10月1日 1時32分頃 | M7.4 | |||
2012年3月26日 7時37分頃 | M7.2 | |||
2011年2月12日 5時5分頃 | M7.0 | |||
2011年1月3日 5時20分頃 | M7.2 | |||
2010年8月12日 20時54分頃 | M7.2 | |||
2010年3月11日 23時40分頃 | M7.2 | |||
2010年2月27日 15時34分頃 | M8.6 |
3.11との連動性がありそうで気になる予兆でないか?と
と杞憂していましたが、
チリの専門家によれば、今回のM8.2以上の本震(動もっと大きな地震)の前兆の可能性もあるか?という。
ナショナルジオグラフィック ニュース
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140404002
チリ地震は本震の前触れか
(一部割愛しました。)
「4月1日夜8時46分(日本時間2日午前8時46分)、マグニチュード8.2の強い地震がチリ北部の沿岸を襲い、小規模な地滑りと津波が発生して、少なくとも5人が死亡した。しかし専門家は、今回の地震は強いものではあるが、この一帯で予想されている大地震の「本番」ではないとみている。
「一番の疑問は、これがさらに大きな地震を告げる『前震』なのかということだ」とリック・アルメンディンガー(Rick Allmendinger)氏は問いかける。同氏はニューヨーク州イサカにあるコーネル大学の地質学者で、地震の分析を専門とする。現在はチリのアントファガスタにあるカトリカ・デル・ノルテ大学の客員教授を務めている。 アルメンディンガー氏は、「チリ北部の沈み込み地震断層にため込まれたエネルギーが、今回の地震で全て放出されたわけではないようだ」と話す。「この地域に暮らす友人たちのため、これ以上大きな地震が来ないよう祈っている」。 大地震は、構造プレートが別のプレートの下に潜り込む「沈み込み帯」沿いに発生すると予想されるが、いつ発生するかは専門家にも分からない。いつ起こってもおかしくないのだ。 過去140年間、チリ沖の断層は繰り返し動いている。
太平洋を取り囲み、地震と火山活動が活発な「環太平洋火山帯」に近いためだ。 しかしアルメンディンガー氏は、チリ沖にある南アメリカ構造プレートの境界に、1877年にマグニチュード8~ 8.9の地震が発生したのを最後に破壊が起こっていない場所があると指摘する。つまり、プレートのその部分に大量の地震エネルギーがため込まれている可能性が高いことを意味する。 「その部分で一度に破壊が起これば、1日に発生したものよりもはるかに大きな地震になるだろう」とアルメンディンガー氏は語る。
◆本震の前触れなのか 解明すべきは、今回の地震がプレートの問題の箇所にさらなる負荷をかけたのか否か、その負荷が刺激となって、隣接するプレートとの摩擦による固着を破る可能性があるか否かだとアルメンディンガー氏は話す。その通りであれば、今週の地震はさらに大きな揺れの前震だということになる。 「ちょうどファスナーのようなものだ。つまみを大きく引っ張れば、あとはひとりでに開く」とアルメンディンガー氏。 「懸念するのには理由がある」とアルメンディンガー氏は言う。というのも、今回のチリ地震は、巨大津波を発生させて甚大な被害をもたらした2011年の東日本大震災といくつかの共通点があるからだ。どちらも約2週間前に前震があり、衝撃波がおおむね似たパターンで広がっている。 チリ沖ではこの数週間で弱い地震が50~100回起こっており、そのうち大きなものはマグニチュード6.7に達している。 1973年以来、チリはマグニチュード7.0以上の地震に十数回も見舞われてきた。
2010年にはマグニチュード8.8の地震が襲い、約500人が亡くなっている。この地震で、チリ中南部の都市コンセプシオンは西へ3メートル移動した。
◆被害の報告は限定的 アルメンディンガー氏によれば、今回のチリ地震はアメリカ地質調査所(USDS)による発生直後の分析では震源が比較的深く、海岸線に近かったことが示された。震源の深さが、被害を最小限度に抑えた可能性がある。 発生した津波は高さ6メートルと「比較的小規模」であり、大きな被害は起こっていないようだ。アルメンディンガー氏は「低地ではある程度の浸水があったと思われるが、何らかの被害が出たとは聞いていない」と話す。 一方、1877年の地震では、25メートルもの津波が発生した。 今週の地震による津波は太平洋全域に到達するとみられるが、アルメンディンガー氏は「被害が出る可能性は低いだろう」とみている。 「もっと大きな地震が来るのかどうか、断言はできない」とアルメンディンガー氏。「だが、地球はしょっちゅう人間の予想を超えるものだ」。 」という。
以前から、提案されている環太平洋火山帯と太平洋プレートの周辺地域に属するわが国とバヌアツ、ソロモン諸島との長期スパンの連動性があるというが、南米の地震についても個人的には連動性があるのでは?と想われます。引用:http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130207/dms1302071532013-n1.htm
チリの1877年頃の地震とわが国との連動性あったのだろうか?
ウィペディア
地震の年表によれば、
(一部割愛して、
19世紀後半の1877年後の大地震を抽出しました。)
詳しく見る>>
長期スパンの連動性がある?ようですが、さしせまった短期スパンの大地震はないのだろうか?
環太平洋火山帯と太平洋プレートの周辺地域に属する国の相互の連動性はあると思われますが・・・。
「19世紀後半
・・・(中略)
- 1880年(明治13年)2月22日 横浜で地震 - M 5.5〜6.0、煙突多数倒壊。地震学会(現在の日本地震学会。世界初の地震学会)が結成されるきっかけになる。
- 1881年(明治14年)10月25日 国後島で地震 - M 7.0、津軽でも揺れる。
- 地震観測網整備(1885年 - 観測所による地震報告開始)
- 1889年(明治22年)7月28日 熊本地震 - M 6.3、死者20人。
- 1891年(明治24年)10月28日 濃尾地震 - M 8.0、死者・行方不明者7,273人。根尾谷断層の発生。
- 1892年(明治25年)12月9日・11日 石川県・富山県で地震 - M 6.4(9日)、弱い津波。死者計2人。
- 1893年(明治26年)6月4日 色丹島沖地震 - M 7.7、色丹島で2m〜3mの津波。
- 1894年(明治27年)
- 1895年(明治28年)1月18日 霞ヶ浦付近で地震 - M 7.2、死者6人。
- 1896年(明治29年)
- 1897年(明治30年)
- 2月20日 宮城県沖地震 - M 7.4、地割れや液状化、家屋に被害。
- 8月5日三陸沖で地震 - M 7.7(Mw 7.8)、宮城県や岩手県で津波により浸水被害。
- 1898年(明治31年)
- 4月23日 宮城県沖で地震 - M 7.2、北海道から近畿にかけて有感、岩手県と宮城県の県境付近で被害。
- 9月1日石垣島東方沖(多良間島沖)で地震 - M 7.0。
- 1899(明治32年)
- 3月7日紀伊大和地震 - M 7.0、木ノ本・尾鷲で死者7名、三重県を中心に近畿地方南部で被害。深さ40〜50kmのフィリピン海プレート内の地震。
- 11月25日向灘で地震 - 3時34分にM 7.1、3時55分にM 6.9。
- 1900年(明治33年)5月12日 宮城県北部で地震 - M 7.0、死傷者17人、家屋などに被害。」