テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

名古屋出張なごやめし①(麺類編)

2009-10-26 09:05:40 | 国内旅行ー東海・北陸
 名古屋出張です。名古屋の観光名所といえば、名古屋城に熱田神宮、それに徳川博物館ぐらいで、大都市のわりにはみるべきものがあまり多いとはいえないのではないでしょうか。でも、独特の食文化があり、何回行ってもあきません。まず、スパゲティ屋さんへ。



 名古屋でスパゲティといえば、あんかけスパです。トロみのあるスパイシーなあんがスパゲティにかかります。これは最もオーソドックスなスタイルで、スパゲティの上に炒めたウインナーやたまねぎがのっています。カツがのったり、トリ唐揚げがのったり、さまざまなバリエーションがあります。スパゲティの量はやたらと多いです。50円追加で、麺の量1.2倍、100円追加で1.5倍とかありましたが、うかつにそのような注文をするとたいへんな目にあうことでしょう。麺はやわらかめで、イタリア料理店のパスタとは似て非なるものと考えるべきなのでしょう。名古屋の愛すべき一品ですね。



 名古屋の有名店「味仙」。ラーメン店というよりは中華料理店で、名古屋の人は家族連れやグループで食べにきている人が多いようです。



 名物の台湾ラーメン。あっさりめのしょうゆベースのピリ辛スープの上に、炒めたひき肉やニラがのります。食べているうちに、汗が出てきます。



 もう一軒、「菜源」というお店でも食べてみました。ここは「お食事の方歓迎」との貼り紙がありましたが、基本は中華料理を出す居酒屋という感じです。



 「味仙」とほぼ同様のつくりですね。スープがさらにあっさりめでしたか。しかし、この台湾ラーメンなるものは、どのような経緯で開発され、名古屋に定着したのでしょうか。そもそも台湾には、このような麺はないのではないでしょうか。天津飯が天津にないように。



 名古屋人がこよなく愛するスガキヤ。ラーメンと、なぜか甘いものを商っています。このわけのわからなさが、名古屋の魅力です。



 いちばんふつうのラーメンは290円です。これは、トンコツベースのスープに麻油を入れたりして、熊本風にしたもので390円です。独特の形状のスプーンと合体したフォークが目をひきます。名古屋人の創意工夫の発露です。このフォークを用いて麺と同時にスープも味わえるようになれば、一人前の名古屋人です。厨房の人の手が足りておらず、ものすごく待たされた上、のびのびのやわやわの愛媛のうどんのようなラーメンが来てしまいました。その上、午後の仕事にちょっとばかり遅刻です。



 帰り際、空港に早めに着いた上に、松山便の出発が1時間遅れになるということで、中部国際空港の4階の「若鯱家」に入りました。「若鯱家」は、名古屋一円でチェーン店展開していますが、入るのは初めてです。



 「若鯱家」の名物ということになっているカレーうどんを頼みました。愛媛のカレーうどんと異なり、ちゃんと辛味があり、ここでも汗がでてきました。トロリとした香川でよくみかけるようなタイプのカレー出汁です。860円と、値段設定は高めですね。



 うどんときしめん、どちらかを選べるようになっていたので、せっかく名古屋に来ているからと、きしめんにしました。しかし、トロみのあるスープでは、きしめんは食べにくいですね。それにしても、麺類だけとっても、多彩なものが名古屋にはあります。麺類不毛の松山に住む身としては、うらやましいかぎりです。


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