リフレ１０４ｓ

　銀天街からちょっと入ったところにある「リフレ１０４ｓ」。



　ふと見ると、看板に「焼きハヤシライス」の文字が。昨年、門司港にいって焼きカレーを食べてきたので、「焼きハヤシライス」なるものに、俄然興味を惹かれました。これを食べてみねば男がすたる。というわけで予備知識なしに、勇躍、入店いたしました。



　入ってびっくり、これが女性客ばかり。「大入亭」の男一匹松花堂弁当につづいて、男一匹カフェになってしまいました。よくたしかめずに、洋食店だと思って入ったのですが、大違いでした。「大入亭」はオバサン、おばあさんばかりだったのですが、こちらは若い女性がほとんどなので、異邦人度はよけい高いです。しかも、インコくんをみて癒されるというのが、お店のウリになっているようで、ますます男性とは縁遠い店づくりです。おまけに、「ハンドリラクゼーション」という、なんだかよくわからないマッサージだか、エステだかの癒し空間が併設されています。なんだかよくわからないけれど、男性向け風俗でないことだけはたしかです。これは、まいった。



　帰るわけにも行かなかったので、焼きハヤシライス（８２０円）を注文。いたたまれない雰囲気の中、さっさと食べて帰りたかったのですが、なかなか品が出てきませんでした。焼き上げたりするのに時間がかかるのかもしれませんし、だいたい急ぎの客は来ない店なのでしょう。なにしろ、ゆったりと癒しを求めてくる女性が、お客のほとんどなのでしょうから。



　焼きハヤシライスは、ほんとうに焼きカレーのハヤシライス版でした。玉子をのせて、チーズをふりかけて焼き上げるという調理です。焼けたチーズが香ばしく、これ自体はなかなかいけます。熱々なんで、あんまり急ぐと火傷しかねないです。



　ハーブティーとちょっとしたデザートのおまけつき。



　こんなんだと知っていたら、会社の女性にでもご同行願えばよかったです。まあ、お店の人も、お客さんも、こちらが思うほど、他人に関心はよせないんだけどね。

「リフレ１０４ｓ」　松山市湊町４－１２－９　０８９－９３３－０１０４