水戸にやってきました。ここも、けっこうひさしぶりです。駅に着いたとたん黄門さまのゆるキャラが出迎えてくれました。
市内に出ると、奇妙な構造物が目に入りました。後で調べてみると、水戸芸術館だとわかりました。初めて目にしたときは、ギョッとしました。
ホントかウソか、黄門さまは日本で初めてラーメンを食べた人ということになっています。
その黄門さまゆかりの水戸における有名ラーメン店「すずき」を訪れることにしました。ラーメン博士・佐々木晶教授の『ラーメンを味わいつくす』には、「地元の人を大切にしている店だから物見遊山で行くのはやめよう」と記述されています。読んだときはなんのことかわからなかったのですが、行ってみて氷解しました。小さなお店で、かなり古い建物なのです。
お店は、机が置いてある空間と座敷の空間にわかれていて、それぞれ別々に列をつくっていました。座敷側はこちらの路地に並ぶようになっていました。
ご夫婦お二人でやっているようでした。値段が異様に安いです。並んで待っている人がいるというのに、食べ終わってもずっと席に座り続けているおっさんがいたので、なんだこの人は、と思ったのですが、低価格ゆえおかわりをする人がけっこういるのだということが、その後わかりました。
私は大盛りチャーシューメン(430円)にしました。色の濃い醤油スープに厚めのチャーシューが浮かびます。スープは、色ほどはしょっぱくありません。むしろあっさりしています。
細めの麺は、あまりコシがありませんでした。佐々木教授は「水戸の至宝」と表現しています。私は、価格のわりにはおいしいというぐらいに思ったのですが、いかがでしょうか。
「すずき」は偕楽園へと向かう道沿いにあります。時間がなかったのですが、ちょっとだけでもと思い、偕楽園を瞬間的にのぞいてみました。
名物の梅林も、初夏の葉が繁った状態って、なんか趣がでません。
でも立派な実がついていました。
ゆっくり散策する暇がなかったのが残念でした。
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