テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

北京

2011-05-12 12:17:53 | 中華料理・エスニック料理
 昨日に続いて「北京」へ。



 でも北条の「北京飯店」と比べて、同じ「北京」でも、だいぶ重厚な雰囲気がいたします。



 いよてつ会館の2階にありますが、店内にはじゅうたんが敷きつめられています。ヒマなオバサマ族が好みそうな空間です。



 日替わりの定食(1000円)を注文しました。いよてつのカードで支払うと100円まけてくれます。



 本日の冷菜。鶏肉と野菜類。



 麻婆豆腐。ちょっとピリッとする程度で、あまり辛くありません。しかも、片栗粉でとろみがつけてあってポヨンポヨン。私の好まない型でした。



 鶏肉とセロリの炒めもの。鶏肉が冷菜とかぶっていました。味つけは薄味で、あまり中華を食べているという気がしませんでした。



 中華ハム、きくらげなど。



 炒飯、ふつうのご飯、おかゆから選べるということだったので炒飯にしてみました。どうやら作り置きして、保温器で保存しておいたものらしく、モコモコしていたました。パラパラ感や油感がありません。まあ、このちょっとした量を、注文が入るたびにつくれ、というわけにもいかないのですが。



 スープ。よくも悪くも薄味。



 デザートは杏仁豆腐にいてもらいました。それにコーヒーがつきます。お茶もあるので、延々とこの場でおしゃべりを続けることが可能です。



 900円で文句を言っちゃいけないという世界ですが、味としては本格中華というよりも、かなり日本人向けに調整されたものという印象を持ちました。ちょっと高級感のある空間、日本風の味つけ、少量ずつ何種類も食べられる形態、これらはオバサマ族にうける要素のように思われました。まあ、私のような人間には「北京飯店」の方が口にあうということなのかな。

ラルキー

2011-05-05 06:55:44 | 中華料理・エスニック料理
 パキスタンでビンラディンが殺害されました。それにしても、他国の領土の中に特殊部隊を送り込んで、容疑者をその場で殺してしまうのだから、アメリカという国は荒っぽい国です。パキスタンが話題になったので、「ラルキー」にインド料理を食べにいってみました。



 お約束のパパト(260円)。これをパリパリやりながら、ゆっくりとビールをすすって、カレーが来るのを待つのがならわしです。



 こちらはスペシャルラルキーディナー(2850円)についているトマトスープ。トマトスープといっても、カレーの風味が勝っています。そこにトマトの酸味が加わっている感じ。



 単品で初めて頼んだアクバル・ビリヤニ(1100円)。サフランライスで器をつくって、その中にカレーを入れてあります。「インドの王様が大好き」だったのだそうな。カレーはポークカレーで、辛さは日和って2にしました。これでもおいしいことはおいしいのですが、やっぱりおコメがもっとパラパラしている長粒種だったらな、と思わずにはいられませんでした。ちょっと、べたべたしすぎています。



 エビ、タンドリーチキン、マトンティッカ、チキンティッカ、シークカバブの盛り合わせ。いつも、ここでお腹がふくれてしまいます。



 チキンカレーで、辛さ3。3でも、お店の人に「だいじょうぶですか」と念を押されました。たしかに、辛さ2とは段違いの辛さになります。汗がでます。この香辛料の香りと辛さがたまりません。



 ナン。



 スペシャルラルキーディナーについているチャイです。甘いけれど、かなり生姜がきいていて、本格的なお味。



 「スパイス王国」がヘンな方向にいって、「甘口あり」なんてやっているので、「ラルキー」には本道のインドカレーを守っていってもらわねばなりません。そうでないと、ますます松山の食文化が貧困になってしまいます。インドカレーにおいては、原理主義をつらぬいてほしいですね。

四川飯店(食べチャイナ)

2011-02-23 06:58:59 | 中華料理・エスニック料理
 シャム社長が唯一、顔のきくお店「四川飯店」。ただいま「食べチャイナ」という催し物をやっています。料理が1皿すべて500円で提供されるというものです。シャム社長は、その「食べチャイナ」の1品無料券をもらったと誇らしげにみせたので、いってみることに。



 いってみると、「ただいま満席です」の看板が出ていたのですが、ちょうど空席ができ始めた頃だったようで、窓際の席に案内されました。



 チンジャオロースです。ピーマンのシャキシャキした食感がいいです。



 回肉鍋。街の中華料理屋のものとちがって、豚肉を角材のように切っています。噛むと、脂が出ます。



 カキのピリ辛炒め。カキは衣をつけられていったん揚げられているので、表面がカリっとしています。こういうのも、なかなかいいですね。



 ふと気がつくと、まだ宵の口だというのにお客さんがすべて引けてしまいました。満席だったということは、みんな6時ごろにはやってきていたのであろうか。田舎は夜が早いなあ。



 激辛マーボー丼。あたりまえですが、へんなトロみはありません。冬なのに汗が出ます。



 私は「よしたらどうですか」といったのですが、シャム社長がどうしても食べたいといいはった小籠包。みると、皮がやぶれてスープが外に出ていました。匙状の器具の上にのっていたので、流れ出たスープは、その匙の上にたまってはいるのですが。私が、それみたことか、とシャム社長に文句をいうと、「一品無料券をこれに使ったと思えばいいぞな」と、わかったような、わからないようなことを言いました。



 餡かけ焼きそば。いかにも中華という感じの餡がたっぷりとかかっていました。



 牛肉のピリ辛炒め。



 そして、最後にシャム社長が食べたいといったものが、天津飯。シャム社長は、「天津には天津飯はないんだ」と、誰でも知っている薀蓄を語って悦に入っていました。街の中華料理店の天津飯よりも、玉子がかなり厚く焼かれていました。



 どれでも500円ということだったのですが、500円だと、デザート系が他の料理と比べて割高に感じられたので、注文せずに帰りました。どこまでもセコい2人です。それにしても、他の「四川飯店」の支店でも、天津飯なんていうものを提供しているのであろうか。ちょっと気になりました。「麦酒晩餐」と比べて、どちらがよかったのだろうか。お酒を大量に飲む人は、飲み放題つきの「麦酒晩餐」かなあ。


白魂

2011-02-14 09:07:32 | 中華料理・エスニック料理
 同僚がひさしぶりに「白魂」に行きたいというので、行くことに。前に何かの宴会でいったことがあります。値段が安いだけの
街の中華料理屋という感覚を、そのとき強く持ちました。安くて何の文句があるのか、といわれそうですが、それ以来足を向けることがありませんでした。



 あまり期待もせずにお昼の定食(840円)から、麻婆豆腐を注文しました。でてきた麻婆豆腐を一口食べてみて、びっくり。ちゃんとした麻婆豆腐ではないですか。街の中華料理屋の麻婆豆腐って、辛くなかったり、時には甘味が感じられたりします。そして、なぜか片栗粉でとろみがつけられていて、ぶよんぶよんしているものもよく見かけます。シャム社長は、この片栗粉投入型の麻婆豆腐が好きなので、そういうお客さんのご要望にお応えしているという側面もあるのでしょうが。私の個人的な「「ちゃんとした麻婆豆腐」とは、まず辛くなければならず、それから山椒がつかわれていて食べるとしびれるような感じがあって、片栗粉でとろみなんぞをつけていなくてサラっとした感じのものです。「白魂」の麻婆豆腐は、この条件を充たしておりました。



 こちらは同僚が頼んだエビチリです。鶏から揚げやえび天などは共通です。



 う~む、これならばたまに食べに来てもいいなあ。他の品も試してみる気になってきました。それにしても、なぜ前は「白魂」に廉価店のような感覚を抱いてしまったのだろうか。幹事が宴会料金をケチったのかな。

「白魂」 松山市二番町2-5-3  089-931-8151

エベレストフード

2011-01-28 09:20:57 | 中華料理・エスニック料理
 重信にも進出を果たしたという「エベレストフード」。喜ばしい限りです。ちょっと足が遠のいていたのですが、久しぶりに大街道のお店を訪れてみました。寒いので、香辛料で身体の内部から暖めようという作戦です。



 まずはインドワイン(1890円)で乾杯。赤を飲むのは初めてです。ちょっと燻煙香の味わいを感じるワインでした。



 前菜に羊肉の炒めたもの(598円)を。これは、お酒のお供にちょうどいいです。シコシコした食感と羊肉独特の味と香りがいいです。



 「エベレストフード」にきたらはずせないのが、このモモ(600円)。「ラルキー」とかにはない品なので、ここで食べるしかありません。きょうは、あやまってモモにフォークを突き刺してしまったところ、ピュ―と肉汁が飛び出しました。もったいなかったなあ。朝生田の「豫園」の小龍苞と比べると、皮がかなり厚めなのが特徴です。そのため、けっこうお腹にたまります。



 タンドリーミックスグリル(1690円)。穴の開いた細長い物体はちくわではありません。シシケバブです。その他に、タンドリーチキン、チキンティッカ、エビがそれぞれ2個ずつです。香辛料がきいていて美味。量もちょうどいい感じです。「ラルキー」のタンドリーは、たいらげるのに苦労するんだけど。



 サフランライス(298円)。



 ナン(300円)。バターがきいていて、甘い味がします。



 鳥のひき肉のキーマカレー(840円)です。日本でキーマカレーというと、なぜか汁気がありませんが、こちらはサラサラのカレーの中にひき肉が入っているという具合につくられています。辛さが4段階の中から選べるようになっていました。3にしてみましたが、「ラルキー」よりは辛さが抑え気味のようで、最高段階の辛さ4でよかったと思いました。



 ということで、本日もおいしいネパール料理をたべることができました。松山の飲食業界も、もっと多国籍化がすすんで、いろいろな国の本格的な料理がたのしめるようになってもらいたいものです。