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file .230 Tony FERNANDEZ 【トニー・フェルナンデス】

2007-11-23 | DEF
【ドミニカが生んだ名手】
Tony FERNANDEZ

ドミニカ生まれのフェルナンデスは、
83年、ブルージェイズでメジャーデビュー。
着実に力を付け、85年に161試合に出場し
ショートのレギュラーの座を獲得する。

広い守備範囲と、美しくしなやかな動きで魅せる守備は絶品、
当時を代表する名手の一人として名を馳せ、
86年~89年まで、4年連続のゴールドグラブを受賞した。

86年、打率.310、10本塁打、65打点、25盗塁
87年、打率.322、5本塁打、67打点、32盗塁....と
打撃、走塁面でも非凡な才能を見せつけたフェルナンデスは
攻守に渡ってチームを牽引。
ブルージェイズを2度の地区優勝に導いた。

91年、ロベルト・アロマー、ジョー・カーター、フレッド・マグリフを含む
大型トレードでパドレスに移籍。

93年、メッツを経て、シーズン途中でブルージェイズに復帰、
古巣で打率.306、4本塁打、50打点、15盗塁と活躍。
チームのリーグ優勝に大きく貢献すると、
フィリーズとのワールドシリーズでも打率.333、9打点と大暴れ。
ブルージェイズを2度目の世界一に導く活躍を見せた。

以降は、毎年のようにチームを変え、
ヤンキースや、インディアンズで活躍。

98年に三たびブルージェイズに復帰すると
打率.321、9本塁打、72打点。
9年間到達していなかった打率3割をクリア。
99年も、打率.328、6本塁打、75打点.....と
巧打と勝負強さを見せつけた。

2000年、その巧打をかわれ、
日本のライオンズに入団。
打率.327、11本塁打、74打点と、
看板通りの打撃を披露した。

2001年、ブルワーズ、ブルージェイズの2球団で
打率.293をマークするも、この年限りで現役を引退。
背番号『1』は、ブルージェイズの永久欠番となった。

通算2276安打、92本塁打、844打点、246盗塁、打率288。

同年代に活躍したオジー・スミスの陰に隠れがちではあるが、
メジャー史にその名を残す、屈指の名遊撃手であった。