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file .227 Chris CHAMBLISS 【クリス・チャンブリス】

2007-11-17 | ABC
【歓喜のホームイン】
Chris CHAMBLISS

1970年、インディアンズと契約を交わしたチャンブリスは、
マイナーで首位打者を獲得し、早くも頭角を表す。
71年にメジャーデビューを果たすと、111試合で打率.275、9本塁打、48打点と
まずまずの成績を残し、新人王を獲得。
一塁のレギュラーの座を掴み取る。

74年シーズン途中でヤンキースへ移籍すると、
75年、打率.304、9本塁打、72打点と好打ぶりを発揮。
76年には打率.293、17本塁打、96打点で、シーズンMVP投票でも5位にランクイン、
オールスター出場も果たした。

また、この年はプレーオフでも大活躍、
リーグ優勝をかけたロイヤルズとの対戦では、
5試合で打率.524、2本塁打、8打点の大爆発。
第5戦では、劇的なサヨナラ本塁打を放ち、
スタンドになだれこんだファンに、もみくちゃにされながら歓喜のホームイン。
チームを、実に12年ぶりのリーグ優勝に導いた。

レッズとのワールドシリーズでは0勝4敗と惨敗したが
チャンブリス自身は好調を維持、打率.313をマークした。

その後もヤンキースの主力打者の一人として
勝負強い打撃を披露するチャンブリス。
打率.287、17本塁打、90打点を打った77年も、リーグ優勝に貢献。
ドジャースと戦ったワールドシリーズでは、
優勝を決めた第6戦で殊勲の同点本塁打。
ヤンクスの世界一に大きな役割を果たした。

78年も打率.274、12本塁打、90打点で
チームを2年連続の世界一に導いたチャンブリス。
80年からはブレーブスへ移籍し、
82年に打率.270、20本塁打、86打点でチームの地区優勝に貢献するなど
相変わらずのクラッチヒッターぶりを披露。

86年に代打のスペシャリストとして
打率.311、2本塁打、14打点をマークするも
この年限りで現役を引退した。

通算2109安打、185本塁打、打率.279。

殿堂クラスの大選手では無いが、玄人好みの渋い魅力が光る名選手である。